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「生口島」 は 『夢の島』 だった

夢叶大学【ユメカナ】0期生のTeikoです。
今日は、夢叶大学の卒業旅行について、お話ししたいと思います。

1月6日、夢叶大学【ユメカナ】の卒業式。
任された生徒代表の答辞も無事読み上げ、これでユメカナも終わりかぁ、
と感無量の余韻に浸る。

いや、待て。
まだ終わっていない。
もう一つ、大きな任務があるじゃないか。
ユメカナ卒業旅行が・・・

「みんなと卒業旅行に行きたい」
それは、半ば勢いで飛び込んだ夢叶大学でなかなか居場所を見つけられず、必ずしも『楽しい』とは言い難かった時期を通り過ぎた後に、ようやく自分の中に『仲間と何か思い出を作りたい』という気持ちと共に湧き上がった願望。

そして、思いを口にした時から願いは実現に向けて動き出す。
そう、ここは夢を語って叶える場【ユメカナ】なのだ。

ユメカナ最終月の12月のある日、夢叶大学の学長さーちゃんから、”卒業旅行計画の企画班に入らない?” とのメッセージが。この時まで、旅行は誰かが連れて行ってくれるのだろう、と他力本願的に考えていた私は、まさか自分が連れて行く側になるなんて予想もせず、『えっ、私?』と心の中で声を上げてしまう。

確かに、
行きたい!と言ったのは私だし・・・
メンバーに加えてもらえるのは嬉しいし・・・
自分で自分の背中を一生懸命押しながら、『やります』と返信。

ここに夢叶大学/旅行部が立ち上がり、計画は勢いよく進んでいくことになる。

旅行部メンバーは、さーちゃんと夢大生4名。
さっそく候補地を絞り、投票形式で場所が決定。

行き先は、しまなみ街道と柑橘で有名な瀬戸内海に浮かぶ「生口島」
そして宿泊は、”世界のこんまり”プロデューサー 川原卓巳さんのお母様が営む「談話室 村上」さん。

広島在住の私だけれど、橋を渡って訪ねる小島にはどこか非日常感が漂う。
きっといい旅になる、そんな予感。

ここからは、さーちゃんがこれまで担ってくれていた全タスクを部員4名が引き継ぎ、分担することに。

・スケジュール作成
・レンタカーの手配
・アクティビティの調整
・参加者への連絡
・宿泊先との調整
・費用計算

おおまかに書き出すとこのくらいだが、分解すればやることは山のようにある。ともすれば、これら全部をさーちゃんが午前様でやっていたのかもしれない・・・と、想像して申し訳ない気持ちになる。

第一回目のオンライン・ミーティングの日程が決まり、そこへ向けての約一週間にMessenger上では沢山のメッセージが飛び交いながら、計画の詳細が詰まっていく。

この時点で私は展開のスピードに完全に乗り遅れており、メッセージに目を通し❤️マークを付けるのが関の山。初ミーティング当日も、皆んなの話に相槌を打つだけで終わってしまった。

このままではマズイ・・・
せっかく自分から旅行部に入ったのに、いる意味がない。
むしろ、私がいない方がスムーズに回るんじゃないか?

これ以降、旅行部を辞める=卒業旅行に行かない理由を頭のどこかで考えるように。旅行の日が迫るにつれて、どんどん気分が沈んでいった。

自分の中で打開策を見出せずにいたある日、旅行部員の一人から宿泊先へ駐車場状況の確認依頼を受ける。先方の女将 眞奈美さんとは、少し前に軽くメッセージでご挨拶を交わした程度。やや緊張気味に文面を作成し、誤字脱字がないか何度も見返してから送信する。

ほどなく、絵文字満載の陽気な返信が届く。夢叶大学卒業のお祝いコメントに続き、回答が書かれている。続いて、受け取った回答を旅行部内で報告すると『ありがとう』のメッセージが。

何気ないやりとりだけど、誰かの役に立てた実感。
私にも何かしらできることはある。
小さいことから一つずつやろう。

そう気を取り直し、残りの日々は、現地の情報収集や宿泊先との調整、参加費の計算に全力を注いだ。

そして、卒業旅行の日はあっという間にやってきた。
荷物をぎっしり詰め込んだザックを背負い、いざ集合場所の福山駅へ。

約束の時刻より少し早めに到着。改札を抜けた駅構内を見渡すが、まだ誰も来ていないみたい。と思ったら、スターバックスコーヒーの中から手を振る人。オンラインで何度も見ていたとはいえ、やはりリアルで会うと感動する。店内には他にも2人の参加者が。時間とともに、一つ、また一つと、『初めまして』の仲間の顔が増えていく。あちこちで歓声が上がり、熱いハグが交わされる。

レンタカーをピックアップするための移動中も、興奮冷めやらぬ一同。手続きを済ませ、二手に分かれて車に乗り込む。カーナビの行き先を生口島にセットし、出発。

『ユメカナ卒業旅行』という『夢』が、ようやく形になる。

この後、どうなったか。
残念ながら、私の語彙力、文章力では書き尽くせないほど素晴らしい3日間だった(実際、何度も書こうとして、何度も挫折)。“百聞は一見に如かず“ 、ぜひこちらをご覧いただき、想像を膨らましてもらいたい。

◾️夢叶大学【ユメカナ】0期卒業旅行、行ってきました(学長 さーちゃんFB)
◾️談話室村上の女将 眞奈美さんと卒業旅行の思い出振返りLive

・私たち14人を身内のように迎えてくれた「談話室村上」さん。
女将 眞奈美さんの温かい人柄が伝わる、お味噌汁やおにぎり。
・海を臨む畑での「安政柑」収穫体験

参加者自らが主催するアクティビティも、朝から夜まで目白押し。

・体だけでなく、心まで整っていくアクアチューニング
・雨が止んでしまうほど、圧倒的な愛を放つ浜辺のZUMBA
・それぞれの個性が際立つ、アルコールインク・ペインティング
・ワンランク上の笑顔を作る、顔筋トレーニング
・大人も子供も夢中になる、ショートパスタ作り

そして、生口島だからこそのお楽しみ

・レトロとモダンが融合する、「しおまち商店街」
・出来上がりが待ち遠しい、焼きたて「島ごころ」
・海を見ながらいただく、「瀬戸内ジェラート」
・地元食材をふんだんに使った、「ひ、ふ、み」のお弁当。
・毎日通いたくなる、オシャレな銭湯「yubune」

でも、私にとってこの旅行を象徴する一コマは・・・

夜、一つのこたつに皆んなで足を突っ込んで、持ち寄ったお菓子に手を伸ばしながら他愛もない話で盛り上がる。ある人は皆んなのためにお茶を淹れ、ある人は眠りに誘われウトウト。

信頼できる仲間
何でも語れる「安心・安全」な場

これ以上にパーフェクトな瞬間があるだろうか。

帰りの日、足を伸ばして訪ねた大三島の「大山祇神社」。
皆んなの後ろ姿を眺めながら、歩き、歩き、願う。

「また、皆んなと再会できますように」

今、私がここに書いたことで、この願いもきっと叶うだろう。
それが、【ユメカナ】なのだから。


書いた人:夢叶大学【ユメカナ】0期生 Teiko 
スペイン巡礼中に知り合ったイタリア人からショートパスタ「オレキエッテ」の作り方を教わり、現在、広島を中心にショートパスタ・ワークショップを不定期で開催。憧れは『イタリアと日本の二拠点生活』。自慢は『時差ボケしない』ことと『どこでも寝られる』こと。
https://www.facebook.com/teiko.yamamoto.50







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