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【MONSTA X キヒョン/日本語訳】キヒョンが自身の1stソロアルバムを一曲ずつ紐解く【独占インタビュー】(220315 CONSEQUENCE)

MONSTA Xのメンバーである彼が自身のソロデビュー作品について一曲ずつ洞察を語ってくれた。

(中略)

MONSTA Xのメンバー達は7周年を迎えようとしている。彼らは2015年にデビューして以来、ファンと音楽作りを愛する心優しきグループとして世界に名前を馳せてきた。しかし、そのメンバーでありボーカルであるキヒョンは今週また新しいデビューをすることになった。彼はEP"Voyager"のリリースとともにソロとしての第一歩を踏み出す。

タイトル曲はキヒョンのボーカル力を存分に発揮できる、明るいピアノサウンドにフィーチャーしたロック調の楽曲であり鮮烈なデビューとなった。このプロジェクトに当たって、また他のメンバーがいないという経験について、キヒョンは複雑な感情を明かした。

「確かに負担はかなり大きかったです。でもそれと同時に達成感もひとしおでした。己の音楽を追求していると思えたことは素晴らしかったです。」

さらなる楽曲を渇望するファンに対してキヒョンは「これは始まりに過ぎません。待っていてください、モンベべ!」と元気付けた。このように約束しつつ、もっと多くのジャンル、その中でも特にジャズに挑戦する意欲があることを教えてくれた。

(中略)

Voyager

"Voyager"ではMONSTA Xの時とは全く違う、ユニークな音楽的魅力を出したかったんです。簡潔に説明すると"Voyager"は僕にとって新しいスタートであるとともに"旅人(voyager)"としての音楽の旅を表現している曲です。

今回リリースされたコンセプト写真の中に2人のキヒョンが出会うという画があります。そのうちの1人は未知の場所、新しい楽園へと旅をする"旅人のキヒョン"です。もう1人はすでにその楽園にいるキヒョンです。"旅人のキヒョン"はMONSTA Xのキヒョンであり、過去の経験を通じてその道のりを完成させていく様を体現しています。一方でもう1人のキヒョンは新しい始まりの示唆であり、ソロ歌手である未来のキヒョンです。

,(COMMA)

この曲では歌手であり、有名人であり、そして人前に立たねばならない人物である自分の感情を描き出しました。常に前向きであろうとする人間としてその考えや内なる感情に焦点を当てようとした曲です。僕と同じような立場でなくてもしんどい思いをしている人であれば誰もが歌詞に共感できると思います。

作詞をする前に"コンマ"の意味を調べてみました。そこには文や句の間の小休止とありました。一般的にコンマは次の句へと繋ぐために使われるので、困難な状況や経験にしばしば押し潰されそうになるという歌詞にその意味を織り込みたかったんです。最初からやり直したり、あるいは全く新しいスタートを切るためにはコンマが必要なのです。

RAIN

"RAIN"はアルバムの中でも最も深刻で絶望的な響きの曲です。歌詞の意味をうまく表現してそれを聞く人にも感じ取ってもらえるように、この曲をレコーディングする時には実際に自分がその状況に置かれることを想像しました。

僕が歌を歌うときは必ず歌詞に共感するようにしているのですが、"RAIN"の歌詞は別れの後の感情を表現していて悲しげです。歌の雰囲気に入り込むために、レコーディングルームではいつもシナリオを思い描かなければいけません。(今回は)割れたガラスや窓の破片が散らばった教会にいる自分を想像していました。その教会の真ん中で僕はひとり祈りながらこの歌を歌い上げるんです。


【原文】(by Mary Siroky)
※読みやすくするために文意を損なわない範囲で補足・省略している部分があります。
※元の記事には含まれない画像・動画を一部追加しています


【補足】
リムジンサービスでもレコーディングの際にイメージを思い浮かべる話をしていました。(リンク先14:11~辺り)ジャズに挑戦したいという内容も語っています。

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