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旅の道連れ選書

旅行いくなら何よみたい?

少し前にnote内を彷徨っていたら出会った、メダカちゃん さんの記事でかなり興味深い本を見つけた。

民俗学をテーマに奇祭を中心に旅をしてらっしゃる方で、旅の記録と読んだ本の紹介を書いている。
民俗学やオカルト好きの私にはたまらんし、なにより写真のアングルが美しい。
写真下手くそストの私が褒めても何の説得力もないが、美しいものを見る目だけはぷくぷくに肥えている。
旅の途中に忘れないよう「写真はアングル」と腕に彫っておきたい。
記事で紹介されていた「タナトノート」が読みたくなったので、Amazonで探したところ中古品しかなく。お届けが最短で10日。
私、出発8日の朝。
すれ違う。

うむ。

自分で選書しよ。


大好きな 前野 ウルド 浩太郎先生の著書
「バッタを倒すぜアフリカで」

ティジャニも表紙にいる😳
高いな?と思ってたら新書の厚みじゃなかった

前作「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。
この本を手に取った時、私は「何者」かになりたい、とずっと考えていた。
だからと言って、いっそ自分も表紙のウルド先生のようにバッタになろうと自暴自棄になっていたわけではない。
文章を書きたいなぁ、とぼんやり思いながら、書くならこのくらいクレイジーなことを書ける人生に頭を突っ込みたいと思ったのだ。

興味のある方はぜひ。
ウルド先生の夢は、虫を愛し、虫に愛される昆虫学者になること。
全身緑色の服を着てバッタの群れに飛び込み、全身で愛を語り合うこと。
最終は「バッタに食べられたい」

ユーモア満載だが、中身はけっこう真面目。
モーリタニアで農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除技術の開発に従事している。
研究費用を稼ぐために本書を執筆し、色んなイベントにも駆け回っているバッタに人生を捧げたクレバーな男の話だ。

私は推し活の最高峰の記録だと思って尊敬し、愛読している。


全私が惚れた 森 博嗣先生の著書
「封印再度 WHO INSIDE」

この話が1番好き

綾野剛と武井咲が主演でドラマ化もした「全てがFになる」の原作S&Mシリーズの一冊。
ミステリーのトリックは古今東西、科学だな?とコナンを観ながら思っていた。
トリックは科学や力学の理数系だが、ミステリー小説自体は文系。
じゃあミステリーは理系読み物?トリックが理系で無いものってあるの?など、重箱の隅を突いていた捻くれた時期に読んでいた。

森先生のミステリーは、ミステリという勿れ。ゴリゴリの理系。どのトリックよりも理系。
ドラマでは綾野剛が演じた犀川先生が好きすぎる。
そして京極夏彦ほどではないが、なかなかの重量級で読み応えは抜群。

あ、乱歩のミステリーは科学じゃないか、愛とか狂気と割と根性とガッツ系な気がする。


大阪からシンガポールまで約6時間。そこからトランジットでインドまで約4時間。
往復の機内と、ホテルは1人部屋だしのんびりと読書をする時間は充分にある。
とか言いながら、絶対バスケ見てる。
今、推しが正念場なんで!

インドは時差もたったの3時間30分ほど。
深夜発でもないので、機内での睡眠は昼寝程度(30分)におさめた方が良さそうだ。

夜に時間があれば映画館で本場のボリウッド映画鑑賞もしたいし、と思うとあんまり読む暇ないかもな。

100円玉より分厚い
トーストみたいだな🍞

こんだけ分厚ければどうにかなるか、君たちに決めた。

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