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パリのクリスマスとドバイのカウントダウンとニューイヤー~MY JOURNEY⑩~

2023年12月23日~2024年1月4日の約2週間。留学帰りの息子とパリで待ち合わせ、娘と3人で旅をした記録です。
 旅行が趣味ではありますが、普段はホテルと飛行機は旅行代理店へお願いするパターン(現地で何か緊急事態が起こった時に頼れる旅行代理店のデスクがあった方が安心ということが理由)ですが、今回、娘と私は日本から、息子はパリからの旅行となるため、パッケージだと割高になることから、初めて飛行機、ホテルなど、すべて自分で予約するという計画を立てました。ロシア上空が飛行できない今、北回り直行便で行ってもパリまでは15時間近くかかることから、南回りでストップオーバーを使って、パリだけでなくドバイも旅しちゃおうというという今回の旅がどなたかの旅の参考になればと思い、記事にしています。

ドバイ2日目 大晦日 デザートサファリ

 年末年始の過ごし方は国によって違います。日本は大晦日から元旦にかけて、お店も閉まり、正月ムード一色になりますが、ドバイは違います。そんなことを知らない私たちは、大晦日&元旦に観光難民にならないようにと、予定をしっかり決めていました。

 午前中はホテルのバルコニーで海を眺めながらゴロゴロ、そして午後から夜にかけて、『デザートサファリ』のプライベートツアーへ参加。デザート=砂漠ツアーです。私も子どもも車酔いをするので、グループツアーは難しいと判断。砂漠走行の時にスピード調整ができるプライベートツアーを選択したのですが、これが正解。ホテル前で待っていると、アラブの民族衣装をきたドライバー兼ガイドが到着。パキスタン出身、ドバイには20年近くいらっしゃるベテランさん。ドバイの方は仕事中もスマホで会話をするのが当たり前のようで、運転中も家族や友人とイヤホンでひっきりなしに話をしています。

 街を抜けて30分も走れば、少しずつ砂漠が見え始めてきます。最初にとまったのは、デザート四輪バイク。ツアー料金に含まれておらず、急に降ろされた時には???でしたが、目の前に広がる砂漠の上を四輪バイクで走ることができるのはなんとも魅力。一番安いバイクでも、20分、一人7000円ほど。×3なので2万1000円。痛い出費ではあるものの、既にパリから金銭感覚が麻痺している、そして子どもたちとこんな経験は二度とできないと思えば、乗らないということはありません。私たちが着いた時は、まだ他のツアー客はほとんどいなかったので、猛スピードで砂漠を疾走。砂を巻き上げながら、大地の上を走る!爽快な気分を味わうことができました。私たちが乗り終えるころには混雑が始まり、あまりスピードが出せない状態となっていたようで、一足先に体験できたのはプライベートツアーならではのもの。

 しかし、一向に出発しようとしないガイド。理由を聞けば、他のお客様を待っているとのこと。いやいやプライベートツアーなんだから、なぜ他のお客様?と思い、今すぐ出発してほしいと伝えました。海外では主張すべきことははっきり言わないと相手には伝わりません。やっぱり英語って必要。

 次に到着したのは、ラクダの家?こちらもコースには入っていないはずなのですが、ラクダが飼育されているところで記念撮影。しかし、ラクダはSARSなど、呼吸器疾患となるウィルスを保有しているので、ラクダにむやみにさわったり、何よりラクダの唾液は絶対に触れてはなりません。ラクダにぺろぺろしてもらうことはないにしても、ラクダのくしゃみがかかるということがあるらしく、かなり警戒。記念撮影も落ち着きません。しかしアップで見るラクダさんは本当にキュートでした♡

 そしていよいよデザートサファリ!タイヤの空気圧を低くして、四輪駆動の車で砂漠を疾走!もう笑いが止まりません。窓の外は砂だらけ。道はまったくなく、段差もなんのその、ひたすら右に左に走り、シートベルトをしていても体が浮き上がります。広大な砂漠の道をどう覚えているのか不思議でなりませんでした。これは安全のためか、車何台かが連なって走ります。途中、写真を撮るところで、娘が他の車に乗っていたフィリンピンからのお嬢さんたちと仲良くなっておしゃべりに華が咲いていたことに、娘の成長を感じました。

 日も暮れかかった頃、キャンプサイトへ到着。そこでは、BBQディナー&ショーを観る他、ラクダのり、サンドバギー、水たばこ、ヘナタトゥ―が自由に体験できます。ラクダのりは、30秒もないくらいあっという間、さらに2頭つなげてなので、まったく乗った気はしません。ここのラクダさんはきちんとマスクをしているので安心です。

 サンドバギーは何をどうやっても進まず、すぐに諦め。水たばこはかなり怪しい感じですが、チョコレートの風味がしてなかなかおいしい。そして2週間は持つというヘナタトゥーはあっという間に描いてくれるのですが、描いてもらってすぐに後悔。長袖を着ても出てしまうところに描かれてしまった娘は帰国3日後にバイトがあることを思い出し、速攻、トイレでガシガシ落としていました。娘は、ホテルのパティスリーでバイトをしているので、ヘナとはいえ、タトゥーはまずいということです。

この手は私

 夕食はBBQといっても、焼きあがったものを取りに行くスタイル。お肉を思いっきり食べて、ベリーダンスショー、ファイヤーショーを観て、あっという間にドバイへ戻る時間です。

 大晦日のドバイは大変な人混み。街の中心部は大渋滞なので、ツアー会社からはホテルまでの送迎は無理かもと言われていましたが、私たちが泊まるリヴィエラホテルは街の中心部から少し離れているので、送迎OKとのこと。ホテルへ戻ると21:00頃。ホテル前の海沿いの広場はあちこちで踊っている人、歌っている人、そして年越しを海上で過ごす人の乗船が始まっていて、すごい賑わい。海風にあたりながら散歩をして、ドバイのカウントダウンを待ちました。

 2024年の幕開け。ドバイの街、見えるだけで6か所から次々にあがる花火。遠くに見えるブルジュハリファも光っています。なんと華やかで賑やかな年越しでしょう! 中東。すぐ近くのガザでは多くの方が困難に直面しているのに…今年こそは平和な年になりますようにと、心の中で祈りました。
~次回へ続く~

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