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ネットフリックスからの学び

Amazon primeやDisney plusなど様々な企業が凌ぎを削っていますが、業界の長としてトップの座に君臨しているのはNetflixです。

20年も前から動画ストリーミングサービスに着手し、業界を牽引どころか作り上げてきました。

当然立ち上げ当初は誰の理解も得られず挫折の連続だったようですが、中でも最大の強敵として立ちはだかったのがブロックバスターというレンタルビデオショップ(日本でいうTSUTAYA)です。

当時はまだインターネット黎明期で、パソコンやテレビに映画を配信するなんて絶対不可能だと言われていた時代。

今の感覚だと自動運転の車が全世帯に普及して免許がいらなくなるくらいの夢物語かな?と想像してます。

ブロックバスターはNetflixの存在を鼻で笑っていたそうです。

というか、そんな小さな弱小ベンチャー相手にもしてなかったと思います。

しかし、GAFAの驚異的な躍進と共に時代は一変し、気付いてみればNetflixは今やテレビ局の2倍の資産価値を有し、片やブロックバスターは倒産してしまいました。

何がこの二社の明暗を分けたのか。

様々な理由はあるものの、とりわけ大きな要因は顧客情報だと言われています。

ブロックバスターは店舗を持ち大量の商品を有していますが、コミュニケーションは貸し出しという店舗から顧客への一方通行。

しかし、Netflixは配信なので試聴時間や人気コンテンツの情報を随時把握できる双方向型(言い方を変えれば勝手に分析されてるだけですけど…)のコミュニケーション。

この情報を元にNetflixが手掛けた次なる施策がオリジナルドラマです。

映画館にもテレビにもましてやブロックバスターなどにあろうはずもない、顧客情報をふんだんに盛り込んだNetflixオリジナルドラマ。これが躍進の決め手となり今の時代の潮流を作りました。

この内容をベースに考えると、僕たち飲食店の現場の人間は少し価値観を変えなければいけないかもしれません。

もちろん、生産者が丹精込めて育ててくれた食材や、商品開発が試行錯誤を重ねて開発してくれた商品は僕たちの最高の武器です。

でも、その武器をより磨くために必要なもの。

それは『お客様の声』です。つまり、顧客情報。

あなたの店舗はブロックバスターみたいな店舗になってしまっていませんか?

店舗からお客様への一方通行型のコミュニケーションになっていませんか?

時代が教えてくれてます。Netflixじゃないと生き残れないと。

自粛や休業が明けて店舗で仕事ができるようになった暁には、是非このNetflixのような双方向型のコミュニケーションが取れるお店づくりを目指していくしかないですね。

顧客情報を吸い上げてオリジナルのストーリーを作る。

これは、現場にいる僕たちにしかできない仕事なんだんなとひしひしと感じました。


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