成長した姿を見られる、そう信じて。

 ガイアメンテが、東スポ杯2歳に出走する。残念ながら、その鞍上に、武豊はいない。ガイアメンテ×武豊。このコンビが、好きだ。新馬戦のレース後のユタカスマイル。最高だった。ただ、ご存知の通り秋天の日の平場のレースでの負傷により、乗り替わりとなった。マーカンドと聞いた時、正直言ってダメなんじゃないかと思い、現地観戦を取り止めることを、決めた。
しかし、ガイアメンテの最終追い切りを見て、変わった。陣営と、ガイアメンテ自身の頑張っている姿勢が伝わってきた。絶対テンション上がらないとは言えないけれど、テンションが上がらない方に賭けるだけの価値のある、調教だった。

先週のマーカンドの騎乗は、良くなかった。僕の好きなタイプの追い方をする騎手ではないし、折り合わせる能力が高いかと言われると、疑問符がつく。ただ、去年、府中では8勝を挙げている。初めてだった京都よりは、期待できる。確かに、ガイアメンテがテンションを上げ過ぎずにレースに臨み、マーカンドが折り合わせることは、簡単なことじゃないかもしれない。ただ、それでも、陣営と、彼、ガイアメンテ自身が頑張っていることが、報われる方に賭けたいと、僕は思った。だから、東京まで、来た。彼がベストパフォーマンスを発揮する、その可能性に賭けた。トビの大きい彼が、府中で躍動する姿を、僕は見たい。必ずとは、言えない。でも、きっと。彼なら、やってくれる。そう、信じている。

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