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写真集13

いつも見ていただき、ありがとうございます。
鯉のぼりの季節になりました。
「雪だ」、「桜だ」と撮影していたのが、つい先日のように感じます。
季節の移り変わりは早いものです(歳をとったからかも)

さて今回の写真集は、人物を被写体にしたものです。
ポートレートやグラビア系です。
私は人物をメインに撮りませんが、家族写真や時々シャッター押してくださいと言われることがあるので、勉強のため(目の保養のため!?)に写真集を見ています。


「eyes」 H.J

1冊目は、H.J氏の「eyes」です。


渡辺さとる氏がプロデュースした写真集です。
渡辺さとる氏の2BChannelで紹介され、初版はあっという間に完売しました。
その後高値で取引されていましたが、増刷されたので購入しました。

写真集は2部作で、一冊目がヨーロッパ(パリ)の恋人たちを撮影したもの、二冊目は、H.J氏の奥様を撮影したものです。
渡辺氏によると、この写真集は、見る(撮影者)だけでなく見つめ返す(奥様)ということで「eyes」というタイトルにしたとのこと。

私は、二冊目のH.J氏の奥様の写真集がとても気に入っています。
好意を寄せている人が近くにいる時の女性の輝きが写し撮られていると思います。
イイ写真ばかりです(^^)


「未来ちゃん」 川島小鳥

2冊目は、川島小鳥氏の「未来ちゃん」です。
表紙のベーコンエッグを食べる姿はインパクトあります。
この表紙を見ただけで欲しくなりました。
ジャケ買いですw

おかっぱ頭に、赤いほっぺ、赤い服と、昔はそういう女の子がいたなぁ。回想の中から飛び出してきたような未来ちゃんがどこか懐かしく感じます。
里山や海で元気よく遊ぶ未来ちゃんの写真なのですが、見ていて楽しく、ほっこりしました。
未来ちゃんはよく泣き、鼻水や鼻ちょうちんの写真も幾つかあり、平成に撮影されたにもかかわらず、昭和の良き時代の写真を見ているような錯覚に陥ります。
普通の生活の一コマなんですが、撮れそうで撮れない(撮らない)シーンを撮れるのは、なかなかスゴイことだと思います。


「BABY BABY」 川島小鳥

3冊目は、川島小鳥氏の「BABY BABY」です。
写真集「未来ちゃん」の帯に「BABY BABY」の事が書かれていたので、古本を手に入れました。

一人の高校生(?)を都内で撮影したと思われる写真集です。
カメラ慣れしていないのか、ほぼ全ての写真が無表情です。
でも、変に作り笑顔の写真よりもリアリティがあると思います。
被写体と正面から向き合って撮っているのが伝わってくる写真で、撮影者との微妙な距離感が絶妙に写っていて、撮影現場はどんな雰囲気だったんだろうって想像してしました。(写真を撮る側の視点ですけどねw)
中高生のデートの時に撮るようなピュアな写真ばかりで、オッサンには撮れないと感じるものでしたw

「山本舞香 サニー/ムーン」 鈴木 心

4冊目は、鈴木 心氏が山本舞香さんを撮影した 「サニー/ムーン」 です。
被写体の名前で売る写真集なので、写真家で選ぶ人は少ないかと思いますが、鈴木心氏が撮った山本舞香さんを見たくて手に入れました。

山本舞香さんは、ドラマにも多数出演している女優で、ファッションモデルです。
沖縄の海という定番の撮影地ですが、興味があったのは写真集後半の鳥取県米子での写真です。山本舞香さんの出身である米子ですが、冬の山陰が撮影の舞台になっています。
冬の日本海側特有の暗い雰囲気がなく、あー、そう撮るのかって勉強になりました。


「吉川 愛 Neroli」 吉田 崇

5冊目は、吉田 崇氏が吉川 愛さんを撮影した 「Neroli」 です。
吉川 愛さんを見たくて購入した写真集です。
2023年に発売された一番新しい写真集です。
吉田 崇氏は、多くのポートレートを撮られており、この写真集でも、吉川 愛さんの魅力を引き出されています。

写真集は、全体が青、白、オレンジのトーンで分かれていて、青トーンの写真は爽やかな雰囲気、白トーンは少しセクシー、オレンジトーンはアダルトな雰囲気になっています。
吉川 愛さんの幾つもある顔と雰囲気を上手くとらえられていて、「吉川 愛 ええわー」って思います。
さすが、吉田 崇氏の作品です。


「吉川 愛 off」 藤本 薫

6冊目は、藤本 薫氏が吉川 愛さんを撮影した 「off」 です。
藤本 薫氏が撮影した場合、吉田 崇氏とどう違うのかが興味深いところでした。

2019年に発売されたもので、先に紹介した「Neroli」の4年前の写真集です。
この類の写真集として、水着や少しセクシーなものもありますが、4年という年齢の違いもあり、その年齢の等身大の雰囲気が印象的でした。
タイトルが「off」ということもあり、休暇を楽しんでいる雰囲気で撮影されています。
「off」と「Neroli」では、吉川 愛さんの目線が違います。
「off」の方が、正面向ってのカメラ目線がありますが、「Neroli」は流し目傾向です。撮影者の意図なのか、4年という歳月のためなんでしょうか。

「吉川 愛 ファースト写真集 i」 Takeo Dec.

6冊目は、Takeo Dec.氏が吉川 愛さんを撮影した ファースト写真集「i」 です。
ここまで来たら、吉川 愛さんの写真集を全てチェックです! <- 単に推しですw
2018年に発売された写真集です。

「i」は、「off」の1年前ですが、「i」に写っている吉川 愛さんは当時JKだったので制服姿です。
Takeo Dec.氏が撮ったからでしょうか、制服姿を差し引いても雰囲気が全然違います。
Takeo Dec.氏といえばグラビア写真の印象があります。そして、ファースト写真集もTakeo Dec.氏の印象があります。
初々しさが印象的な写真集です。


さいごに

今回はこれまで紹介した写真集と違って、女性が被写体の写真でした。
撮影者は、被写体の方々の魅力を引き出されていて、1枚の写真を撮る裏には見えないご苦労があるんだろうなぁと思いながら見てました。
心理的な距離の取り除きや、雰囲気作りなど、風景やスナップを撮る私にとっては想像できない準備や苦労も多くあるのでしょう。
光の入れ方や、雰囲気の出し方はとても勉強になりました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


五老ヶ岳の夜明け(五老スカイタワーと鯉のぼり)


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