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入口を通り抜けただけで、ワクワクするお店ってあるよね

入口を通り抜けただけでワクワクするお店ってあるよね。ドアをくぐって、視界全部が店内になった瞬間に「やってんやんぜーー!!」みたいな気分になるお店。

この前、乗り換え駅で違う路線に...…と思っていたらまさかの乗り換え路線で運行見送りが起こっていて。帰り道だったし、特に急ぎの用事もなし、あとは家でお風呂入って寝るだけ~だったから、ここで時間を潰すかと思ったんですよ。ちなみに、改札を出て乗り換えるパターンだったから自由はきいた。まあ、これがもし改札内だったとしても、改札内にあるカフェとかベンチで本読んだり、TVer見たりしてたと思う。私なら。

それで近くを散策してたら、駅ビルにロフトが入っていることに気づいた。ちょうど新しいシャーペンを探していたところだったから、「これ幸い」と思ってロフトへ。

ロフトを出たころには、シャーペンも買っていたし、ロフト一押しのスキンケア用品も買っていたし、最近新しいのを買ったからいらないと思っていたリップも買っていたし、ちょっと可愛い付箋と便箋とクリップなんかも買っていて、思った金額じゃない金額をするっとお支払いしていた。完全に脳が停止していた。


遅延しつつも運航再開した電車内での帰り道、「なぜ私は、シャーペンだけだと思って入ったロフトでこんなにも無防備に買ってしまったのか」と考えた。たぶん私は、自分が思っているよりもロフトにテンションがあがるんだと思う。そもそもロフトに売っているものって、大抵100均とか薬局とか本屋さんとか無印良品とかでほとんど済ませられる。別にロフトで買う意味って、さほどない。それに私の最寄り駅にはロフトがないから、そもそもそんなにお店に入る機会だってない。

しかし、だからこそ、楽しんだと思う。黄色に染められた店内で、所狭しと並べられた商品の数々が、どれもきゅるんとした目で私に「買って……」と言っているように見えてしまうのだ。黄色い店内は、一歩足を踏み入れただけで脳内に「ロフト、きたーー!!」と、懐かしき電車男ばりの気持ちにさせてくれるのだ。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。