武器兵器調達課#81:  「Kh-101」

今回は「Kh-101」について見て行きましょう。

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「Kh-101」: ロシア連邦が開発した長距離巡航ミサイルです。以下の特徴を持っています。

基本情報

  • 開発元:ラドゥガ国家機械製造設計局

  • アメリカ国防総省識別番号:AS-23

  • NATOコードネーム:コディアック

  • 用途:戦略攻撃、戦術攻撃

  • 射程:4,500~5,500km

  • 弾頭重量:通常弾頭1,400kg、核弾頭250kt

  • 速度:マッハ0.7~0.8(約900km/h)

  • 高度:3,000~12,000m

特徴

  • 高い精度:慣性誘導と地形照合誘導システムを組み合わせることで、高い命中精度を実現しています。

  • ステルス性:低レーダー反射技術を採用することで、敵のレーダーに探知されにくくなっています。

  • 亜音速飛行:音速よりも遅い速度で飛行するため、迎撃が困難と言われています。

搭載プラットフォーム

  • Tu-95MS戦略爆撃機

  • Tu-160戦略爆撃機

  • Tu-22M3戦略爆撃機

  • Tu-142海洋哨戒機

運用状況

  • Kh-101は2013年に配備され、シリア内戦やウクライナ侵攻で使用されています。

  • 2022年2月には、ロシア軍がウクライナに対してKh-101を使用したとされています。

その他

  • Kh-101は、アメリカのAGM-86Bクルーズミサイルを参考に開発されたと考えられています。

  • Kh-101の発展型として、Kh-102と呼ばれる核弾頭搭載型のミサイルも開発されています。

Kh-101の価格については、大体1発あたり約1300万ドルとされています。

この値段、どうも納得できないのですが、複数のソースをみても約1300万ドルでした。

つまるところ、高すぎ。

だって、米国製のAGM-86Bクルーズミサイルが1発100万ドルぐらいですよ。


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