Experiment Athletichs

回線を繋ぐ。グレーの羽根を生やした恋人。器用に弄る図形。羽田まで見送るよなんて言いたくない。仁義なき戦いに用はない。二人きりの陰性。お手柔らかに。関係ないことなど何一つない。永遠のジュヴナイル。墨彩画。その行為がどれほどの苦しみを伴うのかをぼくは彼女に教わった。慈しみ。夜中になんとなく流したBLACK UHURUのCDが最高だった。部屋で踊る。ジャケットのダサさが逆にそそる。南米の風を感じた。滞留するアウトプットが変容する眩い体内で。精神的抑圧の作用。哀愁と影を見に纏うリバーフェニックスの名演の鋭利とユーモア。穴の空いた枯れた向日葵のTシャツ。案外難産だっただろうねとか皮肉を言われる。遅れて入った広場の近くの会場で聴いたラフマニノフのピアノ協奏曲第二番とか。細部まで行き渡る致死率の計算。髪を流す仕草に宿る神秘。切り刻まれた地球儀から溢れ出す光。なだらかな崩壊が生む個人間の容赦ない分断。ぼくらはまた違うエレベーターに乗ったね。スラヴォイ・ジジェクばかり読む痛々しい休日を許してほしい。湖畔に不思議とゆらめくような柔らかく繊細なBen Monderのギター。早朝5時コストコのトラックが通り過ぎる瞬間に切り替わる季節を知った。旋律と震え上がる台所で煙吐いては膝を抱え。滑車回す愛らしいモルモットとそのエコロジーを可愛がる。上下左右の座標軸は壊れた。世界地図に赤いピンを立てていく作業。例え激しくなかったとしても血肉が見えるような音楽が好きだ。道草の過程が宝物でその先は光。華やかな首都のトンネルにおいて秒速で切り替わるゲシュタルト崩壊とサブリミナルが齎す心的倒錯。分厚いハムを切る時の優越感ときらきらとした唾液。ヘルプマークを付けた華奢な病気の天使と散歩中にすれ違う。何度目かの発作を終え。心臓の重さに比例して生活ペースは落ちた。仮説と無限の考察だけを増やす謎が世の中にはあっても良いとぼくは思う。何年か前と同じゲートを今度は無事に通り抜ける。喫煙所。異端の常連。崇高さに関しての論文。偏頭痛のアート。George ClantonのMV。楽勝。家で留守番をする臆病なぼくが着ているパーカーのこととか。何か一つ確かさが欲しい。遅延。論証。ボリュームノブに出来たガリの除去。細部に渡る完璧主義的なeffectの操作。嘲笑われたのは上昇志向が高いが故の自己肯定感の低さだったり。例えば世界に同時多発的に発生する戦場のメリークリスマスのこととか。夜の目はミリ単位で冴えるね。精神的拒絶は抜かり無く。山頂に旗を立てる。部屋から小さく零れるディレイ音。清掃中のプールに撒かれた塩素の匂い。エアコンの温度は23度まで下げてアイスを食べながら戦争のゲームをしてた。商売繁盛の祈願とか一世を風靡する二代目の革新を。色を掻き集めるのが私の仕事。ふさわしい最期を頂戴。銀色の鍋に映る暗躍する肖像。安否不明そして空白の14年。サドを履き違える典型例とか、不変的真理の永続的探究を。無事。針の目に赤い糸を通す。患部はひび割れて灰色に染まった。美的欠損。最近良いことあった?って心配そうに顔を覗き込む。迷宮。守護。仮定系の未来は未知数。ぼくはいつか引っ越しの準備をしよう。不死鳥。夢想を眼前に慎ましく再現するのさ。劇場。ぐちゃぐちゃにしてしまえと私の中の悪魔が騒ぐ。年の瀬の雰囲気が漂いはじめた街は妙に気持ちが良い。栄華。艶やかに服を脱げば寄り添い肌の表層の一部を売る。夜の扱いが上手くなった私は貴女の瞳にどんな風に映るのでしょうか。閉じられた本の中身が気になるお年頃。見えるものだけで全てを決め付ける大人は想像力がないとしか言い様がないとたまに思う。ジブリみたいな雰囲気のある街の外れの店で海鮮グラタンと自家製のジンジャーエールを頂いて少しだけ元気が出た。家の玄関を開けては消えない星の位置を読む。退廃の写真に何故か後光が射すのはよくある話で。人工透析の数値が書かれた手帳。最深部。荒れた街を彷徨うアボリジニから最上級の放送局まで繋がる見えない梯子とか。エルヴィス・プレスリーの泊まった部屋から見た海岸線。公演はきっと秋冬の晴れた日に。吹き抜けの下の食卓で捲るフランス産の4000円もする哲学書にわざわざ付箋を貼る作業は手垢の付かない完璧な存在などいないという惨めな現実を私へと突き付けた。小さな優れた出版社の未来への些細な投資として。軽井沢のコテージでの療養生活を上層部へと要請したくなる日々。静けさのなかにある小さな公団住宅のような音楽。DC9vの電池の山に埋もれて。その消え入りそうな儚さは夜の駐車場脇に出来た渋滞へと流れた。反作用のない安定が欲しい?奉仕。投与。ひっそりと希望に賭すわたしは。LEDによる光合成の可能性。レアな音源をgetしたときの爽快で世界線がずれるあの感じがgood。355mlのレッドブルによるエネルギーの補填をせめて受け入れよう。部屋に置き去りにされた黒いヘアゴムをこれ誰のだっけって人差し指にかけて回す。注意欠陥障害の診断書がどうか下りませんように。美しい数式を求め続けることについて。そしてオールドファッションのドーナツの穴から覗き込む世界は。

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