"あなたが幸せなら、私も幸せ、ってそんなのあり得る？"

こんにちは。今日もまた気分のままに投稿していきます。

3曲に絞れないときの必殺技、【どうしても枠】のお時間です。
振り向いてくれない恋人へ宛てた名曲、「幸せ」。
報われない恋に焦がれる人に極限まで寄り添ってくれるような1曲です。

この曲のベスト歌詞は
「あなたが恋に落ちてゆく
　その横で私は
　そっとあなたに恋をしていたの」
です。

恋に落ちていったことにも気づけるくらい距離が近かったってことですか？それなのに相手は違う人に心が向いていたのでしょうか。何とも言えない複雑な感情になってしまいます。物理的距離はあと1ミリとかほんのちょっとなのに、その1ミリは一体地球何周分あるんだ、みたいなことはよくありますね。この歌の主人公は、相手の気持ちに気づいていながらも、"そっと"恋していたなんて、ものすごく健気ですね。ぜひ幸せになっていただきたいものです。

ところで、この曲のタイトルでもあり、サビにも多用されている「幸せ」ですが、幸せって何なんでしょうか。「あなたが幸せなら、それでいい」のようなニュアンスに聞こえなくもないですが、主人公の強がりとも解釈できなくはないですね。俺はまだ、「誰かの幸せが自分の幸せ」とは思う段階にはいません。そんなことあり得る？とか思ってる段階です。

「幸せ」について思うことを書いていきます。
「幸せ」にはいろんな形があっていい。それには同意です。でも、大きく分けると「自分の幸せ」と「誰かの幸せ」に分類できると思います。
幸せにはいくつか階層があって、下位層が「自分の幸せ」、その上の層が「誰かの幸せ」になってるような気がします。

今はまだ自分のために頑張っていられるけど、人生100年時代。あと80年自分のためにだけ頑張ることはきっとできない。いつか限界が来ると思います。自分の幸せを目指して頑張っていくことができなくなったとき、その幸せの対象が「誰か」になっていくのではないでしょうか。家族や恋人、自分の大切な人たちの幸せを原動力にすることで頑張れる段階に来た時、「あなたの幸せが、私の幸せです。」になる。

多様性が叫ばれるようになって、幸せも多様性を増しています。
従来の幸せのイメージが、必ずしも幸せとは限らない。でも、幸せではないとも限りません。幸せになりたいとはだれもが思っているでしょうが、個人的には幸せになってしまうと、頑張れなくなってしまう気がします。幸せはなかなか実現できない位の幸せが俺にはちょうどいい気がしています。どんな幸せかと聞かれてもうまく言語化できませんが。

幸せなんて人それぞれだから、人様の幸せに口を出すのはナンセンスですね。それには激しく同意します。ただ、恋愛に関して考えると、この歌のように自己犠牲を伴う恋愛は幸せなのでしょうか。恋は盲目、理性を保てるうちは本当の恋じゃない、なんてよく言われますが、そんな状態になれたらある意味幸せなんでしょうね。

「幸せ」の歌詞にあるように、こんな風に思ってもらえる相手は幸せですね。無条件で好きでいてくれる存在がいるだけですごいことなのに、むしろ好きになってる方が素晴らしいまであるのに、報われない場合があるなんて世の中は残酷ですね。笑顔の人がいる裏で、泣いてる人がいるかもしれない、なんて考え始めたらキリがなく、出ていたはずの虹まで消えてしまいそうなので、人の気持ちに寄り添うのもほどほどにしておきましょう。

一旦、back number編は終了です！2024年もベスト5入りなるか⁈答え合わせは1年後にいたしましょう。今回は、この辺で。