見出し画像

【レポ】KEYLANDの永住権が欲しい

ずっっっと楽しみにしていたKEYLAND!!11月19日に遂に行ってきました。もう想いが溢れて残しておきたいことがいっぱいあるので忘れないうちに(といってももう1ヶ月経っていますが……)書き留めたいと思います。ライブレポももう3本目ですが未だに"どこまで書くか"という線引きが難しい。もっと細かいMCとか省いて自分の感じたこととかにフォーカスした方が短くまとまるし早く書き上げれる気もするけど、覚えている限りのことを全て書きたくなってしまう性分なので今回もお付き合いください。

【セトリ】

1.Gasoline
2.Guilty Pleasure
3.Another Life
4.Yellow Tape
-Ment-
5.Villain
6.Show Me
7.Hologram
-Dance Performance-
8.Heartless(新曲)
9.Saturday Night
10.Proud
11.Delight
12.Forever Yours
13.I Wanna Be
-Ment-
14.센 척 안 해
15.I Can't Sleep
16.Imagine
-VCR- Easy(新曲)
17.Bound
18.Helium
19.Ain't Gonna Dance
-Ment-
20.Eighteen (End Of My World)
21.Burn
22.Chemicals
-Ment-
23.This Life
~Encore~
24.BAD LOVE
-Ment-
25.G.O.A.T (Greatest Of All Time)

今回の座席はアリーナ30番台の上手側でした。センステもあったけど花道が短めだったので思ったより遠かったかも。でもメントでキーくんも言っていたようにぴあアリーナのスタンド席は2階から4階まで垂直になっている(ドームのように上に行くにつれて遠ざからない)のでセンステさえあればどの席でも楽しみやすい気がする。

入場するとSHINeeの曲が流れていて始まってすらないのに情緒を揺さぶられてしまう。もうSHINeeのペンライトを持っている人が沢山集まっているだけで幸せだし、シャティンスター(SHINeeの公式ペンライト)を振れる喜びを噛み締めていた。開演直前にキーくんのインスタストーリーが更新されていて今同じ場所で同じ時間を過ごしているんだと感動しながら"いいね"を押した。開演前のペンライトをペアリングする時間ではRunawayが流れていたんだけど、SHINeeの曲に合わせて皆んなでペンライトを振ってるだけでもう感無量になってました(早い)。

開演直前のストーリー

そうこうしているうちに一曲目のGasolineが始まり、本日の主人公の登場。スクリーンに映った瞬間から美しさに息を呑んだし、今回のKEYLANDのために新しく作ったキラキラの衣装に金髪、真っ白な肌で神々しいくらいに輝いていてSHINeeという名を体現しているなぁなどと考えたりした。夏のSMTにも参戦していたのでGasolineを生で見るのは3回目だったけど、ドームで聞いたGasolineとは全く別物に感じるくらい細かい音まで聞こえたし全身で音を浴びた。ぴあアリーナの音響の良さは噂には聞いていたけど本当に凄い。特に今回アリーナ席だったからか低音の響きが良かった気がする。

キラキラの衣装にキラキラのキーくん

呆然としているうちに二曲が終わってしまい、流れ出すAnother Lifeのイントロ。花道を歩いてセンステへと近付いてくるキーくん。去年のBeyondで先行公開された時からこの曲が大好きで生のパフォーマンスを見れることをずっと心待ちにしていた私はもうここで心臓が止まるかと思った。もしかしたら少し止まっていたかもしれない。

ダンスについて全く詳しくないので見当外れだったら恥ずかしいんだけど、キーくんのダンスってダイナミックでありながら一瞬一瞬で身体が生み出す曲線が本当に美しくて見惚れてしまう。あとカメラを見つけるのも上手で、会場のファン全員を見ていると感じさせられる気迫があるなぁと思います。ソロでもステージの空白を感じさせずに存在感で会場をいっぱいに満たしてくれるあの感じが堪らないですね。あぁ最高だなキーランド……。

あっという間に4曲が過ぎ去り、メントの区間に。さっきまで誰よりも鋭利で煌びやかなカリスマ"KEY"だったのに、喋り始めるとそこにはユーモラスでチャーミングな"キーくん"がいて。相変わらず日本語が上手なことは言うまでもないけど、MC役も通訳も入れずに異国の言葉でフリートークをしてその場を繋ぐスキルに改めて舌を巻いてしまった。まだ声出しができないことについて「僕は厳しい方だし、後でマネージャーに怒られるかもしれないから一緒に歌ってとは言えないけど……」と釘を刺しつつ「ほどほどに……ね、ほどほど、You know what I mean」と皆んなの声を聞きたい本心が漏れ出していて笑いを誘っていた。1回目のメントの最後には「それでは次が最後の曲です」と冗談を言って皆んなが「え〜〜〜〜〜」と残念がる声を上げると、「そうこれこれ!このコントだよ!」「これで終わったらコンサートじゃないでしょ。リリースイベントくらい。」と楽しそうに笑っていた。どのタイミングだったか忘れたけどキーくんが「あ〜〜コンサート楽しいな〜〜」と言った時は涙が出そうなくらい嬉しかった。

次の曲を紹介するときにも「この曲にはYou can call me villain(villain!)뭐든 상관없어(없어!)っていう掛け声があるんですけど……」「まあ手拍子でも良いし別に手拍子じゃなくても……ほどほどに」とやっぱり声出しを諦めきれない様子。ここからの三曲はハンドマイクでのパフォーマンス。ジャズアレンジのVillainは怪しさが増してオリジナルver.とはまた違った良さがあったし、かと思えばShow MeHologramでは圧倒的スターオーラを見せつけられて表現の引き出しの多さに驚かされた。

