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牛乳は子牛の飲み物

新人歯科衛生士だった頃、読書家の副所長が、「牛乳は子牛の飲み物で人間の飲むものではない」「カルシウムをとりたいなら、海藻からとればいい」と話していたのが忘れられません。

私は、学校給食で牛乳を飲むことが苦痛でした。
パンと牛乳という組み合わせならまだしも、ご飯に牛乳が合わないと思っていたからです。なぜ、お茶がでてこないのだろう?とずっと疑問でした。

カルシウムをとるために牛乳が最適という考えを刷り込まれていましたが、副所長の話を聞き、妙に腑に落ちました。

牛乳は、戦後に小中学校などの給食に導入されるようになり、戦前の日本人は、野菜や海藻からカルシムをとっていました。

実際、牛乳より、海藻の方がカルシウムが豊富に含まれています。

牛乳100gの中にカルシウム量は110㎎
大根の葉っぱのカルシウム量は260㎎ → 牛乳の2倍以上

切り干し大根:牛乳の5倍
昆布:牛乳の6.5倍
わかめ:牛乳の7倍
ひじき:牛乳の14倍
煮干し:牛乳の22倍

わかめや大根のみそ汁、ひじきの煮物など、和食を食べるとカルシウムをとることができますね。


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