見出し画像

政府の全世帯マスク配布について

政府が全世帯に2枚ずつ布マスクの配布を行う決定を下しましたね。

皆さんはこの発表を受けてどう思いましたか?

世論はご存知の通り誹謗中傷の嵐です。

社会学者の古市氏は皮肉たっぷりにマスクを2枚顔面に付けた写真を投稿し、作家の百田氏も「エイプリルフールのつもりか」と反発する始末。

安倍政権の低脳振りを露呈する形になってしまいました。…と報道されていますが、果たしてそうなのでしょうか?

確かに、緊急事態宣言を早期に発令した中国がコロナウイルスの封じ込めに成功したことや、全世帯への給付をマスクではなく現金にすればもっと経済が回るなど、分かりやすい措置の仕方はたくさんあります。

では、政府が緊急事態宣言や現金の給付をしないのは低脳だからなのでしょうか。

確かに中国では現在コロナウイルスの脅威は収束に向かっており、緊急事態宣言による外出禁止措置が功を奏したように思えます。

そのおかげでコロナウイルスの死者数を3,300人で抑えられたという報道も出ています。

しかし、現在武漢で所有者を失った携帯電話が14万台あるのをご存知でしょうか?

その事実を知っていれば、中国のコロナウイルスの収束が緊急事態宣言によるものだけだったのか…真相が見えてくると思います。

また、現金の給付についても2009年のリーマンショック時に、政府は「定額給付金」1万2000円(子どもと高齢者は2万円)を全国民に配りました。

しかし、実際はその現金は「消費」に回りきらず相当額が「貯蓄」へと回ってしまいました。

つまり、政府が『国のために使用すること』を目的として現金給付を行っても、国民がその期待を裏切り自分勝手な行動をとってしまうということです。

つまり、マスク配布の是非は結果を見てみないと定かではありませんが、周りで喚いている人たちの意見は既に失敗のシナリオが見えている愚策ということです。

そして、最も強く僕が思うことは、決定に対して不満を言ったり「政府には期待していません」というのは勝手だが、言ってる自分は政府に変わる妙案や誰かの期待に応える動きをしてりるか?ということです。

これは、会社でも事業部でも店舗でも同じことが言えると思います。

本部と現場、上司と部下、社員とバイト、下が上に期待するだけの組織で良い仕事や良い人材が生み出されるとは到底思えません。

不満ではなく意見を、失望ではなく希望を、諦めではなく理想を、お互いに語り合い切磋琢磨できる関係こそ、全ての組織におきて在るべき姿だと僕は思います。

グチグチしか言えない三流タレントにならないようにだけ僕は気をつけようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?