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実家の親問題と久住登山(2024.05.07)

体が全然言うこときかない。すぐに布団に吸い寄せられてしまう。

夜、子供たち皆が寝静まって、スマホを見る。兄弟3人で作っているグループLINEがやたら活況を呈していたので、何事かと思ったらファミコン時代のゲーム音楽当てクイズをやっていた。

非常に面白そうだったので、珍しく発言したら、何やら通話が進行中だった。弟二人が通話に入るよう言うので、わざわざ家から出て車の中へ移動して通話に参加した。

そうしたら、案外真面目な話をしていて、ゲーム音楽当てクイズはどうなったのかと思ったらもう終わっていた。話というのは、他でもない父親についての話で、実家に母と二人で暮らしている父親がいよいよ認知症が怪しいので、検査を受けさせたいという内容だった。

その話は実はだいぶ前から母としているのだが、頑固で気難しい父に検査を受けさせるのはとても難しく、母と私はあれこれ考えやってみたのだが、ついに実現する事ができなかった。

しかしいつの間にか二番目の弟(と言ってもいいおっさん。東京近郊在住で独身)が母の相談相手となっている中で、どんどん話にのめりこんでいき、「父に検査を受けさせる」という話が再浮上したのだった。

久しぶりに兄弟3人で話して、父の事とは別に楽しかった。懐かしい話もたくさんした。そして一応父の事についてはこれからどうやっていくか結論のようなものが出た。

その中の一つに、「久住の山に皆で登山しに行く」というのがあった。小学生の頃よく親と一緒に登った久住。特にその登った先、山に囲まれた場所にある「法華院温泉」という場所がみんなとても好きだったのだ。

私は結婚前妻と一緒にそこへ行った。とても良い思い出になっている(あの頃妻はまだとても穏やかな性格だった)。私は子供ができてから、親孝行の一環で両親を連れて久住を登山したいというのがひとつの夢としてあったが、久住へ登山するのはそれなりにハードルが高く、実現できずにいた。

その久住へ皆で登ると言う話は、実はすでに弟たちが両親にしていて、二人は乗り気であるという。うちの長女と次男はまだ小さすぎるので、無理かもしれないが、長男は言っても小学3年生なので、連れていけるかもしれない。

昨年、長年飼っていて、父が溺愛していた猫が他界してしまった。そのせいもあってか、父は急に老け込んだ。母も妙に痩せてしまっている。「実家の両親問題」に私たちがいよいよ直面する番かもしれない。

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