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事務職に向かない人日記(本当にどうだっていいシリーズ)

どうにもこうにも事務職に向かない。

書類一枚でモノと金を動かすことの重みを日々日々ずっしりと感じており、とにかく焦ってやった気になってしまうくせに、考え過ぎな私には、どうも不適当な仕事である。
「あ、忘れました。」の一言で人を呆れされるのが得意で、本当に忘れたじゃ済まない事ばかりで、余計に自分で自分を苦しめる。ミスも一回二回じゃない。それ三回目だよ、みたいなのが多くて、他の人にも迷惑をかけているし、ほぼ毎日夢で会社の人(あるいは取引先の人)に叱られている夢を見る。

お陰で、土日休みの日は憂鬱で仕方ない。仕事が気掛かりで仕方ない。私が仕事を気に掛けた所でどうにもならないことのほうが圧倒的に多い。毎週末毎週末、気掛かりで気掛かりで仕方ないことを、毎週末毎週末日記につけ忘れるから、多分また同じことを繰り返す。流石にどんなことをし忘れたかを公開するわけにはいかないが、毎日3分でいいから一日を振り返る癖はつけたほうが良さそうだ。出来る人はとにかく書くのだ。
これだけ気をつけても次も同じ事をどうせ繰り返すだろうし、かと言って「もう同じ事は繰り返さん!」と誓えばプレッシャーになるし、心の中がぐっちゃぐちゃ。

こんな場所でプライドなんて別に役に立たないから、捨ててしまえればいいなと思う。人に迷惑掛けたくない、首飛ばされたくない、あれもこれもやらないといけないと思うと、後ろを通る人みんなが私にあれこれ言ってくる気がして、毎日怯えている。
そもそも論、あまり良い性格をしていないくせに、プライド高くて、ケアレスミスが多いなんて、事務職に向いているわけが無い。使い勝手が悪い。
その癖人の行動にいちいち怯え、「この人たちは私の事が苦手なんだろう。」という先入観を先に持つから、相談も報告もろくにできない。一人で抱え込まれて最後なんかあっている迷惑するのはあなた方なわけで、

"それは私のためではなく、あなた方の為に相談してるんですけど何か?ありがとうございます。とお礼を言うのは寧ろあなた方なんじゃないんですか?"

位の強い気合があれば、いいんでしょうかね。

3年やってる人にとっての当たり前と、2ヶ月足らずの人間の当たり前とじゃ、レベルが違う。
レベルが違うにしても、2ヶ月足らずの人間の 最低の最低限を平均化したところで、私はその平均値の下にいる。とりあえず今はクビになったら次なんの仕事しようかなあって考えている。私ほど仕事ができない社員は他にいないだろう。自分で自分を追い詰めているのは重々承知しているが、多分私が知らないところで私はまだ沢山ミスをしていて、きっとそれがコレから請求書切るときにたくさん出てくるのだ。
これが男性ばかりの職場で、理論的に怒鳴る人が多いほうが私には有難いのだが、女性同士は本当に余計厄介だ。めんどくさいから私の事は女だと思わないで、寧ろ性別の無い機械として扱ってくれたらいいと思う。いや、機械は基本的にミスしないからダメだ。機械にはなれない。

とりあえず休日は思い悩んで布団から出てこれない人間で、彼氏も居らず実家の世話になっていて、なおかつちょっと考え方が違う人で、触れないほうがラクなのだと思われたい。そんな奴に相談もされたくはないんだろうけど、相談するのは、私が困っているからではなく、抱え込まれて損をするのはみなさんですから、みなさんの為を思っての行動ですよ?くらいの気持ちでいたらいいのではないでしょうかね。

被害妄想と焦りと猜疑心。
その割に簡単に騙されて駆け引き出来ないんだから、世の中渡れないね。

ほんとは基本的に私性善説派なんだけどな。うん。
みんな各々の家族と生活を守るために働いてるなあと思うし、結婚してる先輩は早く旦那さんに夕飯作らないとだよね、残業してる場合じゃないよね、帰りたいよねとか思うし、普段冷たい社員さんにも娘さんがいると知った瞬間に、いろいろと許せるものが出てきたり。

結局ねえ、仕事の出来る出来ないを決める最後の判断は、「守るべきもの、ともに生きるひとがいるかいないか」な気がしちゃうんだ、今日この頃。

いるひとのほうが、きっと仕事できるよ。
愛すべき他人のために働けるんだもん。

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