番外編 モンスターハンター
今のコールセンターというお仕事は、以前話した通り、お客様のお困りごとを解決するのが仕事。
たとえば、操作方法をいちからじゅうまで案内したり、壊れて届いたお品ものの、交換品を手配したり。
たいていみなさん「ありがとう」と笑顔になってくれるから、それはとてもやりがいがあるといえる。
だが、ご存知だろうか。
このコールセンターのオペレーターという仕事、めちゃめちゃ離職率が高いのである。
なぜかって、答えは簡単。
そう、クレーム処理。
これに精神をやられるかたが非常に多く、なんなら月猫は、同僚が電話の最中に泣き出してしまうようなできごとにも、たびたびでくわしている。
幸い月猫は、対応と同時に全ての記憶をリセットできる能力のおかげで、ダメージは最小限におさえられている。
全力で対応して、全力で忘れる。
これがこの仕事をうまくまわす秘訣だと思う。
一日に50本くらいの電話対応をすると、だいたい二、三回はホットな案件に当たる。
(ちなみにみんなは平均20本くらいらしいので、月猫の処理能力はやばいらしい。笑)
わたしはこういったクレーマーととことん話して説得して、最後には怒っていたことすら忘れさせることに、一番のやりがいを感じている。
これぞ、リアルモンスターハンター。
今日はそんなクレーム対応のなかでであった、面白い案件について紹介したい。
ちょっとあまりオープンにできない話題もあったりするので、ここはバリアの意味で有料にしちゃいますw
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