テレビ見てたらアイドル「FRUITS ZIPPER」が生歌パフォーマンスしてて好感が持てた話
もう長いこと日本のアイドルって
特にテレビでは口パクが多かったし
それが当たり前だと思ってた。
口パクとは
歌声をあらかじめ録音したものを流し
実際には歌わないというもの。
激しいダンスを披露する際、口パクすることにより安定したパフォーマンスを披露できるメリットがあるが、一方でライブ感がないといったデメリットもある。
あとテレビでは放送事故というか
ポップノイズとか急激な音量変化を避けて
出来るだけ綺麗で安定した音声で届けたい!というスタッフサイドの思惑もあるのかも…。
冒頭で日本のアイドルと書いたが
これはテレビの世界での話で
ライブ主体のライブアイドル、いわゆる地下アイドルは今でも生歌が多く聞かれる。
少し大きな事務所付きのアイドルグループになると、被せといって生歌+口パクで綺麗なパフォーマンスをするグループがある。具体的には、ソロ歌唱を生歌にして全体合唱を口パクにすることで、口パクと生歌の良いとこ取りをしていたりするのである。また、口パク音源も綺麗なCD音源を使わずに、わざと口パクのためのライブ感のある歌声を別で録音したりするグループもあり、またパフォーマンス中にスタッフが生歌と音源をリアルタイムでコントロールするグループもあったりする。
しかしそんなグループもテレビに出演したらオール口パクということも多い。テレビなのでライブ感よりも、安心安全を優先するのだろう。
そんな中、
このnoteのタイトルに掲げさせてもらったグループ「FRUITS ZIPPER」は、テレビなのにオール口パクではなく、生歌パフォーマンスだったので驚いたのであった。
テレビでここまで生歌を披露してるグループは昨今のアイドルではなかったのではないか。生歌にすることでとても親近感が湧き、とても印象よく見ることができた。
昔、NHK紅白歌合戦でアイドルの荻野目洋子さんがヘッドセットマイクで激しいダンスをしながら生歌披露してたことがあって、カッコいいー!と思った反面、激しいダンスのためにボフボフと終始呼吸の音が入ってたことがあった。
私もアイドルグループを何組か手がけたことがあり、ヘッドセットマイクで生歌ダンスパフォーマンスをさせたことがある。
しかし実際、
ヘッドセットマイクってダメだね。
ヘッドセットマイクは見た目カッコいいんだけど、歌ってない時の呼吸音がボフボフとどうしても入る。そうすると会場にボフボフと響き渡る。
80年代のスター、マイケルジャクソンは、激しいダンスの時は口パクの時もあると公言していたので、激しいダンスは口パクが正解なのかもしれない。
しかしテレビはどうなんだろう。そこまで激しくないパフォーマンスの際は、ヘッドセットマイクじゃなくて普通のワイヤレスマイクを使って生歌の方が親近感が湧いていいのではないか?多少歌声が不安定でも、ライブ感があって好感が持てる。
テレビで堂々と生歌を披露したフルーツジッパーをみて、そう思った大晦日なのであった。
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