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座して死を待つのか、動くのか

こんにちは。株式会社アトラエの土屋です。
組織力向上プラットフォーム Wevox で、主にエンジニアを担当しています。

今回は、自分のチームが、事業が、会社が、
勝つためには、目標の達成に近づくためには、
どんな意識や行動が必要で、どんなメンバーが多い方が良いのか、
ということの、個人的な考えを書こうかと思います。

座して死を待つのか、動くのか

まず、タイトルにもしている「座して死を待つ」の意味を見てみます。

死が近づいているというのに、生き延びるための努力を何もしないこと。

出典: コトバンク

少し過激な表現を選びましたが、
今の仕事の中で、いつの間にか、この「座して死を待つ」という状態になっていないか?
そうではなく、何でもいいから、動き始めるべきではないか?
何か動き始めたメンバーが1人でも多い組織の方が、強い組織であり、目標の達成に近づくのは、間違いないのではないか?
というのが、今回の記事で言いたいことです。

誰も正解はわからない

こんなことはありませんか?

・〇〇さんが、この辺は考えてくれているだろう。
・うまくいくかはわからないけど、〇〇さんが言うし、とりあえずこの方針で引き続きやっていこう。
・このまま行くと目標は達成されない気がする…。ただ、自分よりも〇〇さんの方が余程わかってるだろうし、この方針が今のベストなのかな。

疑った方が良いと思います。
正しそうな戦略や、
声が大きい人が発信する方針も、間違っているかもしれない。

そもそも決まった正解なんて存在せず、
解くべき問題も、正解も、自らつくっていかなきゃいけないというルールであるビジネスの中で、今のリーダーがなんとか方向性を見出して進んでいるはずです。もちろん、リーダーも正解はわからない。

頑張るだけになっていないか

こんなことはありませんか?

・目標が達成できるかはわからないけど、とにかく今日のタスクを頑張る!
(・もはや目標のことが頭になく、とにかく目の前のことを頑張っている)

どうでしょうか。
信頼している先輩から「頑張らなくてええから、成果を出してくれ!」と言われ続けて久しいですが、
正直、僕は今でも上記の状態になることは、あります。
実装でハマっていたり、トラブルが発生していたりすると、陥ります。

そうすると、今の方針が良さそうなのかもわからない、座して死を待っている状態なのかどうかもわからない。
これが、良くない状態であることは間違いなさそうです。

ダメかもしれない、とだけ言うこと

こんなことはありませんか?

全体の情報共有のタイミングでちょっと顔を上げて、
ダメかもしれないとは思ったけど、ちゃんと代替案を持って言わないと、
・無知を晒すだけのようで、恥ずかしいな…
・否定するだけのようで、今の戦略を描いた人がムッとするだろうな…
・言うだけ言うは、無責任と思われるかな…
・逆に、論破されてしまいそうだな…

それでも、言った方が良いと思います。
恥ずかしくても、ムッとされようと、無責任に思われようと、論破されようと、ダメかもしれないと気付いた時点でそれを発すること、何か動き出すこと、少しの勇気が要りますが、絶対にやった方が良いと思います。

実は、意外と誰も気づけていないことかもしれない、
情報や経験が少ない自分の視点だからこそ、気づけた観点かもしれない。

そもそも、手なりで達成できるような目標は立てていないはず、今のリーダーだけでは目標は達成できないから1人1人がいるはずなので、
ダメだと気付いたタイミングで声を上げることは、チームにいる時点で発生している責務とも言えると思います。

立派な代替案なんて、なくても良い

上述のように、代替案はなかったとしても声を上げること、何か動くこと。

座して死を待つのではなく、
今いるリーダーを含め誰も正解はわかっていないと言う前提に立ち、
目の前の仕事を頑張るだけに終始せず、
代替案がなくとも、ダメかもしれないと思ったらすぐに声を上げる、
これが、誰もが今からできること、かつ、大事なことだと思っています。

特にアトラエのように、人数が少なく、全員が当事者意識を持って働き全員で前に進んでいく組織においては、非常に重要なことだと思います。

誰かの指示に従って業務しておけばOK、ということはなく、その分1人1人の日々の思考や行動のインパクトや責任は大きく、だからこそ面白い。
だからこそ、皆で知恵を出し合って、目標を達成した時のやりがい・働きがいは、何者にも代え難いと思います。

ここまで書いたようなことを、
自分のチーム、事業、会社、のどのスコープで考えられているか、
本当に自分が日々それを意識して行動できているか、常に頭に置きながら、これからも仕事を楽しんでいきたいと思います。

(そんなアトラエの説明資料です、ご興味あれば是非見てみて下さい。)

補足

今回は、全員が持つべきと思っている意識の面で、"代替案がなかろうと声を上げるべき!" というメッセージを込めましたが、
一方で、代案なき反対意見だけが増えてもカオスを呼び起こし話が進まない、言うだけの評論家が増えても仕方がない、という冷静な議論もあると思っています。
その辺りも理解した上でここまで書いてきたつもりですが、
上記の議論について、下記の記事などは良いバランス感でまとまっているように感じたので、補足として最後に付け加えておきます。

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