behringerのCRAVEを手に入れた

 ひょんなことからベリンガーのCRAVEを手に入れる機会をいただいた。ご縁をいただいた方には感謝。圧倒的感謝。

 じゃーん!

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 さて、ちまたで話題沸騰中のベリシンセの中でも、一際注目株である、このCRAVE。Deepmind、Neutronに続き、ベリンガーのオリジナルシンセである。craveとは「切望」の意。なんとも大層なネーミングであるが、それだけ気合十分ということ。これ、なんと日本円で2万円ちょいで買えてしまうのだ。マジモンのアナログシンセが、2万円である。

 その驚きの性能たるや。まるまるコピペで申し訳ないが、

・Prophet5※でも採用されているVCOを備えた非常にファットな音をクリエイトするアナログシンセサイザー
・オーセンティックなVCO、VCF、VCAによる純粋なアナログ信号回路
・究極のサウンド実現のためのパルスおよびノコギリ波出力を備えたオシレータ
・ビンテージMoog※シンセサイザーでも採用されている24dBラダーフィルターとレゾナンス機能により、伝説的なサウンドパフォーマンスを実現
・サウンドメイクを強化する、切替え可能なローパス/ハイパスフィルターモード
・64パターンをセーブできる32ステップシーケンサー
・幅広いパターンを備えた高度なアルペジエーター
・専用に開発された完全アナログの三角波/矩形波LFO
・16ボイスポリチェーンにより、複数のシンセサイザーを組み合わせて最大同時発音数16を実現
・デフォルトのルーティングを備えたセミ・モジュラー構造により、パッチング不要で即座に演奏可能
・18 x 14 I / Oマトリックスパッチオプションが非常に自由で幅広いサウンドメイクを実現
・47個の操作子により、すべての重要なパラメーターに直接リアルタイムでアクセス可能
・MIDIチャンネルと音声優先の選択が可能なUSB / MIDIを実装

 ……Mother32なんだよなぁ(笑)。
 まぁでも、オシレーターは3340 VCOってことで、Mother32とは違うのかな? すみません、メカ関係には疎いというか、Mother32のチップがなんなのか知らないです。誰か教えてください。MemorymoogがCEM3340なのは知っているけど……。一応、Crave側はProphet 5と書いてはいるからパクリではない……ということにしておこう(笑)。

 このCrave、価格ももちろん魅力的なのだが、最大の魅力は、やはりパッチポイントの存在だろう。腐ってもモジュラー使いの端くれである優碧さまとしては、見過ごすわけにはなるまい。
 あえて触れるまでもないとは思うが、似たような見た目の薄型テーブルトップ型のセミモジュラーシンセとしては、MakeNoise社の0-Coastがある。が、あれは全くの別物である。Craveは完全に東。減算方式である。どちらかというと、有名どころではDoepferのDarkEnergyに近い。が、DarkEnergyにはシーケンサーなどという代物は付いていない。
 DarkEnergyも0-Coastも、結構良い値段がする。Craveが2~3台買えてしまう。それでも、いままでは破格だったのである。特に0-Coastなんかは機能的にもだいぶ頑張っているし、唯一無二の存在であるから、買っても絶対に損はしないと思う。でも、やっぱり高いと思う。モジュラーシンセのモジュール単体がどれもこれも高いから、感覚が麻痺してしまうんだよな。

 話が逸れたが、Crave、素直に良い音だと思う。まだ全然いじれていないのだが、単体でも十分使える。音源サンプルでも用意できればよかったのだが、ちと今は暇がない。ディレイが付いていたら文句なしだったんだけど、まぁ、それだったらNeutronを使えということか。変にエフェクトを乗せてサイズが増すより、よっぽど良かったと思う。操作がしやすく、かつ、コンパクト。絶妙なバランスだと思う。パッチポイントについても、変にユーロラック互換にしなかったためか(Mother32……)、非常に整頓されており、使い勝手がよい。

↓クソの役にも立たない片手スマホ動画でよければ、ここでいじっています。
https://twitter.com/i/status/1233046244798291968

 個人的なモジュラーシンセの用途としては、やはり制作仕事、中でも劇版制作での使用が専らのメインである。劇版制作という自由度の中でのモジュラーの自由度は、優碧さま的には、いまや無くてはならない存在である。まぁ、モジュラー自体が必要とされない仕事が大半なのだが(笑)。歌モノの中でももちろん多用はするが、やはり、まだまだフツーのシンセとしての用途に甘んじている。モジュラーならではの使い方は、まだまだ研究が必要である。
 いずれは、マシンライブなんかもやれるようになりたいなと思う。そういった意味では、このようなモジュラーとの親和性の高いスタンドアロンシンセを持っておくことには、大きな意味がある。

 behringer Crave、手に入れてよかったと思う。見た目も大変好みである。操作子/外観共に重量感もあり、なんというか、高級感がある。思い返してみれば、テーブルトップ型のシンセとは、今まであまり縁がなかった。やはり、場所をとらなくて便利である。本当に、どこにでもおいて置けるノリである。実機単体でも使えるし、モジュラーで拡張もできる。これを期に、リズムマシンなんかも集めたくなってしまいそうである。ズブズブにならないように気をつけなければ。


 ここまで褒めちぎっているが、一件。各所で散々言われていることだが、保障関係のアレコレがめんどくさすぎる。日本の代理店って、こんなんばっかり。というか、せめてマニュアルくらい用意しろよと。クイックガイドにしたって、翻訳途中。何もかもが中途半端。サウンドハウス時代のサポートが良心的だっただけに、なおのこと際立つ。


 ……まぁ、Mother32のマニュアルのセッティング例が丸々使えるんだけどね(白目)。
 おわり。

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