その筋書きは誰も書かない
推しが再び『go viral』した。
高校時代から大学での活躍までをビデオグラファーが短く編集し直して、TikTok、インスタ、YouTube、Facebook…とあらゆるSNSに大量投稿し、ウン百万回の再生回数をたたき出し、推しやビデオグラファーのフォロワー数も1万人以上増えました。
私の推しは、アメリカ南部、アラバマ州の公立高校に通っていた2019年、HBCU(歴史的黒人大学)スタイルマーチングバンドのドラムメジャーパフォーマンスがインフルエンサーによって拡散され、一大センセーションを巻き起こしました。
その後HBCUのアラバマ州立大学に進学しマーチングバンドに参加。バンド内唯一の白人ながらドラムメジャーに就任し、2024年の1月~5月においては、前ヘッドの卒業により、副ヘッドだった推しが遂にヘッドに!というドラマチックな展開を繰り広げています。
もし映画とかドラマとか小説だったとしたら、今回の再注目後の展開として、ついにメインシーズン(秋のアメフトシーズン)において正式にヘッドドラムメジャーに就任し、そのニュースはアメリカ南部中に広がり、あちこちから取材が殺到、華々しい活躍をした後、12月に無事卒業。そしてそれはHBCUマーチングバンド史において伝説となり後世に語り継がれる…という流れが妥当。
願望強めでベタな展開かもしれないけど…ベタ上等! ベタで何が悪い😅
推しと、今回の大量投稿をしたビデオグラファーさんのインスタフォロワーはそれぞれ過去最高数となり、今回のバズ投稿は大成功です。
コメント欄を見ていたところ、「これは次期シーズンにヘッドドラムメジャー就任を予告する投稿なのかも」といった趣旨のものがあり、私は推しの今後の計画を早い段階から聞いていて、そうならないと知っていたにも関わらず期待を膨らませてしまいました…。
そうだよね、ドラマチックな展開としてはやっぱりそうなるよね。
今の状況って、伏線にしか見えないよねぇ~!
こういうコメントが寄せられているのは、推しの心境に変化があり、現地ではそういう流れになっているのかも!と自分に都合よく解釈して、気持ちがザワついてしまいました。
複雑な心情でいた中、カナダ人の推し友さんから久しぶりにDMが来たので何だろう?と思って読んでみると…
「イタリアのヴォーカルトリオの人形を見てみたい」という、理解が追い付かない内容でした(笑)
(私は推しの生誕祭にファッションドールを推し仕様にカスタムしてインスタにメンション投稿し、推しにその人形をプレゼントしたという経緯があります)
にしても…え?… 本当に何なんだ?
推しとこれっぽっちも関連が無いじゃないか!
でも私はこのDMによって勇気出ちゃったんです(笑)
こんな場違いな内容を堂々と送ってくる人もいるのなら…と。
背中を押された私は「改めて来学期の予定を教えてください」と推しにDMしてみました。
現地の真夜中に送ってしまったので読んでもらえるかどうか不安でしたが、数時間後、推しから返信がありました。
それは12月に聞いていたものよりさらに先に進んだものでした。
※この辺りの詳細は改めてnoteに綴る予定です
こんな筋書き、映画やドラマじゃあり得ないから!
そうなんです。これはアメリカ南部のいち学生の話で、それは時にドラマチックかもしれませんが、劇的な展開とはならないのもまた現実なのです。
それに…
推しの人生は推しのもの。
誰かの娯楽のために展開されるものでは無い。
のですよね。これだけ注目を集めても、推しは己の人生を歩むだけ。
世間の騒ぎに浮足立つ事無く、着実に人生を歩んでいる推しの様子は、私に大きな力を与えてくれました。
私も何か変わらなきゃいけない。
前向きな意味でそう思う事ができました。
実際、改めて推しの計画を聞いた私は、とても嬉しい気持ちになりましたから。
今まで自分に言い聞かせるように何度となく言ってきた言葉ではありますが、もう今度こそ私も変わらないといけない時期が来たのだと思います。
推しに恥ずかしくないファンでいたい。
私も歩を進めよう✨
注)お題に参加するために、編集し投稿しています
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