今回は「ロシアが分裂することに、日本は喜べない。　それどころか恐らくまずいことが起きるでしょう」の社説です。

皆さん「あのロシアのやろー　分裂しろー」と思っていませんか？

パラレルワールド新聞記者も思っているのですが、少し甘いと考えるのがリアリストの編集長なのでした。

単純なはなしなのですが、そもそもロシア東方はスラブ系でもないロシア人がロシアを構成しているわけで、言葉も、文化も違うので実際どう控えめに見ても分裂してもおかしくありません。

ということで、それらの方が「だけが」モスクワより独立するなら嬉しいことなのですが、世の中そうはいかないと思います。

ここには、中国が登場する可能性が大きいです。

なぜなら、昔、昔「ネルチンスク条約（下記参照）」というのがありまして、そもそも今のロシア領になっている日本海側はサハリン辺りまで、漢民族の領土で、ロシアと条約はかわしたものの取り戻したい地域です。

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ネルチンスク条約は、1689年に清とロシア帝国の間で結ばれた条約です。この条約により、両国はアムール川以北の国境を定め、また、互いに商業取引を行うことが認められました。さらに、清はロシアに対して外交使節を派遣することを認め、ロシアも同様に清に対して使節を派遣することが合意されました。この条約により、清とロシアの間の国境が定められ、両国間の貿易が促進されたことで、両国の関係が改善される契機となりました。また、条約によってアムール川以北の地域がロシアの勢力圏に入ったことで、ロシアの東方進出が一層加速されることになりました。
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とすると、ロシアが弱った今、漢民族としては取り戻したいと思うのが当然の帰結でしょう。

ということは、表面上はロシア支援＆友人を謳いなが裏では東アジア地域の独立（もっとも、この辺りはサハ共和国と違いまとまってはいませんが）を支援し、分離した場合、日本海が中国海になりウラジオストクあたりに軍港、またはミサイル基地が作られる可能性があり、その場合のターゲットは日本になるとおもわれ、ロシア分裂といっても、中国の資金援助（独立最初は、どこでも資金力もなく不安定なため）が援助するからやってみれば～

などで、独立した場合日本にとってはあまり良いとは思えません。

独立でなくとも、中華の支配下に可能性は十分にかんがえられ日本にとっては、皮肉にもロシアでの苦労が無くなっても、もっと酷い苦労をすることになる可能性があります。

実際（個人的にハバロフスクで業務をしたことがあるのですが）冬になるとアムール川が凍るので、ロシア側に渡ってきて、勝手に行商をしています。

あのあたりロシア側６００万人ぐらいしかいないのに、中国側は確か２億人ぐらいなので、いろいろな名目で中国側がアムール川以北を取らなくともビジネスができるだけでも相当なメリットが生まれ、中国がますます力をつけることは明らかです。

とすると、対日本の中国からの軍事圧力が増すでしょう。

というのがパラレルワールド新聞編集長の考えです。

なお、この意見はフィクションです。