会社員の受け取るものって給与だけ?

6月を持ちまして、現職を退職するのですが、なぜ辞めようと思ったのかを出来るだけ言語化してみます。

まず、現職の給与額は、経理職という職種で考えると、平均より高いものです。給与面だけを考えれば、転職をすべきではないのだと思います。しかし、会社から受け取るものは給与だけではないと思うのです。

会社員として働く場合、自分自身の労働力(時間、労力、精神力など)を投資すると考えれば、会社から受け取れるものは全てリターンであると言えます。リターンとして一番わかりやすいのが給与ですが、知識や経験、充実感、人との出会いやつながりなどの数値化できないものもリターンと呼べるでしょう。

給与は数値化されているのでわかりやすいですが、その他のリターンについて、果たしてこの先複利が効くものだろうか?と考えるようになりました。数値化できない、充足感ややりがい、人との出会いなどが有意義な状態であるとはとても思えず、10年後、一体どれほどのものが残っているのかに疑問を抱くようになりました。

どこで働くか、誰と働くか、のような大事な問いに対して、目に見えるもの(数値化しやすいもの)だけで判断しようとすると、結果的に心がついていかず、空虚な結果になるのではないかな?と思います。
現職も給与額に釣られて入社しましたが、自分が差し出すものと受け取るものを冷静に考えられれば良かったなと今では思っています。

今回の転職もある意味では人生における実験のようなものなので、結果がどうなるかはわかりません。ただ一つ言えるのは、今は新しい環境で働けることにワクワクしているということです。自分で選択した道をしっかり歩んでいきたいと思います。

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