記事抜粋165
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[1] ナトリウムイオン電池とプルシアンブルー類似体 大久保將史
シアン化物なんで俺はちょっと気に食わないんだが。
また、ナトリウムデンドライトができた時に怖いから、俺は水系でやってもらいたいと考えているが、そういう取り組みも既に有るので割愛する。
ここに書かれているように「元素戦略プロジェクトの後継」なのでLiを使わず枯渇懸念のまず無いNaを使うってことのほか、Liより枯渇懸念の有るNi(Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).)を使わないってのがキモなわけ。
また「再生可能エネルギー最大導入」とあるように、定置型が主目的になっているわけ。Liイオン電池なんか使っていては金がかかってしゃーないからだね。
10. Y. Lu, L. Wang, J. Cheng, J. B. Goodenough, Chem. Commun. 2012, 48, 6544-6546.
まあ、正極活物質は何から何までGoodenoughですわ。
まあ、こんな材料です。
活物質粒子はサブミクロンサイズの微粒子で、これはLFPなどと同じだが、LFPのほうが炭素被覆してさらに造粒してと使い勝手の良い形にできることと比較するとやや厄介な材料と言えるでしょう。
使われるのはこのへんでしょうね:
[2] 次世代パワー半導体、本命材料「窒化ガリウム」が見えてきた | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
んー、どうだろう?
この話はデバイスよりは単結晶育成の話なんで俺のフィールドじゃないんだけどね。まあ、安くなればBEVに使えるので。
ちなみにSiC基板だと最初から・・・って話ですが(笑)。
縦型の話、一つも出てこんかった(笑)。
通信のほうはまあ・・・そっちはいいのよって感じかな(笑)。
単結晶基板の質ってのは非常に大事なわけ。だからGa2O3でもαよりβだろうなって言ってんの。るつぼが高価でも。
[3] 次世代パワー半導体「窒化ガリウム」の決定打、縦型の実用化なるか | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
まあできるかもしれんけど・・・裏面に放熱用のSiCまたはダイアモンドを貼るの?(笑)
今後、大きくなっていくだろうけど、まだ2インチだ。SiCは既に6または8インチだ。
複数の結晶成長法のいいとこ取り 三菱ケミカルは、大阪大学が「Naフラックス法」で作成したGaN基板を種結晶とし「アモノサーマル法」を使って、高品質・大口径のGaN基板を低コストで量産するための技術開発に取り組んでいる。 Naフラックス法とは、大阪大学と豊田合成のグループが開発している、高品質で大口径のGaN単結晶を成長させることができる技術である。ポイントシード法と呼ぶ、大口径基板上に分散配置した複数の小さい種結晶を個々に育成し、最後に合体させて大きな単結晶を造る新技術が創出されたため、高品質で大口径のGaN基板を作成することが可能になった。一方、アモノサーマル法とは、人工水晶の量産技術として工業的に確立している結晶成長技術を応用した、量産展開が容易なGaN基板の成長法だ。 Naフラックス法、アモノサーマル法ともに高品質な結晶を得られる技術であるが、前者は結晶の成長速度が遅いこと、後者は自前で大口径の種結晶を造れないことが弱みだった。そこで三菱ケミカルは、大口径化に強いNaフラックス法で種結晶を作成、成長速度が速いアモノサーマル法でバルク結晶を造る技術を組み合わせ、両者の長所を“いいとこ取り”してGaN自立基板の本格的な社会実装に挑む(図1)。すでに三菱ケミカルは、Naフラックス法とポイントシード法を併用して作成した直径2インチのGaN結晶を種として、アモノサーマル法でバルク成長させることが可能であることを確認している(図2)。今後は、4インチ、6インチの基板作成に取り組む予定だという。同社は、「2インチ基板を試作した際の感触では、大口径化しても大きな問題は発生しないのではないか」と語っている。
[4] サンケン電気が驚きの世界最先端マイコン、22nm・ReRAM内蔵・RISC-V | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
これはホントに驚きの内容なので。
そういう相乗効果が有りましたか・・・。
日本総崩れの気配が有る中、頑張ってほしいもんです。
[5] パナソニックインダストリーがUL不正40年、日本企業に道を誤らせる「闇」 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
不正40年ってなかなか年季が入ってますな・・・。
Japan as No.1の時代にすでに・・・。
パナソニックインダストリーでUL不正を行っていたのは電子材料事業部だ。同部が生産・販売する成形材料と封止材料、電子回路基板材料のうち、52品番で複数の不正行為が見つかった。
[6] 2023年「4大不祥事」から見えた"日本企業の懸案" 日大、ビッグモーター、ジャニーズ、宝塚… | 災害・事件・裁判 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
劣化もしているが、以前からあった問題が顕在化しているというのが多い。
顧客の迷惑行為には毅然とした対応を 2023年は飲食・食品がらみのトラブルも頻発した。コロナの収束によって外出機会が増えたことで、今年は店舗を起点とする“炎上案件”が目立った。今年の初めに、「スシロー」「くら寿司」「はま寿司」の回転寿司チェーンにおいて相次いで顧客による迷惑行為の動画・画像が拡散、「寿司テロ」と呼ばれるに至った。それにとどまらず、うどん店「資さんうどん」、牛丼店「吉野家」、しゃぶしゃぶ店「しゃぶ葉」、ラーメン屋「ラーメン山岡家」などでも、顧客の迷惑行為が拡散して問題となった。コロナ前は、従業員や店員による、いわゆる「バイトテロ」が目立っていたが、今年の迷惑行為は、顧客によるものが多く見られた。その背景には、一般の人々が気軽に動画を配信するようになったことや、迷惑行為を行ってアクセスを稼いだり人々の注目を集めようとしたりする「迷惑系YouTuber」の影響もあるようだ。顧客による問題行為に対して、企業側が厳しい対応を講じるようになっていることにも注目したい。スシローの運営会社「あきんどスシロー」は、迷惑行為を行った少年に対して損害賠償を求める訴えを提起、「くら寿司」に関しては、警察に被害届を提出、迷惑行為を行った顧客は逮捕されるに至った。これまでは、「企業よりも顧客が偉い」という考え方が一般的で、顧客の行為に対して企業が法的手段を講じることに対しては風当たりも強かった。しかし、最近では企業側を支持する声が優勢となってきている。もはや、企業は顧客の迷惑行為に泣き寝入りする必要もなくなっているし、むしろ毅然とした態度を取るほうが、支持を集める時代に変わってきている。
[12] 米石油企業が原油市場でシェア拡大、OPECプラスの牙城に食い込む (msn.com)
問題は原油価格が下がったときに輸出量を維持できるかだが・・・。
近年はシェールより海底油田のほうが熱い:エクソンvsシェブロン CEOがガイアナの海底油田で異例の応酬 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
参考(2010年とだいぶ古いがコストはこんなもんだ):海底油田の世界的現状
シェールより超大水深のほうが安いってこと。Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018)でも原油採掘コストを比較。
by T. H.
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[1] Materials/Electronics
[2] Electrochemistry/Transportation/Stationanergy Storage
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries (2018).
Progresses on Sulfide-Based All Solid-State Li-ion Batteries (2023).
Electrochemical Impedance Analysis for Li-ion Batteries 2 (2023).
[3] Power Generation/Consumption
Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control (2020).
Electric-Power Generation, Power Consumption, and Thermal Control 2 (2023).
[4] Life
[5] Life Ver. 2
[6] 経済/民主主義
Published Articles' List (2004-2005, 2008-2011, 2015)
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