記事抜粋155
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[1] 結局、豊田章男会長の未来予測が正しかった…アメリカで「日本製ハイブリッド車」が爆発的に売れている理由 (msn.com)
トヨタは「憎たらしいほど」隙が無いんだよ・・・。
ところで、オバマなんだよね、「日本にハイブリッド車はもうつくらせない」とほざいたのは。
「こいつ、馬鹿なんだろうな(笑)。」と思ったけど。
で、今になって慌てて、中国製電池・BEV・太陽光発電パネル排除(笑)。
自分で脅威の原因をつくる(笑)。で、慌てる(笑)。
一貫性も無い(笑)。
前年割れは避けたい。低価格BEVが市場に投入されるまで何とか今の水準を維持してほしい。そのためにはBEVは赤字にはならないが利益は出ない水準で売らせることだ。
補助金出してもいいが、原資は税金だからね・・・。
10%くらいが一つの区切りと予想していた人も少なくないでしょう。だいたい想定内なのだ。次は30%を目指して低価格化を進めることだ。
電池のコストダウンが必要だが、巷で期待されているドライエレクトロード(Maxwellプロセス)がさほどうまくいっていない。正極はPTFEのフィブリル化で対応しようとしているが、マンガン乾電池などでも水に分散したPTFEがバインダとして使われた実績は有り、水の量が少ないから「ほぼドライ」みたいなものではあったものの、完全にドライではなかった。本当にドライでできるのかどうかわからんのである。負極はPTFEが還元分解されてしまうので代わりにポリエチレンの一種がやはりフィブリル化できるバインダの候補として挙がっているが、データを見たことが無い(俺はそもそも球状化天然黒鉛でバインダをフィブリル化できるほどのせん断応力をかけられんのではないかと思う)。代替案は微粒子化したPVDFなどを分散させて熱融着する方法だが、PVDFはもともとNMP中に溶解(ナノ分散)させていたから使えていたような代物、水系バインダのSBRは微粒子分散体だがもちろん溶媒に分散させているから使えるのだ。溶媒に分散させたバインダや導電剤を活物質粒子にあらかじめ付着させて乾燥しておいたものならその後の電極形成は乾燥無しで使えるだろうが(日本で乾燥不要と言っているのはたぶんこれだろう)、乾燥プロセスを無くせてはいないのである。
ま、見込みが無いのではないかと思っている。
ところで、日本のまっとうな電池屋は乾燥時間の短縮という路線でやっていると思うよ。
Vehicle Electrification & Renewable Energy Shift I (2022)でも、ドライエレクトロードやクレイ型に関し、やや遠慮がちに指摘してはいたが、もう少しはっきり言ってやればよかったと今では思っている。結局、はっきり言わなイカンことになったんだから(笑) -- はっきり言ってやった相手は「(車載用とかチョーシにのってましたけど)とりあえず定置型で頑張ります!」と米国では発表(笑)。
そっちもリチウムイオン電池では経済合理性は無いけどな(笑)。せいぜい短周期変動対策+αだ。
定置型にはもっと安い電池が要る。
クレイ型は24Mがやっていて、Maxwellプロセス以外のもう一つのドライエレクトロードも24Mがやっているからややこしいんだが、クレイ型の「御先祖」はMITと24Mがやっていたスラリーベースのレドックスフロー電池だ。ただ、レドックスフローはカソライト/アノライトといった液体活物質でやる分には楽だがスラリー循環させるのは面倒だ。ということでクレイ型になっているんだが、単セル毎の外装が必要になる。こういうのは、隔壁(まあ、セパレータだ。)を設けた桶みたいなもんにスラリーをドボドボ流し込んで、集電棒をぶっ刺して「はい、電池の出来上がりです!」ってできて初めて嬉しいって代物なので、いまいち中途半端なんだね。
俺もずっとTeslaの高級車路線はビジネスとしてアリだと言ってきたが、予想が外れたと言ってる皆さんは高級車市場がどれだけの規模だと思っていたのかね(笑)。
米国金融より、日本のそのへんのスーパーのおっさんの言うことのほうがよほど参考になるわ(笑)。
前回も書いたが、硫化物全固体電池を待たずとも、電解液でも低温対策は取れる。ただし、黒鉛は使えなくなる。いくつかの車種ではこうした対策をとってもいいだろう。コストは上がるが高級車なら別に気にされんだろうし、普及車ならpure BEVを諦めてPHEVにして電池搭載量を減らしてもいい。HEV用の電池は初めからそういう仕様だ。
