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(訳)Mili - Rubber Human

『ラバー製人間』

仮に私がロボットになれるならば
ロボットになってアナタの涙は全部ゴミ箱に捨てますね
そうだ私はエッグプラントになりますよ
アナタの話を聴きますね他の誰が耳を貸さないときも

私を引き伸ばしてください
ぐにゃぐにゃのログに巻き込んで
コマ切れにしてください
そうすれば私の履歴は解らないですから

仮に私がお花になれるならば
お花になってアナタの砂漠をお庭に変えますね
そうだ私は子猫になりますよ
ゴロゴロ鳴いてアナタを目覚めさせますね他の誰の声が届かなくても

アナタは私に伝えてくれました、僕はキミの全てだよと
でもいまの私たちにもう何も残ってはいません
私たちはまだアンドゥできるように私には思えるのです
もちろんリドゥもできると
それがホントウだと、信じてほしいのです
私が常時起動できているのはアナタへの愛故なのですから

私をミックスしてください
ふにゃふにゃの電気羊と同じフォルダに入れて
細かく千切ってください
そうすれば私の実際の形式は解らないですから

仮に私が人間になれるならば
今の私よりもっともっと良い人間になりますね
そうです私は人間になりますよ
もっと良い人間に
どんなに希っていることでしょう私たちがまたお互いに愛し合えることを

(Photo by Alexander Sinn on Unsplash)

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