2021年7月の記事一覧
【読んでみましたアジア本】外国人労働者を求め続ける日本が行き着くところは?︰安田峰俊『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』(角川書店)
なかなか刺激的なタイトルの1冊。たぶん、このタイトルだけで「もうお腹いっぱい」になってしまう人も少なくないだろう。だが、それは間違いなく、この挑戦的な言葉遣いがもたらす「衝撃」を狙って敢えてつけられている。
帯の「ルームメイトは逃亡しました」という言葉もまた刺激的だ。実のところ、たしかに本書の中には「ルームメイトは逃亡して姿を消した」というケースが紹介されているけれども、それをまるで週刊誌的に大