バイデンの支持者すべてがそれを望んでいるわけではない。そういう連中には不可能な目標だってことはわかっただろう。
バイデンも民主党の中をまとめるのに苦労しているんだよ、一目瞭然だろう。
67%は荒唐無稽な話だが、もう少し伸ばすのは可能かもしれんよ -- 中国製排除で難しくなったが。まあ、今の水準から落とさないようにすることだ。火を消さんこと。
当然の反発だわな・・・。
あまりにも当然だわな・・・。
参考:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
米国にもそういう予想をしていた人はいるよ。一部が「声がデカかった」だけ。今、恥ずかしく思っているでしょう。
とは言え、前年割れは避けたい。低価格BEVが市場に投入されるまで何とか今の水準を維持するためにはBEVは赤字にはならないが利益は出ない水準で売らせることだ。電池も然り。
BYDだって稼いでいるのはPHEVだ。商品毎に利幅を変えるのはアリなんだよ。
米国金融より、日本のそのへんのスーパーのおっさんの言うことのほうがよほど参考になるわ(笑)。
まあ、HEVのほうが効率よく原油消費量削減できるからええけどな:Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
[2] ロシア、原油自主減産で生産削減に重き 貯蔵能力低下など影響か (msn.com)
ま、やむを得ずってとこだな。
ウゼェ、OPECプラス・・・。
まあ、ガスガズラーの米国でHEVが増えれば多少需給は緩和されるだろう。
特に目新しい情報も無いが:ウクライナ戦争3年目の「原油・天然ガス」攻防、欧米は戦火の中東依存でロシアは開発に打撃 | 政策・マーケットラボ | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
中国やインドも当面はロシア産原油・天然ガスのバーゲンを享受できるが、先細りは確実ということ。
中国の原油消費量はそろそろ頭打ちするがインドはこれから増えていく。これを今後、削減/極力抑制していかなければならん。
LNG消費量は両国で増えていく。
米財務省、対ロシア取引の危険性をオーストリアの銀行に警告へ - 記事詳細|Infoseekニュース
半導体も相変わらず香港やカザフスタン経由でロシアに届いているが、金融取引も・・・。
日本の「協力者」はせいぜいアカデミーにいるくらいで、ま、大勢に影響無い(笑)。個人的に煩わしいくらい(笑)。
バイデン米政権は昨年12月、ロシアの制裁逃れを支援している金融機関を処分すると表明。RBIはロシアとの決済を大量に処理しているとされる。モーリス氏は対ロシア取引を巡るRBIへの圧力を強めた格好だ。
スイス金融もそうだったがオーストリア金融も今後縮小していくのではないかと見ている。
バイデン米政権が大規模制裁を発表、第三国経由「抜け道」許さず 中印韓団体に禁輸措置も ウクライナ侵略2年 - 記事詳細|Infoseekニュース
韓国が入っていて驚かれる向きも有るかと思われるが、俺は個人的な体験で意外なほどあちらとの関係が深いのを目の当たりにしている。
日本の「協力者」はせいぜいアカデミーにいるくらいで、ま、大勢に影響無い(笑)。個人的に煩わしいくらい(笑)。
バイデン大統領は23日、ホワイトハウスで行われた各州知事との会合で「米国は頼りになると世界に示さなければならない」と述べ、野党・共和党が抵抗するウクライナ支援に向けた緊急予算案の成立を訴えた。
ロシアは不足する兵器を埋め合わせるため、第三国を通じて取引を行うことで米欧などの制裁を回避している。今回の大規模制裁は、そうした「抜け穴」を塞ぐことが主眼の一つだ。
特に中国については、精密兵器に不可欠な電子部品などの調達先となっているとして、6社が米国内の資産凍結などの制裁対象に、8社が禁輸対象となった。
また、外交的な仲介役としてロシア、ウクライナ両国と良好な関係を保つトルコの16社を、軍事転用可能な民生品の調達などに関与していたアラブ首長国連邦(UAE)の4社も禁輸対象に追加した。
[3] 「UNRWA職員450人以上がハマスなどの戦闘員」 イスラエル軍分析 (msn.com)
