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見えないものと戯れる

発酵好きな友人の影響で、
発酵に
どっぷりハマった。


わたしは
料理は好きではないのだ。

が、
発酵は好きだ
ということに
突然気づいた。


見えない微生物たちを
適切な環境で管理してやると
微生物たちが
ウキウキと発酵してくる。

身体に悪い微生物たちが
元気になっちゃうと
それはお腹壊しちゃうことになるんだが、
人間と仲良しな微生物たちが
いい仕事すると
食材が美味しくなり
日持ちもしたりする。
これが発酵。

見えないものが、
見えないのに
たしかにそこにいて、
見えないけれども
かわいがってやると
見える(感じる)働きを
しっかりしてくれる。

なんてオモシロイ世界なんだー!!!


こうして発酵にハマったわたしは、
ぬか床や
味噌や醤油や
甘酒やひしおなど、
楽しく作って
絶やさず続けている。

ぬか床は
毎日毎朝混ぜながら
今日の調子はどうだい〜♪
なんて
ぬか床の中の乳酸菌や酪酸菌に
話しかけている。
(心の中でね!)

ひしお(醤油みたいな味噌みたいなやつ)も
時々混ぜながら
おやおやどーした、ご機嫌ななめだねぇーー
なんて話しかけたりしている。
(心の中でね!)

甘酒作りで
米麹を扱いながら
ニホンコウシカビさん我が家へようこそー
なんて
ほっこり嬉しい気分になったりしている。

目には見えない
かわいい微生物たちの
様子を見ながら、
毎日世話して
だいじに育てている。

わたしにとって
発酵は
料理ではなく
飼育なのだな。



そして、
発酵させたものたちは
調味料として
日々の献立にも活かしている。

…と聞くと、
料理好きの、
しかもかなりレベル高めの料理好き、
っぽいでしょ?

でも、
どんなに発酵が好きでも
どんなに発酵調味料を料理にいかしても、
やっぱりわたしは
料理好きにはならなくて、
ひたすらに
見えない微生物たちを
かわいがり育てる
ということが好きなのだった。



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