見出し画像

健康的な生活が大切と思いつつも、中々できないセルフメディケーション

健康的な生活と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

栄養バランスの良い食生活?

適度な運動習慣?

良質な睡眠を確保すること?

健康について調べると、栄養・運動・睡眠が健康な身体づくりのために大切だと書かれていることが多いです。

しかしながら、わかっているのに、それらを常に網羅した健康的な生活が中々できないの現実です。

だからこそ、セルフメディケーションが大切だと思うのです。

セルフメディケーションという言葉は聞いたことありますか?

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)で定義されています。

私で言えば、日々PMSで悩んでいるからこそ、自身の症状や傾向などをセルフモニタリングすることで、痛みがでそうなときは事前に鎮痛剤を内服したり、イライラや落ち込みがあるときはアロマオイルなどでリフレッシュしたり、PMSが始まるころにメンタル不安定になることを家族にアナウンスして私の当たり散らす心の準備をしてもらったりしています。

さらに、私は、自分自身が健康でいるために、子宮頸がん検診や乳がん検診などのがん検診も定期的に受けています。

また、自分のBMIの高さを危惧して、1日の生活の中で身体を動かす癖をつけようとしています。(癖だけじゃなくて、本当は定期的に有酸素運動や筋トレを行って、自分の理想のBMIに近づけたいができていない……ということについてはまた別の機会に書ければなと。)

私は、レディースクリニック勤務にて、女性の診療の補助やケアなどを行っています。

その中で、もっと早く受診してくれていたら……と思うことは少なくありません。

そんな方達が中々受診できなかった理由は忙しいです。また、産婦人科の待ち時間が長いということで受診が遠のくのも背景にあると思います。

もちろん、忙しくても、待ち時間が長くても、受診する人は受診します。

ただ、だからと言って、受診しない人たちは診れないのだからしょうがないとバッサリ切ってしまうのも私は違うと思うのです。

セルフメディケーションが生活の一部においてほぼ強制的(言い方が強いですが……。)に行うことができればいいのではと日々、妄想しています。

例えば、忙しい人でも食事や買い物はほとんどの人が必ずしていると思うので、スーパーや商業施設の中で受診やがん検診を受ける環境を作ったり、デパコスでもドラコスでもコスメを売っている横で医療従事者による相談コーナーを設けて受診を促したりなどできたら良いなと思います。(医療施設は法律や届出などにより決まっていることが多いので何が必要かはもっと勉強が必要です。)

セルフメディケーションが大事!と言うのは簡単ですが、医療施設では、患者さんから足を踏み入れもらうのを待つしかないのも現実。

だからこそ、いろんな情報を収集したり、セルフケアを少しでも楽しく感じてもらえる仕組みを考えたりして、たくさんの人が少しでも自身のセルフメディケーションを展開していけるよう私は日々邁進しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?