見出し画像

Winona State University時代前半 (2005)

渡米前の予定通りの2005年8月22日
一か月の語学学校生活を過ごしたミネソタ州セントポール市を離れ
バスに3時間程揺られながら同州にあるウィノナ市へと向かいました。
確実に向上した語学力を手土産に、という渡米前の予定とは異なり
薄くなる見当が付かない言葉の壁を感じながら
Winona State Universityでの留学生生活が始まりました。

大学紹介

Winona State Universityは、人口3万人弱のミネソタ州ウィノナ市にある学生数8000人強の小さな大学で、留学生は300人弱在籍していました。アカデミックの質は高く、全米で名高いMayo Clinicが地元にある事からか、看護学部の評判が特に良かったです。Division IIの大学スポーツは、僕が在籍していた年と翌年には男子バスケが全米チャンピオンになっています。
珈琲と言ったらキャンパス向かいのAcoustic Café、バーと言えばZaza'sといった感じのローカル感溢れる、小さな可愛らしい町でした。
ただ、冬はもの凄く寒かったです。息を吸うと鼻の中が凍るという経験は初めてでした。

心構え

大学に入って一か月後にも、このような事を記しています。

大学に移ってから今日で一ヶ月かな。
目に見える変化を求めたくなるけれど、
焦らず、焦らずと自分に言い聞かす。
まだまだ一ヶ月。

変化や成長は「線」でイメージしがちだけれど、拡大すれば小さな「階段」の連続なんだと信じて、辛抱強く自分にできる限りの事を尽くしました。

最近、自分にできない事、分からない事がある事に慣れました。
それを認めないプライドはいらない。
ただ、それが続く事はプライドが許さない。
素直に受け入れて、これを出来るようになれば、分かるようになれば、また一つ前に進めるんだと、思って毎日を過ごしています。

ここから先は

6,647字 / 4画像
原点である高校時代、留学を決意した日本での大学時代、アメリカ生活のそれぞれのステージを振り返った、計12のノート(計10万字強)を読むことができます。 全てのステージにおいて「心構え」「苦労したこと」「学んだこと」が共通項として記されています。

What's upの意味が分かずにスタートしたアメリカ生活。そこから英語を習得し、大学院で学び、NYの裁判所で国際結婚し、PhDを修め、N…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?