1万3,000人の中の450人だから多いとは言えないが、罪の無い1万2,550人にも失職してもらうほかないわ、mulfunctionしてんだから。
これまでもパレスチナへの人道支援を続けてきた日本は、UNRWAを介さないで支援することを決めたが、ハマスに横流しされるのを防ぐことができるんだろうか・・・。
イスラエルに早期にハマスを制圧してもらうことを祈る。そのほうが市民への被害も少なくできるだろう。
その次はイエメンのフーシだ。中東も迷惑してるんだし。
ところで、イスラム系テロリストが支配しようとする地域の経済をまず破壊するってのは常套手段でもあるが、フーシやこれをバックアップするイランがここまで広域にやるとは予想外だった。西側の戦術も今後これに適応させるよう変わるだろう。
[4] 原油先物は続落、中国が経済改革表明も失望感 (msn.com)
まあ、OPECプラスは減産すっけど。
中国の李強首相は全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で読み上げた政府活動報告で、2024年の経済成長率目標を昨年と同じ5%前後に設定。経済発展モデルを「変革」し、過剰生産能力を抑制すると表明した。
まあ、輸出はせなにっちもさっちもいかんけどな。新三様はそろそろメーカーを絞り込まなイカンわな。
ただアナリストらは、今年は新型コロナウイルス禍の影響によるベース効果が寄与した23年と比べて目標達成はより困難で、投資家心理の重しになる可能性があると指摘した。
そうね、戻したところだからね。今度は上乗せせなイカンのだから。
シェールオイル&ガスの埋蔵量は世界有数だしな。国産が増えればグローバルマーケットでの需給緩和に寄与できるでしょう。まあ、期待しときましょうか。
[5] TSMCが日本を「半導体の失われた30年」から救う―台湾メディア (msn.com)
日本の半導体復活とは見ていなくて、「一度捨てざるを得なくなったものだが、またつくらせてはいただけるようになった。感謝、感謝。」くらいのもんだと見ているがな。
まあ、熊本が盛り上がっているだけでもいいや。
まあ、良かった。
実際、台湾の対日貿易はそのせいで赤字だしな(笑)。日本には「最後に残ったものを台湾に持ってかれる」と心配している者もいるんだが(笑)、そこはギブ&テイクだと思ってる。心配するのもわかるんだが、なんか日本人のメンタル萎んじゃったなって感じてさみしいんだよね・・・。品は無かったがエコノミック・アニマルだった時代のほうがまだ頼もしかったし、見てて楽しかったって言うか・・・。
もう、それはええよ(笑)。日本がトップだった頃とは半導体も随分変わった。これだけの進歩を日本が引っ張れたとも思わんよ。米国あっぱれ、台湾あっぱれ、韓国あっぱれだ。
[6] トヨタ EV、HEV、PHEV用バッテリー調達に変化。プライムアースEVエナジー社をトヨタの完全子会社化に (msn.com)
そりゃ市場の変化に応じて柔軟に対応するためだよ。
[7] フジ制作会社『一般の方々と我々は違う』 ネットニュース内の発言が炎上「本音が出すぎでスゴイ」 (msn.com)
テレビ番組ごとのスポンサーはこういったところで確認できるらしいよ:テレビ番組スポンサー表 @ wiki - atwiki(アットウィキ)
[8] 三浦瑠麗が「不同意性交等罪」に異論を唱えたワケ「性暴力と、ワンナイトで大事にしてくれなかったとでは、暴力の度合いが違う」〈性加害疑惑から“正しい性愛”を探る〉 (msn.com)
姉御感、有るな・・・。
──昨今、「週刊文春」の松本人志報道を中心に、権力をもった男性の性愛問題が議論になっています。三浦さんは、松本人志報道についてどう見られていますか?
── "SEX上納システム"のような、女性の意思を尊重しない、男性のホモソーシャル集団の悪い部分が議論になっていますね。
あー、こういう指摘はよく有りますね・・・。
ドMちゃんはどう解釈したらいいんだろう・・・。
犬・猫の「おなか、なでろ!」に近いんかな?とか思ってるけど・・・。
あれ、服従のポーズじゃないからね。「なでろ!」っていう命令ですから・・・。
いや、ホント、なるほどだわ。
──これだけ性愛における権力性の問題が明るみになってくると、権力を持った男性の中には「もう恋愛はするなってことか」と不満を述べる人もいます。そういった意見についてはどう思われますか?
