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生まれました。

yuzuka、無事に出産致しました。
今回は「無痛分娩」を選択したこともあり、細かいレポートと産後の気持ちを書き溜めました。気になる人は読んでね。
いやあ、とにかくすごかった。

出産レポート

11:30
お腹の痛みで目覚める。
「いててて…」と全裸で四つ這いしていると犬にお尻を嗅がれそうになり屈辱。
測ってみると10分間隔。ただ、痛みは重めの生理痛程度。予定日まで10日ある!前駆陣痛に違いない!陣痛はこんなもんじゃないはずだ!と思い込むようにし、犬に監視されながら耐える。何をしてるんやろ…と思いながら、絶対4月に産みたいという決意を胸に耐える。(8万円はおおきいよ)

12:00
感覚が狭まり、5分を切るタイミングも出てきた。痛みもかなり強くなって来て、痛みがきている間は立てないし喋れない。
だけど収まると普通なので、「陣痛なのでは?」と心配する夫に「大袈裟やで」とケラケラ笑って返す私。とは言えあやしい気もしてきたので、陣痛バッグを整理してお風呂に入るなどする。

シャンプー中めちゃくちゃ痛くて死ぬかと思たけど、「どうせ前駆やからと帰されるしできれば行きたくないな😊4月に産みたい☺️ギリギリまで電話せんとこ☺️」と謎の余裕をかます。今思えばよくこの段階でそんなことできたな。あんた子宮口開いてまんで。

結局心配する夫にケラケラ笑いながら14:30ころまでチョコマカしてはうずくまりを繰り返していたが、いよいよ立てなくなってきたので病院に電話。「5分間隔なら今すぐ来てください💦」と言われる。チッ…💸

15:20
病院に到着。なんだか痛みが遠のく。
「だからいったのに💁‍♀️4月に産むもの☺️」と思ったが、内診してみてビックリ。「あれ?子宮口4-5cm開いてるし、頭にも触れてるよ!今すぐ入院しよう!」とのこと。
そりゃビックリ。あれよあれよと言う間にLDR室に連れて行かれる。

ここで生む

助産師さんに、「早ければ夜には生まれるかもね。もう無痛の処置する?」と聞かれる。

めちゃくちゃ我慢させられてようやく…みたいな無痛のレポが多いから、「え、もういいの?」と戸惑った🤓

この時陣痛は3ー5分間隔。波が来るたびに立てないし息もできないほどには痛いけど、まだ間隔があるから気持ち的には余裕。
波が来ていない時は「これくらいなら無痛無しでいけるのでは?節約する?」、波が来てるときは「無痛しか無理!麻酔はよ!はよ!」と心が揺れ、なかなか麻酔に踏み込めない。

痛みはめちゃくちゃひどい生理痛の日に、腐った卵を食べてものすごくひどい下痢を催し、尚且つその状況でトイレに行かせてもらえない感じ🚽そこに謎の腰痛も加わり、おしりに「何かが出そうな違和感」もある。うんちかおならかそれとも赤子か、ギャンブル。

15:50
内診。「子宮口も結構開いてきたね。赤ちゃんも降りてきてるし、無痛入れる?」と再び聞かれるも、謎に「まだ大丈夫です」と強がる。ただ、NSTはすでに100を振り切り始めているのと、「どうせやるなら我慢しない方が良いよ」と背中を押され、麻酔を決意💉
サヨナラ ワタシ ノ 10 マン エン 💸

髪の毛ぱやぱや

16:30
無痛の処置。静かなLDR室にいきなり麻酔科医と3人くらいの助産師さんが突入してきて怖すぎた。流れるようにオムツ姿にされ、3人がかりでダンゴムシのように丸められる🐛そこに羞恥心はない。
母に尊厳などないのだ。姿勢的にお腹が大きいから苦しいけど許容範囲。

ここ、無痛の人が怖いポイントだと思うから詳しく書いておく💉

消毒の後、チクチクっと局所麻酔。これが痛いと聞いていたが、私的にはほぼ無痛。採血より痛くない。なんなら血糖値測る針より痛くなかった。ほんとに爪楊枝でチクッくらい。
ただ、そのあとに太い針で穿刺するとき、硬膜外に管を入れる時に、背中から足にかけて言いようの無い鈍痛と不快感があった。
痛いというより感覚的に怖い感じ。神経近くが刺激され、「いいいいッ」ってなる。

