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⑥【歌手別➊】"back number編~②光の街~"

"過去は美化して上等、でも、今ある幸せも噛み締めたい。"

さあどんどん行きましょう。なぜ今日はこんなに投稿してしまうのか。それは神のみぞ知るってやつですね。

2曲目のこの曲と出会ったのは2023年10月、11月辺り。友達に進められて初めて聴いた。夕方~夜にかけての家までの帰り道にふと流れてくるような一曲です。

この曲はおそらく恋人との何気ない日常を描写した歌なのでしょう。君と過ごす毎日は、この上なく幸せで、まるで街が光っているかのような、そんな毎日だよ。といったような具合でしょうか。変わり映えのない日常を歌に落とし込む能力、ONE PIECEならどんな悪魔の実なんですかね。

いや、きっと恋人への歌という解釈以外もあるはずだ、と割と必死になって考えてみると、全然友達への歌としても聴けますね。時々思うことがあります。今仲良くしてる人たちがいなかったら、どんな世界になっていたんだろうと。保育園から大学まで、それぞれ出会うタイミングがズレていたら、きっと仲良くなっていないかもしれないなと。仲いい人たち全員に声を大にして言いたくなりますね。君たちのおかげで俺は毎日どれだけ救われてると思ってるの?って。

この曲のベスト歌詞は、
「思い出は時間をかけて美しくなってゆくけど 
 今見えるこの景色もこれはこれで」
ですね。

あの頃はよかったな。戻りたいな、と思うことは無くはないけれど、それはそれが過去だからであって。俗に言う思い出補正、ではないでしょうか。思い出ってどうしても美化してしまいますよね。

思い出と言えば成人式の同窓会でふと思ったことがあります。
「同窓会」この会は、言うなれば「過去」を向いている物事の1つだと思います。あの頃の思い出に浸ってしまう、現実に戻りたくないような、あの感じ。外見は多少変わったかもしれないけど、話すとあの頃とほぼ同じ。一気に当時に戻ったような気になるあの不思議な感覚。楽しむ自分とは裏腹に、いつか前だけを見て進まなきゃいけないときが来るんだろうか、なんて思ったりもして。

でもきっと、同窓会のような「過去を向く時間」が人には必要なのだと思います。前だけ見てると疲れてしまうから。後ろを振り向くことで得られるパワーもあるんだよな、とそんなことを思ってしまいました。いつでも帰れる場所、いつでも自分に戻れる場所があることはこの上ない幸せですね。いつでも自分らしく過ごしているタイプではありますが。

何を言いたいかといいますと、辛い過去を思い出してもいいことなんてないんだから、めっちゃくちゃに美化した過去ばかりを回顧して、未来に進む力に変えても悪くないよね、でも、今周りにある幸せにも気づける人でありたいよね、ってことです。

俺の周りの世界を彩ってくれている人たちの世界も、光り輝いていることを願いつつ、今回はこんなところで。



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