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電子は、なぜ原子核に落ち込まない?

原始は、下図のようになっていると教えられたと思う。
例えば、水素原子。真ん中に、陽子があり、周りを電子が回っているという図だ。


下手な絵だと言うのは、この際無視していただくとして、この図を見て何か変だと思わないだろうか。

電子がマイナスで、陽子はプラス。
それが・・・?

磁石のN極とS極が引き合うように、マイナスの電気とプラスの電気を帯びたものがあれば、引きつけ合うのではないか。

そうだ。それが・・・?
じゃあ、なぜ、電子は、原子核である陽子に引っ付かないで、陽子の周りを回っているのか。

それは・・・・。
太陽の周りを惑星が回っているように、原子核の周りを回る電子には遠心力が働き、それと電気的に引き合う力が釣り合っているからだ。

なるほど。
しかし、電子が原子核(陽子)の周りを回らない場合は?

例えば、水素原子が電離している場合


その後、電子と陽子が結合する場合。
確かに、Aのように、陽子の中心に対して、斜めに近づけば、電子は陽子の周りを回るかもしれない。


しかし、Bのように、陽子に対して垂直に電子が接近した場合は、陽子の周りを回る運動は起こらない。
電子は陽子を直撃することになる。


だが、実際には、くっ付かない。
となると、遠心力が原因ではない。

う〜む、これは一体どうしたことか。
電子と陽子の間に何が起こっているのだろうか。


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