私はどうやら失敗されたらしく結局2回これを繰り返され、陣痛のたびに姿勢がきつかったけど、先生も助産師さんも優しいから平気。声かけってマジで大事だと痛感した。

あと、「無痛は背中に入れるのが怖いしな」と悩んでる人、その部分は本当に想像以上に痛くないから悩まなくて良い💉

この時少し麻酔も入れてもらった。背中がひんやりする感じだけど、不快感はなし。37.2の発熱、少し血圧が上がる。

17:39
足が次第にポカポカ。ウトウトできるくらい痛みが収まる。たまに軽めの生理痛くらいの痛みが波でやってくる。「なんか陣痛弱まってるなあ☺️」思ってモニターみたら100でワロタ。麻酔すごすぎ。この時足は普通に感覚もあったし、痛みだけが消えるのが不思議だった。

18:00
実は朝から何も食べていない私。
この頃には陣痛の切れ目にお腹の減りが尋常じゃなくて、夫にラインで「おなかすいた」しか送ってなかった😕😕
硬膜外麻酔だし生まれるまでは絶食か…と覚悟していたところに、突如「ご飯食べれる?」と助産師さん。「食べます!」と即答。思わぬところに夕食が出て歓喜するが、途中から麻酔が切れて陣痛がめちゃ痛くなり、箸を落としてうずくまる。ベストタイミングで麻酔医が来てくれて、「そろそろ持続で痛み止めはじめましょう」と追加の麻酔と、痛い時に押せば麻酔が追加できる魔法のスイッチをくれる。

魔法のボタン

18:20
ごはんも食べ終わり、おしっこの管を入れる。「無痛してるしな☺️💕」と余裕ぶっこいたのに、まだ効きが悪かったらしく尿道普通に痛くてわろた。

そのまま内診されて、おそらく噂のグリグリをやられる。長時間ぐりぐりぐりぐりされて、強く押されると「いたたたた…」くらいの痛み。でも動きを見る限り、多分麻酔ないと更に痛いはず。怖すぎて震えると同時に、麻酔に感謝する。

子宮口7cmくらいとのこと。「ご主人呼んで良いよ」と立ち会い開始の許可😊💕暇だったので喜ぶ。

19:11
体がぽかぽかあつい。
痛みは完全に抑えられていて、朝に感じた陣痛から見ても1/5以下。だけどモニター上では100を振り切ってるし、子宮口も順調に開いてる。この時点では仕事の連絡をしたりなんならスマホで仕事をしてた💁‍♀️普通は8cmまで開く時もめちゃくちゃ痛いはずなので、「麻酔すげえ…」と何回も呟いていた。夫到着。

モニター上では「めっちゃいたい」数値

20:30
内診ぐりぐり。長時間手を入れられてぐりぐりされ、やや痛い。
終わった後の助産師さんの手が血まみれになっていることに夫が震える。
この時、何度かいきむ練習をする。
「いきむのは上手だけど、陣痛が弱いのよね。無痛切る?切ったらもっとすすむよ」と恐怖の提案を受ける。モニターを見ると100をふりきる陣痛が続いている。
麻酔を止めるのが怖すぎて悩んでいたら、「とりあえず頭がさがるようにあぐらかいてみて」と言われる。もしもこのまますすまない場合は麻酔を辞めて促進剤を入れるかもねと言われ、絶望。

22:20
相変わらず陣痛が弱いと言われ、朝までかかりそうね…と助産師さんため息。
犬たちも可哀想なので、一度夫を家に帰すことに。

髪の毛ぱやぱややん

ちなみにこの時からおなら事件に見舞われた。
何がって麻酔で下半身の感覚が無くなってしまい、おならが我慢できない。
永遠におならが出続ける。夫の前でおなら等したことのない私がブヒブヒおならをするのを見て、夫爆笑。「笑わないで!」といいながら自分も笑ってしまうと、その腹圧でまたおならが出まくる。こんな長いおなら出るか?くらいのおならが出た時は過呼吸になるかとおもた。
因みにこの時💩も出てたっぽいらしい。人間の尊厳とは、羞恥心とは。
そんなものは母親になる時に捨てなくてはならないのである。
新婚さんで立ち会い希望の人は、おならと脱糞を覚悟すべし。

