あらゆる場面に使える問題解決の方法

陥りがちなHOW思考

「問題解決ーーあらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術」では、HOW思考という言葉が紹介されています。

HOW思考とは、以下の2つのことです。
・考えるより先に、思い込みで行動してしまう
・いわれたことを、いわれた通りに行動してしまう

例えば、マニュアルに依存してしまう人です。
マニュアルは仕事を効率化する上で確かに重要です。

飲食店での調理のマニュアル、接客のマニュアル、営業トークのマニュアル。
マニュアル通りに作業すれば、成功率は高まり、ミスも減るでしょう。
ただなぜその作業をしなければいけないのか、本当にその作業は必要なのかを考える機会は失われます

具体的な指示な指示があれば、あとは行動するだけだからです。

WHEHE→WHY→HOWの順で問題解決をしていく

HOW思考に陥らないためには、立ち止まって冷静に以下のことを考えましょう。

①WHEHE(どこに問題がありそうか)
②WHY(なぜ問題になりそうか)
③HOW(実際に何をやるべきか)

このプロセスを踏むことで、本当に解決するべき問題点を解決するための実行ができるようになります。
より結果が出せるようになりますし、やり直しが減ります。

多くの人は、①WHEHE②WHYを考えずに、指示や自分の思い込みで、すぐさまHOWを実行してしまいます。

私もHOW思考に陥っていました。
理由は外部からの圧力があるからではないかと思っています。

・上司からの指示
・ミスが許されないプレッシャー
・納期
など仕事では必ず何かがついてきます。

私の場合特に②WHYが欠けていました。
なぜその仕事をする必要があるのかという視点です。
例えば、ある図面をエクセルで作り替えて欲しいという仕事を頼まれました。
私は図面を見ながらエクセルを開き、そのまま作業に移ってしまいました。
まさにHOW思考です。

作業する前に、①WHEHE②WHYを考えるべきでした。
①WHEHE
ー基のデータがないのに、エクセルに図面を1から書くのは時間がかかりそう
②WHY
ー特別エクセルの操作が早いわけではない

その上で
③HOW
ー図面のコピーをとり、紙に書き込んでしまった方が、早く終わるのではないか

一例ですが、このようなプロセスを踏んだ上で、作業に取りかかるべきでした。
とはいえ冷静になってじっくり考える時間はなかなか取りにくいのではないでしょうか。
業務中に考える時間がないのであれば、休憩中や業務時間外にするしかありません。

HOW思考に陥らないかで仕事のパフォーマンスに大きく影響が出ます。


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