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山形県で実践研修会を実施

4月24日・25日と北は青森、南は香川から産廃事業に携わる女性たち26名が山形県に集まり、実践研修会を実施しました。

山形県協会からは三澤常務理事がお声がえしていただき、㈱クリーンシステムの高橋さん、㈱ミツワ企業の加藤さん、2名がご参加下さいました。

24日、1日目は、ほほえみの宿 滝の湯さんに集合し、「人と自然にやさしい宿」のコンセプトに込められた想い、環境への取組みなどを山口陽子女将にお話しいただきました。

ほほえみの宿 滝の湯 山口陽子女将

滝の湯さんでは、食品ロスを少なくする、資源物の分別の徹底、館内で使用する洗剤にも環境に優しいものを取り入れたり、食事には化学調味料を使わないなど、「人と自然に優しい宿」というコンセプト自体が理念となり、社員教育によりしっかりと社内に浸透させる努力や経営をされているということをお話から感じました。

また、あいにくのお天気でしたが、館内から排出された食品残渣をコンポスト化して、有機栽培をしている自家農園も見学させていただきました。

案内下さった梅澤マネージャーにも食い気味で質問する女性部メンバー
とても丁寧にご説明いただきました。

色々、見て、聞いて、触れて、満足げな一同

自家農園から戻ってきたあとは、質疑応答タイム。
ここでも、取り組み内容や経営について、踏み込んだ質問にも
女将と梅澤マネージャお二人から、とても丁寧に応えていただきました。

社員教育についてや女将の考え方など多くの質問が出ていました

質疑応答タイムの後は、滝の湯さんでの取り組みを学び、「自社にどう活かせるのか、何を実践しようと思うのか」をテーマにグループに分かれてディスカッションタイムに

山形県から参加いただいた加藤さん、高橋さんも女性部会メンバーと学びの共有を楽しんでいただきました。

グループに分かれ、ディスカッションタイム

研修終了後は、参加者全員で懇親会に!

挨拶をする二木会長
みんなで乾杯!

山形県の美味しい食材をたくさん使った豪華な料理に地酒や自家栽培のブドウを使ったワイン、芋煮もおかわりたくさんしました。
化学調味料を使わない優しさにあふれたお料理に皆さん大喜び!
満腹かつ大満足なおもてなしに一同感激しました。

お酒好きな人にはたまらない地酒の飲み比べに大喜びなメンバー
芋煮をふるまう埼玉県栃原女性部会長
今回も取材で同行の環境新聞 黒岩さんも関西のゴッド姐さんたちからのおもてなし?!

女性部会には、民謡歌手の美郷あやめさん(埼玉県女性部会長)がいらっしゃるので、おなかいっぱいになったら。。。せっかくなので、美郷あやめさんが唄い、クリーンシステムの高橋さんと一緒に花笠音頭を踊りました。

高橋さんのキレッキレッの花笠音頭がすごかったです。
県外からのお客様を一生懸命おもてなしするこの姿に一同、感動しました。

宴会は終わり、お風呂へ~と思いきや。。。部屋で宴会の続きです。
ここでは、日ごろなかなか話せない経営の悩み、自身の悩みなど色々な話をしていました。

しかし、飲みっぷりだけでなく、パワーがすごい!!

初日から本当に至れり尽くせりな充実したおもてなしをしていただき、感謝です!温泉も最高に気持ちよくて、シャンプー、ボディーソープも植物性にこだわった添加物の入っていない優しいものでした。
誰一人、前日のお酒が残っていない。。。朝からしっかりと朝食ブッフェも堪能し、滝の湯さんを後にしました。

女将も一緒に記念撮影

2日目は株式会社クリーンシステムさんにご訪問しました。
クリーンシステムさんでは、社員も一緒にSDGsに取り組んでいて、山形県の産廃業者さんでも女性社員の方が多いということで、多様な人材が働きやすい職場づくりについてお話を伺いました。

左上:管理本部 髙田本部長 右下:総務人事本部 結城本部長

管理本部 髙田本部長にご挨拶いただき、総務人事本部 結城本部長から、多様な人材活用や評価制度、福利厚生などのお話を伺いました。
社員のモチベーション向上に繋がる内容や、家族を巻き込んだ福利厚生など本当に参考になる事例をたくさんお話いただきました。

懇親会で私たちと一緒に花笠音頭を披露してくれた高橋さんからは、女性も活躍できる職場づくりとして取り組まれている女性会議についてご紹介していただきました。

女性部会の運営の参考にもなる内容でした

人材や社内での仕組みづくりについて多くの事例を共有いただいたので、
皆さんも真剣に聞き入っていました。
質疑応答でも、経営者視点での質問やコストに関わる部分でも、
具体的な回答をしていただき、自社に置き換えて考えられるいい時間になりました。

経営者として気になる部分を質問されていました

なんと!鈴木社長、金澤専務、関東支店の遠藤支店長も駆けつけてくださり、鈴木社長からも歓迎のお言葉を頂きました。

鈴木社長にもご挨拶いただきました

色々なお話を伺った後は、施設内をご案内していただきました。
地域の人たちにも今後開放することを検討しているリフレッシュルームを見学させていただいたり、社内の情報共有ボード、さらには管理棟の受付では、お客様にマニフェストを書いてもらう際の工夫など、本当に色々と見学させていただきました。