23:28
夫が帰った瞬間陣痛がめちゃくちゃ強くなり、麻酔が効かなくなる。
波が来るたびに過呼吸になり、声を出さないと我慢できない。
下腹部に感じていた猛烈な生理痛と下痢の直前のような激痛が腰からお尻にかけても広がり、まるで陣痛が来るたびに重めのハンマーで殴られているよう。
ずっと半泣きで喘いでいる私を見て、助産師さんが強めの無痛麻酔を追加してくれる。「下の方の痛みには効かないかも…」と言われて絶望する。そしてこの時、私は気づいてしまう。この日が祝日だということに。
3月生まれ、そして祝日に深夜料金…この時点で+12万円が確定する。こわい。

まだ余裕があった時

23:50
内診ぐりぐり。先ほどの「強い麻酔」のおかげか、全く痛みを感じない。
その代わりに足の感覚がなくなりすぎて自分で動かせなくなる。
まさかの子宮口ほぼ全開で、やっぱり明るくなる前に生まれるかも、と言われる。

0:00
めちゃくちゃ痛いのと、陣痛が1、2分起きになる。
痛すぎて波が来るたびにベッドの柵をちぎったろかなと思う。
因みにほとんど全時間放置プレイでL DR室に一人ぼっちなので、孤独がすごい。
1人で「ヒーヒーイイイイイ」と叫びながら陣痛に耐える。
押放題無限無痛ボタンを許される限り連打するが意味なし。
これ、無痛じゃなかったら一体どんな痛みなの?と怯える。

1:11
助産師さんが来て内診。子宮口全開でいきむと頭が触れるとのこと。
確かにいきむたびに何かが挟まってる感じがする…! 
夫を呼ぶ指示を受けて電話をしつつ、ここからは波が来るたびいきんでOKと言われる。この時痛みが強すぎて一瞬気絶をしかけ、猛烈な吐き気とともに一度嘔吐。無痛の麻酔をさらに追加されながら意識が飛びそうになる。

2:00
夫到着と同時に分娩台の足部分が開かれ、完全に産み落とす準備をされる。
さっきまで元気だったはずの私が死にかけているのを見て、夫が手を握ってくれる。「あと少しだよ」と声をかけてくれて救われるのと同時に、麻酔が効いてきて痛みが完全にとれる。まじでナイスタイミングだった。因みにここからが無痛分娩の本気。

「もう頭が見えてるから、思いっきりいきんで!」の掛け声と同時に、お尻の穴に指をつっこまれる。思わず「え…なんで?」と思うが、「この指の方向にむかっていきんで!」と言われて納得。
実は無痛分娩をすると感覚が鈍くなるので、いきむのが難しく吸引分娩や鉗子分娩になる確率が跳ね上がるのだ。だがしかし、この圧倒的サポートのおかげで、私はその一筋の光(お尻の中にある指)に向かって全力で踏ん張ることができた。

この辺りで、助産師さんがペアン的な何かを使って破水させてくれる。
ジャバン!っという音とともに大量に破水。夫目が点。
「破水したよ!次来たらもっといきんで!」
この時、もう1人の助産師さんが現れる。一見おしとやかに見えて優しく手を握ってくれるのか…?と油断したのが悪かった。
「はい、いきんで!」の声と同時に思いっきり下腹部に乗られ、ぐいぐい押されて発狂。
いきむのと押されるので顔の毛細血管切れまくるのが分かる。
「目を開いて!」の声にサンシャイン池崎方式を思い出し、池崎になりきると「それ!そう!」と褒められたので、あれはガチ。今思えば笑ってしまう。

と、ここで初めて当直医が現れたのだが、滅茶苦茶寝起きで不機嫌。
その日初対面の若い男の先生は私と目も合わせず、寝癖だらけで今にも舌打ちしそうな雰囲気でのろのろとやってきて、名前も名乗らずに突然私のおまたをじゃきっと切った。会陰切開、しないで済むと思っていたからショックを受けるがこちらはそれどころじゃない。怒る気力もない。

