マガジンのカバー画像

月刊「ぶんぶくちゃいなノオト」

メルマガ「「§ 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな」(祭日を除く第1、2,4土曜日配信、なお第2,4土曜日が祝日の月は第3土曜日に追加配信/月ほぼ3回/年始年末は配信お… もっと読む
中華圏の現地でどのような注目の話題があるのか。必ずしも日本とは関係のない、また日本では話題にならな… もっと詳しく
¥800 / 月
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

【ぶんぶくちゃいな】植民地時代から続く「政治風刺」を潰す香港政府と親中派

【ぶんぶくちゃいな】植民地時代から続く「政治風刺」を潰す香港政府と親中派

6月19日、香港の公共放送局「香港電台」(Radio Television Hong Kong、以下「RTHK」)の看板番組の一つ、「頭条新聞」が今クールの最終回を迎えた。

番組名の「頭条新聞」は、「頭条」=「トップ」、「新聞」=「ニュース」、つまり「注目ニュース」という一般名称から来ている。中国のオンラインメディアにも同じ名前のキュレーションサイトがあるが、RTHKのこの番組とはまったく関係な

もっとみる

200623 「現代ビジネス」寄稿:《中国政府が進める香港への「恐怖支配」…狡猾なやり口が見えてきた》

週末必死に書きました。

実は先週半ばに一旦書き上げて、ほぼ配信する準備まで出来ていたところに新華社が国家安全維持法の内容を「かいつまんで」報道。甘い予想もしていた(反省)ところもあり、がっつり構成を変えて書き直しました。

個人的には「くるぞ、やるぞ」の後に「かいつまんで」報道がきた、というのは予想通りであり、中国はいっぱい(自分的には)伏線を敷いたんだろうな、というのがよく見える「公開」の仕方

もっとみる
【ぶんぶくちゃいな】海南自由貿易港プランは香港のライバルなのか

【ぶんぶくちゃいな】海南自由貿易港プランは香港のライバルなのか

中国ではとっくに「新型コロナ」の話題は過去のものになってしまったようだ。

あの政府はもともと、「自分たちにとって都合の悪い話」はさっさと人々にも忘れさせようとするし、また人々もそういう世論動向に慣れきっている。よく言えば「前向き」だし、悪く言えば「喉元すぎれば…」の典型である。

だからこそ、欧米が感染の第二の主戦場となってから「中国からきたウイルス」と言われて、中国はムキになった。そのこと自体

もっとみる

マガジン「香港 ほんこ〜ん」vol.3オープン!

「note」有料マガジンのご購読者の皆さま、そしてマガジン「香港 ほんこ〜ん」vol.1/vol.2 をご購入くださり、1年間読み続けてくださった皆さま、ありがとうございました。Vol.2は2020年5月31日をもちまして更新を終えました。

2020年6月1日から新マガジン「香港 ほんこ〜ん」vol.3をスタートしました。更新期間は2021年5月31日までの1年間、「note」有料マガジンにアッ

もっとみる

【ぶんぶくちゃいな】31年目の「六四」晩会に見た、香港のこれから

2020年6月4日。北京の天安門広場に集まっていた学生たちの中に戦車が突っ込み、銃弾が飛び交ったあの日から31年目を迎えた。

この日の夜、香港では事件発生以来、毎年恒例になっている集会「六四晩会」が行われた。今回は、昨年6月9日に「逃亡犯条例」改訂草案に反対する市民100万人がデモを行って以来、またこの5月の中国政府による「香港版国家安全法」制定発表後初めての「六四晩会」となるだけに、どれほどの

もっとみる