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ケンブリッジ英検CPE合格までの裏話。

今回のnote記事はです、ます調ではない形式で書いていきたいと思う。

3度目の挑戦にして最終目標にしていたケンブリッジ英検CPEに無事合格出来た。

ケンブリッジ英検CPEは知っての通り世の中にある英語試験の中で一番難しく、CEFR C2という位置に君臨している数少ない英語試験だ。(IELTS 8.5〜9.0に相当する)

前回は合格する為に行った勉強法について話したが今回はCPE合格に至るまでの裏話を話していきたい。

①目指そうと思ったきっかけ

そもそもケンブリッジ英検CPEを目指そうと思ったきっかけは学習初期段階からずっと憧れていた森田鉄也先生と神崎正哉先生のブログを読んだことがきっかけだった。

記憶が正しければ当時(2015)は森田鉄也先生が国連英検特A級に合格され、そのブログにケンブリッジ英検CPEは異次元に難しいとおっしゃっていたので私も憧れのモリテツ先生みたいになりたいと考え、目指すことにした。

大学生で英検1級を取り、2021年に国連英検特A級に合格し、そして TOEICも990取れたので遂に最終目標にしていたケンブリッジ英検CPEを目指すことになった。

②2度の辛酸を舐める思いと様々な葛藤。

英検1級、 TOEIC990、そして国連英検特A級も取得し意気揚々としていた私は早速ケンブリッジ英検CPEのサンプル問題に取り組んでみた。

しかしリーディングとリスニングの異次元の難しさ、UoE(Use of English)で問われるコロケーションに思いっきり苦戦を強いられ当時は50%ほどの正答率だった。

そこから学習メニューや学習法のアプローチを思いっきり変えて具体的には大まかに内容を汲み取れば良しとしていた日々インプットする英文を丁寧に読み込み、聞き取るという方法を取ることにした。

それに加えてインプットした英文のあらすじや概要、それに対する自分の意見を英語で説明してみるなどインプットの中にアウトプットを組み込むというアプローチ方法も取ることにした。

ケンブリッジ英検CPEの過去問にも取り組み徐々にCPEの英語にも対応出来るようになり、いよいよ2022年の11月26日、初めてケンブリッジ英検CPEと対峙することとなった。

しかし結果は196/230(200点以上でC2)となりC1判定だった。しかしその日は前日に体調を思いっきり崩してしまい試験当日も不調なまま受験した結果だったので次回へのリベンジを誓うことにした。

そして2回目の挑戦。この年は TOEIC990を連続で取ることもでき英語自体は好調だったように思う。

また多くの方から応援も頂き、特に生徒から貰った手紙には心を動かされた。

彼らの期待を胸に試験会場へ向かった。2023年12月2日、2度目のケンブリッジ英検CPEへの挑戦となった。

感触自体は悪くなかった。しかし結果は前回と同じスコアの196/230となり、またもC2まで一歩及ばずという結果になった。

結果を見て気づいたのだがリーディングでマークミスをしたらしく、それが原因で大量に失点してしまい不合格となった。

2度目の不合格という現実は流石に精神的に応えた。学習への意欲が一気に低下してしまい何も手がつかなくなった時が続いた。

今振り返ってみれば当時の私は焦っていたように思う。学習仲間が国連英検特A級で外務大臣賞を取ったり、プライベートを楽しんでいたりする様子を目の当たりにして、進歩していない自分に不甲斐なさを感じていた。どうにか私も英語で結果を出さねばという気持ちに取り憑かれていたのだ。

また私には人生の目標の一つに地元福岡の英語力向上に貢献したいという目標を掲げている。その為には相応の実力をつけなければならないと考え、20代のうちに英検1級と TOEIC990、国連英検特A級、ケンブリッジ英検CPEを全て取ると誓っていた。当時はCPEだけクリアできず、そこにも不甲斐なさを感じていた。

2度目の不合格を突きつけられた時に一番辛かったのは応援の手紙をくれた生徒を含めた周りへの期待を裏切ってしまったことだった。その影響もありTwitterのアカウントを2週間ほど削除して休むことにした。

③3度目の挑戦、そしてCPE合格

休んでいた2週間の間に英語学習仲間とゆっくり話す機会があったので気持ちを吐露してみた。人生の先輩から色々とアドバイスを頂き、どうにかして前を向くことが出来た。これをきっかけにまたケンブリッジ英検CPEへ向けて頑張ろうという気持ちになった。

しかし3度目の挑戦を前にある事件が起きてしまう。

私が何気に投稿した早稲田大学の英作文に対して誹謗中傷が相次いだ。文法、語法的なミスではなく難単語や複雑な文法を使用することで虚栄に満ちた英文を書いているという内容だった。

海外在住垢やおうち英語界隈からの誹謗中傷が相次ぎ(1日に10件以上DMで誹謗中傷が来ることもあった)前のアカウントを閉じることとなった。

また当時は福岡へ引っ越す準備や仕事の引き継ぎ、生徒指導と忙しく体力的、精神的にも辛くCPEへの準備がままならない状態で3度目のケンブリッジ英検CPEの受験を迎えることになった。(2024年3月2日

しかしいつも以上に肩の力を抜いて試験を受けることが出来た。特にリスニングとスピーキングはこれまでの試験で一番実力を発揮でき、リーディングもライティングも良い感触だった。これはもしかして。。という気持ちになった。

試験から丁度1ヶ月後にケンブリッジ英検CPE合格の通知が携帯に来た。結果は211/230で合格し、しかも全技能CEFR C2で合格という最高の形で締めくくることが出来た。

特にリスニングは225/230とほぼ満点だった。
あれだけリスニングに苦戦していたが一番の成長を感じることが出来たように思う。

④ケンブリッジ英検CPEに合格してから見えた景色

宣言通り無事20代の内に英検1級、TOEIC990、国連英検特A級、ケンブリッジ英検CPEと合格することが出来た。しかし自分の英語はまだまだだと感じる場面は沢山あるので今後は資格試験の枠を超えた英語力を身につけていきたい。

20代は英語学習にほとんどを費やした9年間だった。勿論青春など味わう機会も殆ど無かったし人によっては私のことを「勉強だけの人間」と烙印を押し、つまらない人間だという人もいるだろう。

しかし私はこれらの経験を通して自分に自信が持てた。特にケンブリッジ英検CPEに国内独学のみで合格出来たという事実は私だけでなく他の英語学習仲間の方々にとっても大きな勇気づけになるのではと考えている。

私の次の目標はIELTS8.5を取ることだ。また今福岡で高校生と社会人に英語を教える仕事をしているので30代の内に英語教授法CELTAの取得も視野に入れている。自分の人生の目標を果たすべく今日も積み上げていく。

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