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最後の最期まで

お久しぶりの投稿です。

先日、北海道の祖母が亡くなって。12年ぶりに会いに行ってきました。
電話ではちょくちょく話していたから、2週間が過ぎた今もなんだか実感が湧かず。また、ひょっこり電話が鳴りそうで。。

数年前の私だったら、おそらくいつまでもぐずぐずして無気力でいたかもしれない。でも今は…今の私は、ただただ「ばあちゃん、お疲れ様」と呟きながら空を見上げている。
病気と闘い続けた日々、89歳という年齢、色々なことにお疲れ様。そして小さい頃、親代わりになって育ててくれたことに感謝を。ありがとう。

祖母が旅立った夜、見上げた夜空の星。
北海道の空は低くて、星たちがすごく近くに感じた。澄んだ夜の空気は、ひやりとして気持ち良かった。これからはこうして、空を見上げれば祖母と話ができるのかもしれない。今までより、なんだか近くにその存在を感じるから不思議だ。

祖母の口ぐせはいつも「ばあちゃん幸せだぁ」だった。私から見たら決して幸せばかりじゃなかったはずなのに、幸せだと言い切れる祖母が逞しくて素敵だった。


人は最期のとき、何も持っていくことはできない。お金も宝石も、誰かを連れていくことも。

生まれた瞬間から、最後の最期まで一緒にいる「私」というパートナーと共に逝くのだ。

だからこそ、何より自分を大切にし、愛して、信頼していく。
自分を幸せにできるのは、やっぱり自分しかいないのかもしれない。

祖母を見送り、あらためて生と死を考える。

悲しいことじゃない。
生があるから死があって、たえず循環しているのだから。

死と向き合うことは決して怖いことじゃないよ。

やがて訪れるその瞬間まで、私はどれだけ真剣にまっすぐに本気で自分を生きれるか。

それぞれの人生というシナリオは、みんなちゃんと自分で選んできているから。自分で選んだことは忘れちゃってるけどね。

でも、魂はちゃんと憶えているよ。
人生の旅路において、どんな闇に包まれたとしても、それは自分で決めて自分で選んできたプロセス。

思いっきり楽しめたら、魂は大満足だね。

最後の最期まで、最高のわたしを生きていこう。


いつも拙い文章をお読みいただきありがとうございます。

新月前に心の整理ができて良かったです。

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