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【ファッション】ブーツカットのはなし。

今年、ようやっとメンズファッションにブーツカットの流れが来ている。
そんな雰囲気を感じています。
おそらく以前から60~70'sあたりのカルチャーが好きな方からすれば、「やっとですか。」と感じているところでしょう。

ブーツカットに限らず、全体的なムーヴメントにこれらの年代のカルチャーに近しいことが色々と感じられているところです。

若い人たちの環境に対する考え方。
性別に関しての多様性。
当たり前の生活に対する、個人的な価値観の幸福。

いいと思います。
私もどちらかと言えば、このあたりの年代のカルチャーは好きです。
話が脱線しそうなので、戻しますと。
ブーツカットのパンツです。

古着などでも漁ることはできますが、世の中の流れ的にトレンド化すれば、ファストファッションブランド等でも展開されるようになるでしょうし、より今のトレンドにあったシルエットのタイプが発売されるでしょうから、無理に古着で漁る必要もないと思います。
特に古着だと、股下の長さであったり、全体的なシルエットが細すぎたり、色々と弊害があります。
現代には現代のシルエットがあると思うので、ここは注意をした方がよいでしょう。

ここから、私の個人的な好みの話と、その理由について書きます。

・Levi's 517、646

517はブーツカット、646はフレアカット。
裾の広がり幅、膝部分のワタリの絞り具合が主に違います。
股上はどちらもそこそこ深めです。
これら、Levi'sが好きな私はもちろん好きですが、履きません。
理由としては、ウエスト位置を高めにしないとダサいからです。
はっきり言って、腰骨あたりでウエストを合わせて履くと短足にしか見えず、そんなことなら履かない方がいいですよというレベルのシルエットになります。
脚長効果をうたう商品説明文を記載している販売ページもあると思いますが、それはハイウエストでシャツをタックインするようなスタイリングをするつもりのある人だけに有効な話です。
股上が深い分、ウエスト位置を下げることで股下が短くなるという結果から、このような足が短く見える視覚効果が起きます。
これから上記の2品番を古着なり、現行なりで買おうと思っている人はよく自分のラクなウエスト位置と相談して購入に至ることをお勧めします。
おそらくこの話はあまり色々なところで語られてはいないと思うので、私の記事を信用していただける方だけが失敗を防げる可能性があります。

・Lee 102、その他

もうざっくりとその他で。
私はブーツカットならLeeとほぼ決めています。
理由としては、股上です。
私は腰骨あたりのウエスト位置が好みなので、股上がLevi'sの517や646に比べて、浅めなLeeのブーツカットタイプやフレアタイプがバッチリ合います。
もちろんよく語られる脚長効果も、無理なく演出出来ちゃいます。
そしてLeeはエドウィン商事が生産していることから、日本製のものが多いというなんとなくの安心感もあります。
(※実際にデニムの生地感は大変好み。)
Leeなのにエドウィンみたいな概念は、私も以前ありましたが。
早めに取り払うことをお勧めします。くだらないので。
股上が浅いと言っても、ローライズと呼ぶほどの浅さではないので、心配せずにお試ししてもらいたいところです。
私はLeeでブーツカットデビューを強く勧めます。

・Wrangler

現行では探しづらいかもしれません。
ポリエステル100%のランチャータイプのパンツであれば、どこかのブランドなりセレクトショップがシューカットというような名称で販売しているような気もしますが、デニムだと結構ニッチなデニムショップとかでない限り、売っていなさそう。
ちなみに上記で挙げたセレクトショップの別注系は履いたことがありますが、シルエットから履き心地、あとは機能性もあったりでなかなか好印象でした。BEAMSだったかな。

そろそろ終わりの時間です。

どうでしょう。
もう少し語れることはあるのですが、長くなるので小分けにしますか。
しかしまあ、歴史的なことやら各ディテール、作りの話などはファッション的観点だけで見るとそんな必要ないし、調べれば出てくることがほとんどなので、あえて書くこともないかなと思っています。
ただ、知っておくことでコーディネートの参考になったり、ただのお洒落さんでは済まされないスタイルのある人に一歩近づける話でもあったりするので、興味のある方は調べてみることをお勧めします。

一過性の流行りで終わらせるだけでは勿体ない程に面白い、ブーツカットがかつて流行ったあの頃。
良かったらファッションを通じて、当時の文化にも触れてみてはいかがでしょう。


私は断然Lee!


TOP画はじめて借りてみた。
便利だし、ありがたい。

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