題名は、私の一番好きな落語の演目。
ケチすぎる人の話。
「ケチと泥棒は金を払ってまで落語を聞かない。」ということで、落語にはケチと盗っ人の話が多いらしい。

でも私も吝嗇な女だと思う。
カレンダーには、お金を使わなかった日に印を付けている。
1円もお金を使わなかった日は何だか自分が誇らしい。ノーマネー記念日だ。
最高でも財布を開くのは週に２回までに留めたい。

基本電子マネーを使う。ポイントも貯まるし、支払いの手間もかからない。
何より、利用履歴が家計簿代わりになって、毎月何にお金を用いたか一目で把握出来るのが便利。

ラテマネー撲滅！
そのために、飲み物は百均で買ったお茶パックに好きなお茶っ葉を移し替える。
ペットボトルの飲み物は買わない。

と言いつつ、毎週ひと袋はお菓子を買っている。仕事から疲れて帰ってきた時の甘いご褒美が無いとやっていけないから。
今、一番お気に入りのお菓子は、不二家の「カントリーマアム チョコまみれ」

これがもう衝撃の美味しさでついつい1日で2個や3個食べてしまう。
甘いものは辞められん。

趣味は、絵を描くこと･ラジオを聴くこと･言葉を綴ること･本を読むこと･彼氏とスイーツ巡りをすること。
以前は野球観戦やフェスに行くこと、旅行、飲みに行くこと、ジム通いが好きだった。(当時お付き合いしていた人の影響)
でも、自分だけの"好き"を見つめ直せば、それらは全く重要ではなかった。
図書館に行って大好きな茨木のり子さんの詩集を眺めたり、家で好きなお茶とともに、近くの和菓子屋さんで買った餡子たっぷりの最中を、「美味しいね」って彼氏と笑い合いながら頬張ったり、一人でじっくりと言葉や絵に向かい合ったり、そんなささやかなことがあれば十分生きていける。
だから、付き合いのお出かけは最低限にしている。

自炊をよくする。
次の週何を食べるか、日曜日に決めてしまう。
買い物する時にも迷いがなくて済む。
必要のない物は買わない。
野菜の皮は基本捨てない。酢漬けにしたり素揚げにして塩をかけたり、スープに入れたりすれば美味しい。そもそも人参やじゃがいもは皮を剥かなくなった。
食材を最大限活用するように心掛けている。
いざと言うときのお助けメニューとして、カレーかシチューを毎週作る。
カレーやシチューは何入れたって間違いなく美味しいし、ワンプレートで満足できる優れもの。
日曜日に作り置きしたものをちょっとずつ食べていく。
1週間で冷蔵庫の中が無くなるように。
次引っ越す時は冷凍スペースが大きい冷蔵庫を買いたい。
作り置きのレパートリーを増やせるから。

無駄のない生活を心から楽しんでいる。
口座を見て、今月も上手に生きられたな、私。なんて自分を褒めてあげたくなる。

若しかすると、節約が1番の趣味なのかもしれない。