因みにこの時くらいには完全に無痛。いきむ苦しさと上に乗られる苦しさで死にそうではあるけど、陣痛の痛みは全くないのだから凄い。
頭がはさまっている感覚も、赤ちゃんがゆっくり出てきている感覚も分かるのでなんだか感動する。

2:14
「出るよ!」と言われ、3回連続いきみ。
思い切り成人女性にお腹に乗られ、血管をぶちぶちと弾かせながら私が本物のサンシャイン池崎に転成しかけたその時、ドゥルルルンという感覚とともに、一気にお腹が軽くなる。泣き声が聞こえて号泣。夫から「生まれたよ。かわいいよ。頑張ったね」と言われ、さらに号泣。胸の上にのせてもらうとあたたかくて思ったより大きくて(50cmくらい)「ほんまにこの人がお腹の中に…?」という気持ち。とにかく可愛いからなんでも良いという気持ちと、本当にわたしがあの「出産」を乗り越えたの?夢?という気持ち。

出産から5分ほどで胎盤もドゥルンと出ていった。

出てきたよ…

と、不機嫌当直医師が無言で私の股をチクチク縫っている。
なんなんだその不服そうな顔は。私の股を睨みつけるんじゃない。
出産が終わって正気に戻っているので無性に腹が立つが、我が子が可愛いので目を瞑り、私はひたすら股を縫われた。
因みに縫合は表面をチクチクっだけではなく、クスコを使って中まで縫われたりお尻の方も縫われるので、麻酔がないとめっちゃ痛いらしい。
このへんの時は無痛が効いていたので縫われている感覚のみで痛みは一切なし。

しばらく無言できまずいままお股を縫われた後、これまた突然目も合わせず「おめでとうございましたー」と言いながら扉の方へ消えていった。

腹立って「追いかけたろか!」おもたけれど、そんなことより実感したのは助産師さんってすごすぎやんということ。
イメージでは麻酔科医と医師が度々補助しつつ、助産師さんがサポート…って感じだったけど、うちの産院では麻酔科医の先生は最初にしか来ていないし、医師も最後縫いに来ただけで取りあげの瞬間にさえいなかった。

終始処置をし、内診をし、破水をし、産ませたのは助産師さん。なにあれすごい。
因みに生まれてから翌朝までLDR室で放置プレイをかまされたのだけど、徐々に麻酔が切れてきてから会陰切開の痛みが襲ってきて恐ろしかった。

それから、下腹部がやたらと激痛で涙が止まらずにナースコールを二度押しするなどしたのだけど、試しに導尿してみたら1ℓの涙ならぬ1ℓの尿が出た。
後陣痛かな…辛すぎる…って思ってた痛みは全部おしっこ痛でした…。

さて、このお産を総合して言えるのは、「無痛分娩は最高。迷うなら絶対にやるべき」です。
無痛分娩も全然「無痛」ではない。痛いし苦しいし、麻酔が切れたあとの会陰切開の傷は座れない、自由に動けないほど痛い。

しかもご存知の通りお値段が張る。日本で「麻酔」はまだまだ贅沢扱い。
私の病院は無痛だけで10万円が加算される他、無痛対応の病院は基本的に他よりも基本料金が高かったりするので、まだ概算は出ていないけれど手出しは一時金を引いても30 ~40万円くらいにまで跳ね上がったくらいだから、料金の面で懸念するのもあると思う。

だからこそ私も家族に最後まで「本当に無痛なんか必要?」「みんな普通に産んでるよ?」「痛みがないと母親としての自覚がなくなるよ?」とかって散々言われたし直前まで迷ったけど、陣痛が軽くなることで得られる余裕は「出産を楽しむこと」に繋がったし、生まれてくる瞬間の感覚をかみしめることもできたし、何より冷静に我が子と対面して喜びを感じながら、夫と笑って会話ができた。

