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反AIラッダイト運動!

作家ソンの模様

先日4月6・7日と作家ソンを実施しました。

ARSというプロ・アマチュアのクリエイターチームによるAIの勉強会のグループを山口哲一さんと立ち上げ、そのチームでヤマハのVX-βというAI技術を使った歌声生成の勉強会をやろうとなり、作家xハッカソン=作家ソンをやりました。

ARSとは?

AI Resonance Society(AIに共鳴する集まり)の略なんですが、そもそもは僕がとあるAIに関するアンケートで、AIへの不満や不安しか選択肢になく、なんじゃこりゃと思ったのでがきっかけ。

僕が生業としている音楽業界ではドラムマシンやサンプラー、録音メディアがアナログからデジタルへの移行したタイミングなどで。僕が実際に経験したことでいうとスタジオにコンピュータを持ち込んだ時に言われた言葉、
「こんなのは音楽じゃない」
をまた聞くことになるのか?!と。

ジミヘンがエレクトリックギターを歪ませたロック、コンピュータが刻む正確無比な音列のテクノなど、新しい技術から生まれる表現は今までもたくさんありました。

新しい技術を根拠なく恐れたり・不安を煽るのはやめて、勉強会をひらいたり情報を共有する場を設けよう。産業革命時に自分たちの職を奪われる事を恐れた職人たちや労働者による機械打ち壊し運動、主導したネッド・ライドの名前にちなんだラッダイト運動を繰り返すのはやめよう、と。
そんな思いで声をかけ始めました。

作家ソンやろう!

山口哲一さんとは10年くらい前に、ミュージシャンとエンジニアをマッチアップさせて行う「ミュージシャンズ・ハッカソン」を10回以上やっていたのですが、その流れを汲んで「作家xハッカソン」=「作家ソン」をやることを決めました。
I wish NAO氏、元SOUL'd OUTのShinnosuke氏をはじめとした実績充分な面々の

プロのクリエイターが仕事ではなく
      新しいツールを使って24時間で作品を作る。

これが思いのほか刺激的でした。作られた作品が素晴らしく、本当に日本人のクリエイターは優秀で発想が柔軟なことを感じることができました。

本来、開発側が想定していなかったラップを実現したり、元の歌データを使ってリミックスを作ったりとクリエイティブが発揮された作品がたくさんありました。
ちなみにダイジェストですが当日の模様はこちら↓

不安・不満を語らずに楽しむ、これが本当に大事なことを確認させてもらった2日間でした。
参加していただいたクリエイター、ヤマハの関係者の皆様、試聴していただいた方々、本当にありがとうございました。

あ〜面白かった。


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