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僕的美麗日記 trois

よく来たな、美容研究家のばーわんちゃんだ。俺はバイブスだけでコスメを買い続けている。何故かって? コスメは俺を裏切らないし、また俺もコスメのことを決して裏切らないからだ。

暑くなってきたし、怖い話でもしよう。こないだ魔女をやっている先輩に呼び出され、表参道のビストロでご飯を食べたんだけどさ、パイセンのダチだっていう強面のヤバそうな雰囲気の人にいきなり

「初めて化粧品を買ったのはいつ?(笑)」

って聞かれたの。怖くない? まさかのブログ読者。まんまと罠にハメられたって訳。お茶を濁そうと『んー、二十歳くらいかな^^』って答えたら「本当は?(怒)」とかガン詰めしてくるし。。

「週に何回くらい美容液使うの?」
『さ…3回くらいです…』
「ふぅん、エッチなんだね」
『ち…違います!乾燥肌なので…』
「へぇ、すぐ欲しくなっちゃうんだ」

そのあともこんな感じでずっと質問攻め。デリカシーがないわ!女の人ってサイテー!と憤慨してたら、仕舞いには「今日の香水なに?」とか言いだして。もうさ、パンツの色聞いてくる変質者と一緒ですよ。あんた初対面の男にブラのサイズ聞かれて素直に答えるんかと。頭の中で流れるスタア誕生、やめて、あたしのこといやらしい目で見ないで。

確かに僕的美麗日記にはあんなことやこんなことまで包み隠さず書いてるけれど、露出プレイ(羞恥プレイ?)であれど誰とでも寝る女じゃあないのよ。あたしの乙女心ほぼCardi B



inisfree olive real body lotion

こんな狂ったブログを読んでいるハードコアなコスメ愛好家の皆さんであれば、イニスフリーのグリーンティーシリーズがエリザベス・アーデンのジェネリックっつーかパクリなのは当然ご存知だと思いますが、この件について調べたら誰も言及していなかったので、もしかすると口に出しちゃいけない暗黙の了解ってヤツなのかも。自分そういうルールとか良くわかんないんで書いちゃいますけど。イニスフリーは他の匂いもサンプリング元があって、あ、やっぱこの話ちょっとヤバい気がするからやめとこ。ごめんね、あたしヒップホップ育ちだから、つい。

グリーンティーの老若男女誰からも嫌われませんよーみたいな香りは、モテって観点からは間違いないのかもしんないけど、そもそもこちとらモテたくてボディークリーム塗ってんじゃねぇんだわ。申し訳ないけど人類モテとかいっちゃん興味ない。まだ雑魚モテで消耗してるの?

グリーンティーだとちょっと甘ったるいし、あたしたちメンズが選ぶべきはオリーブリアル一択! 韓国で買うほうが安いかなーと思ったケチなアタシは現地価格も調べてみたけど誤差の範囲だったので、アイスモンスターの行列を横目にサクッと購入。そもそも300mlで1566円て良心的過ぎひん?

…と思ったんだけどさ、韓国コスメの良いところはサンプルを沢山くれるところじゃん。冷静に考えたら原価いくらよアンタって言うね。ちなみに悪いところはキャンペーンやり過ぎて定価で買うと損した気分になるところ。いやマジ原価いくらよアンタ。ま、ぼったくれるだけぼったくって頂戴!の精神で、そのまま流れるようにお隣のボディショップへ。(原宿の交差点付近)


THE BODY SHOP SHOWER GEL HONEYMANIA

いやー、なんかメッチャ久しぶりにボディショップ行ったわ。ラッシュとかもそうだけどさ、たまに店頭から漂う強烈な甘い匂いに、誘われたあたしはカブトムシ状態になっちゃうことってあるじゃん?ない?

匂いで思い出したけど、香水ムンムンのパワー系お姉さんには二種類いると思ってて、勝手にアメリカ系(イメージとしてはアバクロとかビクシー)とフランス系(こっちはシャネルもしくはゲランね)に分類して、エロスとセクシーの表象にしてるんだけど、わかるっしょ?

ジェントルマン諸君がたまに(たまにじゃない人もいるかもだけど)ブロンドのおっぱいが大きいお姉さんの出演するスケべヴィデオを無性に見たくなってしまう現象がアメリカ系、カツカレーを食べたくなったら最後、もう他の食べ物のことを考えられなくなってしまうのはフランス系って言えばご理解いただけますかね。えーっとなんの話だっけ、そうそう、とにかくすんごい久しぶりにボディショップに行ったのよ、言うまでもなくボディショップはアメリカ系ね、イギリスのブランドだけどさ。

んで、もう店内はポルノショップみたいですんごいの、なんか青山テルマみたいな店員おるし。一応メンズ商品もあるから堂々としてりゃいいんだけど、なんつーの?「セックスは恥ずかしいことじゃありませーん!」て面と向かって言われるような空気感あるじゃん、いやその通りなのかもしんないけど、ロクシタンとかでも(こんな性に解放的でええんやろか…)ってドキドキしちゃう繊細かつ敏感な自分にはボディショップの雰囲気がどうにも気恥ずかしくて。だからと言って「エッチじゃありませんよ、通りすがりの者です」みたいな態度を取るのもダサいから、仕方なく自分すんごいスケベなんですって顔しなくちゃいけなくって。まぁ普段から新宿ルミネのPLAZAいる時はカモフラージュでチェリーコーク探している人の顔真似ずっとしてるのですぐに慣れましたけど。平田オリザとかゴッフマン読んどいて良かった。

