見出し画像

ハイクォリティなパイモンのプラモを組むゲームが面白い!

原神のパイモンをプラモデルとして組み立てるファンメイドゲームが非常に面白かったので紹介したい。
本作「Plastic Model」は実際に小さくバラバラなパーツを組み合わせてパイモン(と大きな鍋)を組み立てることができる。
さらにオプションでレイトレーシング対応だ。

プレイするには以下のURLからwindowsで無料DLできる。
https://gamejolt.com/games/PlasticModel/712161

プレイの流れとしてはプラモデル組み立てる工程そのものと全く同じ。
説明書を読んで、パーツの枠(ランナー)からパーツを切り取り、パーツの余分な部分(バリ)をとって、組み合わせていくというシンプルさ。

デカール、塗装などはできないが色分け済みの成型色仕様で、顔とスカーフは印刷済みなので、パーツだけを組み合わせただけ(素組み)でも満足度の高い仕上がりである。
限られた色数に服飾をパーツのはめ込みだけで再現されており、本作のモデリングレベル高さとパイモン自体のキャラクターデザインが洗練されていることを再発見できるだろう。

本作では間違ったパーツのはめ込みが起こらないのでおかしな形になることはない安心設計だ。
パーツを選べないときはバリがまだ残っている場合がある。
うまくはまらないときは違うパーツを選んだり、組み合わせる順序が違ったりしている。焦らず説明書をみるといいだろう。

一方で切り離したパーツは無造作に吹き飛んでいくのでプラモにありがちな、小さなパーツをなくしそうになるヒヤヒヤ感を味わうことができる。
予め別のパーツを何処かに寄せたり、小さいパーツは一気に切り落とさずに先に組み立てたりするなどリアルプラモの攻略がそのまま活かせるだろう。
(余談だが筆者はリアルプラモを組むときタオルやランチョンマットなど布を敷くことでデスクからパーツが転がりおちたり、バリの処分をしやすいように対策している)

最終的に組み立てたパイモンは関節を動かしてポーズを取らせて遊ぶことができる。スカーフが干渉するので肩は上がらないが股関節や足がよく動き、膝の二重関節を両方動かせるので、パイモンの内股を表現できる。

最高の仲間!

またXキーでゲーム内にタイマーを呼び出せるのでタイムアタックもできる。
説明書の順番どおりでなくても正しいパーツ同士を先に組み合わせることができるのでオリジナルの組み立てチャートが作れる。

プレイ時間は1時間ほど。何より直感的な操作でプラモの経験の有無を問わず楽しめる。

総じて小気味よい効果音や組み立て時のエフェクト、美少女プラモ経験者であれば見覚えのあるパーツの再現度など細部へのこだわりを感じられるゲームだ。もしパイモンがコトブキヤあたりで販売されたらこうなるに違いないと思わせる出来栄えである。

最後に操作方法を記載しておこう。
(セーブは自動で行われるので操作不要)

中ボタンクリック:組み立てマニュアルを開く、閉じる。
左クリック:パーツ枠を選ぶ、パーツを切り取る、バリを取る
     パーツを拾う(2つ以上拾うと組み立てモードとなって左ドラッグすると組み立てられる)
左ドラッグ:パーツ枠をスクロールする、落ちてるパーツを移動させる
右クリック:パーツ枠を選ぶモード→落ちてるパーツを選ぶモードを行き来する
右ドラッグ;拾ったパーツを回転させる。
スペースキー:落ちてるパーツを選ぶモード→ポーズモード。ポーズモードでは右ドラッグで関節を動かしたり、左、中ドラッグで移動できる。

Esc長押し:ゲーム終了
R長押し:リセット。パーツはすべてパーツ枠へもどる
Alt + Enter :ウィンドウ、フルスクリーンの切り替え
Q:レイトレーシング切り替え
Z:FPS切り替え(具体的な数値は出ていないが30→60以上ぐらい?)
X:UI切り替え。
  押すたびに「操作説明あり」→「タイマーあり」→「両方なし」になる
M:音楽のオンオフ。音量変更はない様子。


サポートは執筆時のコーヒー代にいたします。