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RUBEDO​/​ALBEDO -Songs for FUJI ROCK FESTIVAL 2019, 2021- 平沢進+会人

スーさんの毎日が忙しいことは知っているが、
ギターアルバムの制作を中心に、
あれやこれやと過ごしていると思いきや、

こういうのを、
「油断していた」と言えばいいのか、
いつの間にか、
こんな素晴らしく楽しい、音源が発表された。

「FUJI ROCK FESTIVALのためのアレンジによるスタジオ音源集」

そんなことを、こっそり録音されていたなんて、
「粋な計らい」にも程がある。

だって、平沢氏とフジロックというのが、
「奇妙奇天烈」「青天の霹靂」過ぎて、
生配信は、
曲のアレンジとか、
そういう、ご本人たちがこだわったであろうことに、
中々、耳も頭も回らず、

「え゛ーーーっ、この曲、あ゛ーーーー」とか、
「ここでこれが、ひぃーーーーー」とか、
そんな状態だったから、

デシタル音源で、
落ち着いて、
歌詞を噛み締めながら、
時折、歌いながら、
気が向くままに聴いていると、

もう、楽しくて楽しくて仕方ない。

「フルへ」が、こんな前奏で始まっていて、
終わり方のティパニー音が堪らんとか、

馴染深い「オランダエレメント」が、
管弦楽の優雅で妖しい響きで様変わりしていて、
さらに打楽器のリズムが、
どうしても、陽気なサンバ風に聞こえてしまう、
こんな頭のイカれた私でも、
平沢氏の叫びで、
どこぞの異空間に吹っ飛びそうになる。(なった)

「Jungle Bed 1​.​5」

に至っては、
こういう歌詞を持ってくるか〜と、
一行目で、トドメを刺された。

"「生きる」の発明者は誰? "

この後に続く言葉も、
強いインパクトを、当然のように携えていて、

スーさん、
忙しくても、
やってることは、緻密で美しい。

それにしても、
あの時は、
「ジャングルベッド」のメロディが鳴っただけで興奮していたが、
こんなことになっていたとは・・・。

これは、驚異のハッピー音源です!! ⇐この締めくくり方はいかがなものか?


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