ま、そうは言うても私にも理性ってもんがありますからね。どうしてもイチゴとかココナッツみたいな匂いは選べないし、はー我ながらつまんないチョイスーって思いながらハニーマニアにキメ。なんでハチミツかって? 別におかざき真里のセックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがするに影響を受けた訳でも、デュマだかサン=テグジュペリだか忘れたけど、蜂蜜の匂いがする文豪がいて乾く暇がなかったという逸話を思い出した訳でもなく、honeymaniaって意訳したら「あなたに狂ってくる」でしょ? ヤダー、ロマンチストなんだからー、もー!これにするー♡と即決したんですわ。

ってかLUSHと言えば新宿の旗艦店に皆はもう行った? なんかSamsung 787とかHouse of Innovation 000気取りなのが気に食わなかったの俺だけ? 勘違いした帰国子女みたいじゃなかった? え?ケツの穴が小さい? LUSHなんてイオンモールにあるからこそ輝くんちゃうかって思想は差別的? その”なんて”って発言がポリティカルコレクトネス的にNG? おっと、このままだとヤバいから軌道修正。あたし愛川に工場があるところは好きよ。ハーゲンダッツの工場が群馬にあるのと同じくらい。


THREE for MEN Gentling Trial Kit

実は発売当初にも使ったことがあるんだけど、その時はTHREEって選択肢そのものがハッピーで気付かなかった(だってメンズラインなのにスースーさせる改悪とかもなかったし…)アタシが悪いにしても、落ち着いてパッケージを見つめると、あの穢れを知らない純潔さみたいな少女性の象徴がTHREEの魅力なはずなのに、なんだいこのガンメタに覆われ変わり果ててしまった姿は。もろガングロじゃん。いや待て、それならむしろ好ましいような? ハー、好きだったあの子の化粧が濃くなってて100%彼氏できたじゃんてショック受けた中学3年生の夏休み明けの始業日のことを思い出したわ。

THREEって商品ごとの説明文に天然由来成分95%デースとか98%デースってドヤ顔で書いてあるから、ぼんやりしてると真摯な姿勢だな〜て騙されちゃうけど、ワインに一滴の泥水を垂らしたらそりゃもう泥水でしょって話もあるように、原理主義者の人は本当にそれでいいの?って甚だ疑問である。言うたら俺は99%浮気しないよ、みたいな話な訳じゃん、それ全然ダメじゃない? いやまぁ僕はコスメに関してはケミカルOK・浮気OK・ヤリ捨てOKのガバガバマインドだから気にならないんだけどね。。


NOV III Face Lotion EX

従前よりNOVはパッケージがクソ、ラロッシュポゼに見た目の時点で完全敗北していると繰り返し聞かされていて、いやまぁ気持ちは分かるけどそこまで忌み嫌わなくても良くない?故郷の村でも焼かれたんか?と思ってたけど、いざツイッターに写真あげようと他のかわいこちゃん達と撮影してみたら、まー映えないこと映えないこと

コイツがいるだけで全体の調和は崩れ、世界観は消滅。なんのためにレストランにはドレスコードがあるかってーと、雰囲気を崩してくれるなよって話じゃん、まさにNOVは短パンにビーサンで三つ星レストランにやって来た田舎者。これじゃいくらDIでMRが熱心に説明してくれようが、ちょっと業界の自主規制金額オーバーしてない?って弁当を配られようが、現品をモリモリ置いていこうが売れる訳がない。あまりに酷いからBeauty Plusで加工しちゃおうかと思ったもんね。公開処刑も兼ねて紹介の順番はTHREEの後にしました。


阿原 檜木抗敏牙膏

「これは一番美味しい歯磨き粉だから」と言われ台湾土産に貰ったブツ。阿原は旅行終盤のローカル金銭感覚で考えるとファッキン・エクスペンシブだし、パケのスーベニアグッズ感が非日常過ぎてどうにも自分で手を出しにくいから、ギフトで貰えると最高に助かるんスよね。ずっと気分転換用の歯磨き粉(ナニソレ?とか言わないで欲しい)はBULYのを使ってたんだけど、最近のBULYは日本にばっか店があるSupremeみたいなポジションになってしまいアタシ悲しいって話は長くなるからやめとくね。

で、これ口に入れた瞬間「あーこれ昔どっかの焼肉屋で貰った割と美味いガムの味がするわ」って100%なると思うんだけど、それは本質じゃないってか大した問題じゃないので、さっさと歯を磨き終えて口を濯いで欲しい。これ磨いてる瞬間は正直大したことないんだけど、ぐぶぐぶして口の中の水をビエって吐きだし息を吸った瞬間にクルんスよね。これどー説明したらいいかな、百聞は一磨に如かずと言いますか、もうみんなうちに呼ぶから歯だけ磨いて帰って欲しいくらい。これこそヌーベルキュイジーヌ。


Neutrogena Hydro Boost Water Gel

コレはだね、おばあちゃんちの鏡台付近の匂いがもしラグジュアリーになったら…というコンセプトで開発されたっぽい美容ジェルで、使うたびにコレでGOサイン出したプロジェクトリーダーをぶん殴りたくなるんだけど、しばらく使うとアラ不思議、なんだか癖になっちゃう己の潜在的なDV男としての素質を教えてくれるナイスアイテム。そういう意味ではちょっとシャネル的だね。

香港のドラッグストアでパッケージに48時間潤いまくりやで〜って書かれてるのを見て「そんな訳ねえだろ」と思ったあと「いやでも本当だったらどうしよう…」と逡巡して買ったので、もしかしたら人間の二面性に焦点を当てた哲学的な商品なのかもしれない。マルジェラかよ。当然だが潤いは数時間で失せた、世の中そんなに甘くない。


ダメだ、すんごい文字数になったから終わりー。また1ヶ月分しか消化できなかった。。

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