至るところで興味、好奇心が湧き出てきまくりな一同

滝の湯さん、クリーンシステムさんと一緒に研修に参加して下さった加藤さんとはここでお別れということで、最後に集合写真をパチリ
お二人とも、女性部会の活動に触れていただき、楽しい!と言っていただきました。山形でも共に活動する仲間ができました!
クリーンシステムのみなさん、本当に優しさと思いやりにあふれていました。ぜひ、今度は本業の事業についてもっと深く知りたい!ということで再来を希望する声も多くありました。

私たちの乗ったバスが見えなくなるまで、皆さんで手を振って下さって。。。本当に暖かいお見送りをしていただき、感動しました。

鈴木社長と一緒に記念撮影していただきました!高橋さんもありがとうございました。
高田さん、結城さん、金澤さん、遠藤さん、皆さんありがとうございました!

2日目2件目の訪問先は株式会社大風印刷さんです。
大風印刷さんは、山形県では誰もが知る印刷会社さん。社長さんが社員はみんな家族!という社員の幸福度を大切にされている企業です。

着いてすぐに集合写真を撮りました。

大風印刷さんは山形県のスマイル企業認証のダイヤモンド企業にも認定されており、厚労省のくるみん認定、えるぼし認定も取得されています。
大風印刷さんでは、地域に愛され続け、社員の幸福度の高い経営について、お話を伺いました。

奥山朋子取締役から取り組み内容をお話いただきました

昔から社員は家族!という社長の考え方で経営をされてきたからこその取り組み内容をお話いただきました。社員にとって、働きやすい職場づくりとはどんな職場か?社員が長く働き続けられるためには何をすればいいのかなど、認定を取得するための仕組みづくりというよりは、企業文化そのものが受け継がれていて、認定はそれを証明する社会的評価というところに深い学びを得ました。

営業部 阿部部長からは、社員から上がってきた声をカタチにして、そこに地域企業や障がい者雇用などを絡めて事業化していくという事例を伺いました。

配布された資料とメン愛好家ラーメン手形キーホルダーと印刷物の端材を活用したメモ帳
阿部部長の話も大変興味深く聞き入るメンバー

お話を伺った後は、、、阿部部長から在庫処分するものも、社員の声から商品化したり、お酒の許可を取ったことで、お酒も販売してること、その他、特殊な印刷物でもお客様のお困りごとに応えられるように。。。ということで、社内に展示されている印刷物を見学したり、和紙など商品化されたものをお買い物したり。。。それぞれに楽しい時間を過ごしました。

紙でできた椅子(非売品)やフラッシュ撮影すると花火が浮かぶボードなど
しっかり、山形に来たという証拠もパチリ

大風印刷さんからは、帰り際に素敵なプレゼントを頂きました!
さすが印刷会社!! 
本当に思いやりとやさしさにあふれた企業さんでした。

表面には私たちの集合写真と研修風景が
裏面には社長からのメッセージw

ランチ後は、山形県に昨年12月できたばかりの道の駅「蔵王」にぜひ!お立ち寄りください‼と山形県環境エネルギー部循環型社会推進課 後藤課長(現在は 山形県防災くらし安心部 消費生活・地域安全課長)からおススメされていたので、みんなで立ち寄らせていただきました。

昨年12月にオープンした道の駅「蔵王」

山形プリン可愛い!とお土産に買って帰ったり、隣のグッと山形で皆さん、大量におみやげも購入して、ご当地グルメも堪能されていました。

ご当地ジェラート美味しくいただきました!
ご当地クラフトビールのさくらんぼエール


今回の山形実践研修会では、山形県庁、山形県産業資源循環協会の三澤常務理事、滝の湯さん、クリーンシステムさん、大風印刷さん、皆さんの暖かさを感じる、優しさと思いやりにあふれた時間を過ごすことができました。

帰りのバスで挨拶する二木会長

参加した女性部会メンバーからも
「それぞれの取り組み内容を聞いて、参考になることが多かった。自社でもぜひ実践していきたい」
「山形県の皆さんの暖かさに触れ、山形県が大好きになりました!」
「自社で検討していることもお話を聞けたので、とても良かった」
「自社だけでなく地域を大切にされているところは、見習いたい」
という感想が届いています。

全産連女性部協議会の実践研修会の特色は、
その地域で愛されている企業、多様な人材が活躍しやすい職場づくりやSDGsの取り組みを実践している企業の取り組みを聞きに行きます。

そして、自社に持ち帰り、何をどう行動するのかを考え、
事業活動に活かすことで、地域から必要とされ、自社に関わる人すべてを
幸せにする企業づくりを目指すための実践をするために学ぶを目的にしています。

だから、産廃業であっても施設見学、事業についての話はなし。
そして、観光名所めぐりも行程にはありません。
時間的にとてもタイトなスケジュールを組んでいます。

また来年の4月には鹿児島を予定しています。
ぜひ、楽しみにしていてください。

山形実践研修会で訪問した企業、利用したバス会社です。

全産連女性部協議会についてはこちら
全産連女性部協議会公式HP


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