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UPGRADE with TOKYO第35回を開催しました!(結果速報)

1月15日(月)に東京都が運営するスタートアップ支援の拠点「TOKYO UPGRADE SQUARE」にてピッチイベントUPGRADE with TOKYO第35回を開催しました。

【UPGRADE with TOKYO 第35回 開催概要】
開催日:2024年1月15日(月)
会場: TOKYO UPGRADE SQUARE
(新宿区西新宿二丁目6番1号 新宿住友ビル25階)
募集テーマ:『下水道施設における新たな工事出来形確認手法の構築

東京都下水道局では、老朽化した下水道施設のリニューアルや頻発する豪雨への対応を進めるため、様々な工事を実施しています。
下水道工事の完成時には、検査担当職員が現場で、形状や寸法といった出来形を施工管理基準に照らし合わせて確認していますが、高所や狭隘(きょうあい) 、硫化水素など有害なガスが発生する所があるなど、特に安全対策に労力と時間を要しています。
そこで、下水道施設内で人が容易に近づくことの出来ない所において、3D測量や画像認識AI等の活用により、人による確認作業の代替となる、新たな工事出来形の確認※手法を募集しました。

※工事出来形の確認:工事の受注者が契約図面のとおりに構造物を築造しているか、引き渡しを受ける前に発注者が確認する行為

■期待するサービスの例
人が容易に近づくことの出来ない所において、「計測・撮影、映像伝送・表示」を包括的に実施でき、施工管理基準に適合する精度(誤差±20mm以下)での遠隔測量・出来形確認を可能とする技術のアイディア
・3Dスキャナやドローン等を用いて取得したデータをもとに、3Dモデルの作成や設計図面との比較・分析を実施できるサービス
・構造物の写真・動画等のデータを画像認識AIが解析し、出来形検測を実施できるサービス

■その他の要件
・出来形確認の対象は、下水道施設の建物の躯体の寸法を想定しています。
・計測空間に配管などの支障物がある場合があります。
・出来形確認を行う現場には、携帯電話やGPS電波が届きにくく、通信が不安定または不通な場所があります。
・優勝社には、期待するサービスを実証するためのフィールドを提供します。

■実証フィールドとなる地下施設のイメージ

■イベントの様子

優勝は、株式会社Liberaware(https://liberaware.co.jp/)に決まり、「狭小空間専用ドローンと3Dデータ生成技術によるソリューション」というテーマでご提案いただきました。

本ピッチにおける登壇企業は以下の5社となります。

■登壇企業
①APEX株式会社:https://apex.tokyo/
「三次元測量の自動化プラットフォーム」

②nat株式会社:https://www.natincs.com/
「高精度3Dスキャンアプリとドローンを活用した工事出来形確認ソリューション構築」

③CalTa株式会社:https://calta.co.jp/
「デジタルツインを活用した工事出来形確認手法の構築」

④株式会社イクシス:https://www.ixs.co.jp/
「公共インフラの3次元データ作成業務数日本一の会社がお届けする出来形計測サービス「Field DX」のご提案」

⑤株式会社Liberaware:https://liberaware.co.jp/
「狭小空間専用ドローンと3Dデータ生成技術によるソリューション」

過去に開催したイベント情報も公式ウェブサイト(https://upgrade-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/)にて公開しております。

ぜひご覧ください。

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