痛みが和らいでからはいきんでいる陣痛中さえもワクワクしていた。
こんなこと、痛みを感じていたら絶対になかったと言い切れる。

そして術後の回復が桁違い。出産直後から会陰切開の傷以外に不調な部分がほぼないくらいで、体力は温存。もしこれで麻酔もなく、私が感じたあの激痛以上の痛みを14時間も感じながら出産していたとしたら、絶対にこんなに余裕もないし体もガタガタだったと思う。

無痛にしたおかげで次の日からの母子同室も楽しくて仕方がないし、夜泣き対応にも余裕がある。余裕があるおかげでこうして文章まで書きながら冷静にその瞬間を振り返ることができる。いやあ、本当に価値あるよ。

「無痛は無痛で怖いよな…」って思ってた処置も、全く痛くなかった。

ただ、病院によってはギリギリまで麻酔を入れてくれなかったり、麻酔を少ししか入れない「ほぼ和痛」状態だったり、土日夜間は対応していないガチャ形式だったりと、本当に病院によって対応や考えが違うから、自分の産みたいなと思える産院の口コミとかを調べて吟味した方が良いと思う。少なからずいろんなリスクもあるから、その辺もしっかり説明してくれる産院を選んでね。

私は当直医のことはあったものの、今の産院を選んでよかったと思ってる。
無痛分娩はもちろん、個室じゃなかったら会陰切開後の恐怖の💩タイムも集中できなかっただろうし、他の人に気を遣ってシャワーを浴びたり痛みを堪えたりするのは、性格的にも絶対にキツかった。
ものすごい贅沢か?と言われると「それくらい望んでよくない?」と思うし、
事実そのへんの都内総合病院よりはお値段もはらない。(そもそも都内が高すぎるがな)


さて、そんなこんなで予定日より10日ほど早い3月22日の深夜、我が子(推定男の子)は爆誕しました。

かわいすぎるねん


あとから知ったけどこの日は「新月」。しかも満月になった瞬間は2時半前後とドンピシャ。スピリチュアルには興味ないけれど、この日は本当にお産が増えるらしい。

妊娠期間中、本当に辛くて何度も泣いたし死にたくもなった。
あの10ヶ月は、どう考えても重病人患者くらいに不自由で辛い日々でした。
この子を産んだあとにもその気持ちは変わらない。もっと楽で優しい方法にしてくれよ神様って何度も何度も恨み節をかましたもの。

吐いても吐いても吐き続けて7キロ近く痩せた悪阻も、腰が爆発しそうなほど痛くて思うように歩けなかったあの日も、お腹が重すぎるうえに頻尿で全く寝られずに気が狂いそうだったあの日も、変わっていく体が怖くて悲しくて受け入れられなくて泣いていたあの日も。

本当に辛かった。心から。

だけど生まれた我が子は可愛くて、「母になれるんだろうか」「我が子だけを優先できるのだろうか」とたびたび浮かんでは怯えていた気持ちは完全に消え去り、この子の産声を聞いたその瞬間から、「絶対にこの子を守り育てるんだ」という自信に変わりました。

妊娠出産って、女性としての尊厳みたいなものを散々踏み躙られる経験の連続。人間じゃないような、なんだか赤ちゃんを育てるためだけの「器」になった気持ちになって、苦しくなった。
生まれてからも、いろんな人に裸を見られ、当然のように乳首をいじくりまわされ、開脚させられ、器具やら指やらをつっこまれ。
吸われた乳首は痛くて血が出るし、会陰切開の跡が痛すぎて立つのも座るのもヒーヒー言ってるし。その状態で始まる3時間おきの授乳は24時間体制で眠れないし。その経験は「大変じゃなかった」なんて口が裂けても言えないよ、きっとこれからも。

だけどそれ以上の幸せをこの子と作っていくために、私は今日から「母親」になるのです。

かわいすぎるねんってば

ということで世界中のママ達に尊敬の念を抱きつつ、私の出産レポートでした。
無痛分娩を悩んだ誰かの参考になればな。

応援してくれたみんな、本当にありがとう。
頑張ったので、「祝いたいわ」って人はここからポチッとしてくれたら我が子と泣いて喜びます…。

Ps、プレママの皆様、予言します。
会陰切開後のトイレ、必ず「お尻セレブwet」に助けられます。
みなさま必ず買ってください。

yuzuka


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