──冒頭で、不同意性交等罪の施行によってセックス・スキャンダルの議論の焦点が変わってきているという話がありました。そもそも不同意性交等罪について、三浦さんはどう思われますか。
──三浦さんは、ご著書の『孤独の意味も、女であることの味わいも』の中で、自身が中学生時代に受けた、集団による性暴力事件についても描かれていますね。
犬・猫とはたしかに無目的な時間を共有できますな・・・。
[9] 商船三井、ポルシェを提訴 「運搬船火災は電池が原因」 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
[10] 熱狂が冷める電気自動車(EV)のミライ「イメージで環境にやさしいとか言ってくれんなよ…」 (msn.com) 山本 一郎 によるストーリー
だから、冷・ま・す・な!(笑)
現状維持しろと言っとるだろうが!(笑)
環境=二酸化炭素排出量はどうでもいいんだよ。原油消費量削減・原油価格適正化が大事。
でも魂の叫びが聞こえてくるので拝聴します。
あ、たいへんですね・・・。
日本はリサイクル義務化には慎重に取り組むだろうけどな。経済性が有ればやってもいいんじゃないって話にとどまっているでしょう、今のところ。
ですね・・・。
魂の叫びだな・・・。
東京上空から環七や環八見たらBEVのほうが環境にいいかもって思うんじゃないの(笑)。
ま、俺はさほど環境は気にしてはいないんだが・・・。
三元系にはこの問題が有るんだよね。LFPのほうが単純なんだよ。
LFPはパーティクルリサイクルも技術的には可能になってるしな。
そして、謎に安い処理業者は、どっかの山中に処理費だけもらってそのまま埋めてバックレてるんじゃないかと心配になります。「山本さん、真面目にやるだけ損だよ」って言われるんですよね。
魂の叫びだな・・・。
試行錯誤して研究開発するしかないじゃんと言われますが、現状の廃棄で得られる引き取り料に見合った工数で捌かないと利益が出ないんですよ。
法律でリサイクル義務化する際には買取価格も検討してもらわんといかんね・・・。
活物質も三元系の仕様はほぼバラバラ、バインダはまあまあそろっているが。電解液に至ってはそれこそ何が入っているかわからんからな・・・。
魂の叫びだな・・・。
今回みたいに声を上げていかなければならんと思います。
魂の叫びだな・・・。
ニッケルは枯渇懸念も有るしね。だからHEVとかにちょっと使うだけでいいんだけど・・・。BEVにはLFPを使うようにさせたいんだけど・・・。
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018)参照。
採掘も精錬も廃棄も滅茶苦茶環境負荷が高いバッテリーを載せている電気自動車が、確かに走ってるところや充電では環境にやさしいからという一点で優れていると言われてもなあ…って感じです。
環境=二酸化炭素排出量はどうでもいいんだよ。原油消費量削減・原油価格適正化が大事。
だからBEV至上主義にたいしても「そーか、そーか、吐いた唾飲まんとけよ。」ってスタンスなの、俺はね。
でも、迷惑してんだもんね、産廃業者・・・。
今でも環七や環八はスゴイよ(笑)。
ですね・・・。
ですね・・・。
まあ、気まぐれに太陽光発電電力を系統に垂れ流されては迷惑だから売電収入を期待してた馬鹿は経済合理性を損なっても蓄電池を買いやがれって感じだけどね(笑)。
ですね・・・。
寒冷地仕様は、少しコストが上がるけど、可能ではあるけどね。
ガソリンを使うエンジンの自動車が良かったのは一日の長があるからとはいえ、電気自動車は抱えるハードルの高さだけでなく、その処理における複雑性や不透明性は群を抜いています。
原油価格が上がってなかったらガソリン車でよかったんだけどね。もう後戻りはできんよ、残念ながら。
米国は元々はそれ前提でやってますよ。オバマなんてそうだったでしょう。
今になって慌てて中国製排除とかやってるけど一貫性が無いなぁって思うわけ。
中国の製造業を利するだけではありません。それも有りますが、大事なのは原油消費量削減・原油価格適正化です。
中国BEV市場は崩壊しません。まあ、PHEV優勢になるかもしれんけど -- これもチョイノリならほぼBEVですし。
手術に成功すれば患者を殺してもかまわないって人は実際いるからね。今はそういう人の声がデカすぎるんだけど。
世界のほとんどはクソ田舎なのでまあ無理ですね。
だから日本のような人口過密国では人口減少がソリューションなんですよ。
そう考えると、私たちがずっと疑問もそれほど持たずに掲げてきたSDGsも、割とご都合主義的な環境対策に突き進み過ぎて面倒なことになってきているのではないかと思う次第でございます。やれやれ。(山本 一郎)
SDGsなんて金融が張り切ってやってるもんですから。金の亡者が環境なんか本気で気にするわけ無いでしょう。
金の亡者であることが必ずしも悪いとは言わんよ。チョーシにのってええ加減なこと言うのが気に食わんだけ。
by T. H.
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[1] Materials/Electronics
[2] Electrochemistry/Transportation/Stationanergy Storage
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
Progresses on Sulfide-Based All Solid-State Li-ion Batteries (2023).
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries 2 (2023).
[3] Power Generation/Consumption
Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control (2020).
Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control 2 (2023).
[4] Life
[5] Life Ver. 2
[6] 経済/民主主義
Published Articles' List (2004-2005, 2008-2011, 2015)
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