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月刊「ぶんぶくちゃいなノオト」

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2022年6月の記事一覧

220629② 【現代ビジネス】寄稿:いま香港の若者が、つぎつぎに「カフェやベーカリー」をひらいている「深い理由」

220629② 【現代ビジネス】寄稿:いま香港の若者が、つぎつぎに「カフェやベーカリー」をひらいている「深い理由」

春に訪れたとき、街中に立ち込めるおもーいムードの一方で、街角の変化に気づきました。正直、落ち込んでいるかと思いきや、若者たちが元気だったのが、今回書いたカフェやベーカリー、そして工房といった店舗でした。

そこには、「一国二制度」も「民主主義」も「選挙」も現れない。でも、しっかりと主張と香港の歴史が詰まっている。香港返還25周年を前にぜひ読んでいただきたい香港ストーリーです。

いやー、びっくりし

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220629① 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:中国で人気爆発!流暢な英語でエビや農産物を売りまくる元塾講師の切ない事情

220629① 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:中国で人気爆発!流暢な英語でエビや農産物を売りまくる元塾講師の切ない事情

昨年7月に突然発表された「双減政策」。少子化高齢化に悩む中国政府が「産めよ育てよ」を推奨するようになってから数年経ちますが、なんとその影で出生率は減少の一歩をたどっています。結婚率も減少している一方で、親たち世代の言い分は「子どもを育てるのにとにかくお金がかかる、大変過ぎる、もう子どもは要らない」というし。

しからば、ということでなーんと、親たちの関心を得ようと「校外教育すべて禁止」「宿題も禁止

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【ぶんぶくちゃいな】To Die or Not To Die? ジャンボの「命運」と香港新政府

【ぶんぶくちゃいな】To Die or Not To Die? ジャンボの「命運」と香港新政府

7月1日、香港は主権返還から25周年を迎える。

6月25日早朝には、習近平・国家主席が1日に香港の中心部にある香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで行われる返還記念式典に出席すると国営通信社「新華社」が伝えた。この日は返還記念式典に続いて、新行政長官らの就任式が行われ、その場で李家超・次期行政長官とその閣僚たちが国家主席に向かって就任宣誓をすることになっている。

習近平の公式な

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【ぶんぶくちゃいな】中国外交生態系に大異変? 末端人事に見るその予震

【ぶんぶくちゃいな】中国外交生態系に大異変? 末端人事に見るその予震

今週の中国は注目の「大事件」が次々ほぼ同時に起こり、SNSのタイムラインが連日大いに盛り上がった。

まず最初に注目を浴びたのが、「中国NewsClip」でも取り上げた、河北省唐山市で起きた集団暴行事件だ。事件の経過はすでに現場の串焼き店の防犯カメラ映像が公開されて明らかになっているが、もともとのきっかけは店内で女性4人で食事をしていた一人に、隣の席に座っていた男が近づき、彼女の身体を触ったこと。

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220615 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:中国社会に奇妙な「コロナ後遺症」…理不尽な命令、思考停止の蔓延に困惑

220615 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:中国社会に奇妙な「コロナ後遺症」…理不尽な命令、思考停止の蔓延に困惑

2ヶ月もの完全ロックダウンがやっと開け、活動を再開した上海、そしてほぼ同じく各地で展開されていた厳しいコロナ対応が解けつつありますが、その後「ん?」と誰もが感じるヘンテコ対策が続々出現。これは一体…?と人々は困惑しつつも、次第に次の行動に移りつつあります。

記事は公開当日の本日のみ全文無料で読めます。16日からは無料会員登録〜が必要。ぜひ御覧ください。

【ぶんぶくちゃいな】アイドル話だけで終わらないMIRRORのもっと先のお話

【ぶんぶくちゃいな】アイドル話だけで終わらないMIRRORのもっと先のお話

先月末に『香港のアイドル「MIRROR」が、スゴい熱気で迎えられているワケ』という記事を書いたら、あちこちからいつもと違う反響が返ってきてびっくりしている。

まだご覧になっていない方はリンク先を読めばおわかりいただけると思うが、内容はいつものとおり「昨今の香港」事情のご紹介なのだが、いつもわたしの記事を読んでくださる以外の、もっと若い方などからも反響があって驚いた。実は記事で取り上げた、日本の人

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【ぶんぶくちゃいな】33年目の6月4日

【ぶんぶくちゃいな】33年目の6月4日

6月4日、またこの日が巡ってきた。中国にかかわる人間としては忘れることはできない日だ。それに加えて香港にかかわるならば、もっと重要な意味を持つ。3年前から6月は以前に増して香港人にとってさまざまな思いが去来する月になってしまった。

6月4日の天安門事件記念日がすぎると、9日は3年前に逃亡犯条例改定草案に反対する市民100万人が街を練り歩いた日だ。それでも草案の議決を「予定通り行う」と林鄭月娥行政

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