三曲続けて披露したところで一度キーくんが捌け、ダンサーさんのパフォーマンスコーナーに。それぞれのダンススタイルの違いを見たりして楽しんでいたら、 その流れのままいきなり衣装を着替えたキーくんが再登場。ソウルコンの時にあまりの可愛さに衝撃を受けた猫耳帽子の衣装での登場に息が止まるのを感じた。しかも元はピンと立っていた耳がへにゃっ……と完全に脱力してしまっていてそのキュートさに悶える私。そんなオタクのことも知らずに新曲Heartlessを披露するキーくん。可愛さの暴力に慄きながら必死に目に焼きつけましたがこれもキーくんらしさが詰まったダンスチューンで最高でした。来年のリパケに収録される予定(でもタイトルではない)とのことで音源を聴けるのが今から楽しみで仕方ない。本当にキーくんの曲からしか得られないものがありますね、Key-POPとはこのこと。

折れてしまったお耳の可愛さ……

新曲披露の次はSaturday Night。土曜日の公演だったのでリアル土曜日の夜に生Saturday Nightを聴けることを秘かに楽しみにしていたのですが、本当に幸せな時間だった。贅沢すぎる。今回ある程度楽曲と衣装をリンクさせてセトリを組んでいたと思うのだけど、最初の衣装での熾烈でパワフルかつ煌びやかなパフォーマンスからは打って変わって二番目の衣装ではポップで心躍るようなステージを見せてくれた印象。Delightのラストでダンサーさんが"SHINee WORLD"の文字を作る演出(リンク先ソウルコンの映像参照)には思わず口角が上がったし、Forever YoursI Wanna Beの多幸感で胸がいっぱいになった。

怒涛の6曲を披露するとそのままメントに突入。「地球の水、全部キーくんが飲むから」と言って水をガブ飲みしながら呼吸を整えるキーくん。「グループだったら誰かが喋っといてくれるけど一人で全部しないといけないから……」とのこと。セトリを見てもらうと分かると思うのですが、今回VCR1本とダンサーさんのパフォーマンスがある以外はずっと曲かMCで出ずっぱりのハードな構成。KCON Premiereのビハインドでは「僕はもう歳だから2,3曲踊るだけでしんどい」って言ってたと思うんだけど凄まじい体力……。

どこのメントで何の話をしていたかあやふやなので以下メントの小ネタを箇条書きで。

  • 🔑「(日本の)SMTOWNも来た人〜〜??」
    👥(挙手)
    🔑「お〜〜大抵……笑」

  • ミノとはよく会うしオニュとはよく連絡を取る

  • 「SMTOWNのMCでもミノと喧嘩してステージよりもMCの動画がRetweeted……?リツイート……?されたのをマネージャーに見せてもらいました」

  • テミンがたまに練習室に顔を出すが、踊り疲れていたら練習室を覗いてきて「何してるのー?」と言われたので「見て分からないの??」となった

  • ハリーポッターのコラボカフェ&ストアに行った

  • 🔑「TBSの何十周年のやつですよね?僕よく知ってるから笑」

  • いつも髪が伸びるのが早いのでソウルコンの前に髪を切ったら思ったより伸びず前髪が短いままコンサートしないといけなかった

  • 🔑「もう一年くらい金髪はしないかと思ってGasolineの時にもっと濃くするために染めたけど人の心はすぐに変わってしまうからこのために5回ブリーチしました」
    🔑「でも大丈夫!キーくんの髪の毛は超元気だから!!
    🔑「グリーンピースとか食べるから」

  • 日本は食べ物が美味しいから日本に来るとダイエットをするのは無理

  • 🔑「これが終わったら我慢します」
    👥「え〜〜〜〜〜」
    🔑「ですよね、じゃあしません」

  • ("キボマお昼何食べた?"というボードを読んで)昼ごはんに食べたケイタリングのうどんが美味しかった

  • 白子ポン酢を初めて食べたり青山で蕎麦を食べたりした

  • 🔑「油そばはテミンくんのでしょ、僕はふつうの蕎麦」

  • SMTOWNの時は時間が無かったので今回こそ絶対にドンキに行く

メントで存分に楽しませてくれた後はすぐに次の曲へ。ハンドマイクで센 척 안 해(One of Those Nights)のアコースティックver.を丁寧に歌い上げてくれた。ただでさえ大好きなこの曲、去年のBeyondで披露していたアコースティックアレンジを生で聞いてみたいとずっと思っていたので、アコギのイントロが聞こえてきた瞬間に限界まで集中力を高めて聞き入った。キーくんのちょっとハスキーな声がどこか切ないR&B楽曲と出会ったときの質感と、アコースティックの伴奏をバックにキーくんの声が静かに響きわたるのが言葉にできないくらい良かった。今回声出しもハンドクラッカーも無く限りなく雑音の少ない状態でこの曲を聞けたのは良かったかもしれない。

I Can't Sleepは元々'Gasoline'のアルバムで一番好きな曲だったけど生で聴いてもっともっと好きになった。キーくんが自分の経験から作詞した曲を本人の歌声で直接聞けるって改めて有難いことだなぁと思いました。続いて英語曲Imagineのパフォーマンス。海外の韓国語話者ではないファンのためにアルバムに必ず英語曲を入れると語っていたことを思い出したりしながら、こうやって同じ時間を共有できる幸せを噛み締めた。

ここで新曲EasyのVCRが。アップテンポで強烈なHeartlessとはある意味対照的な、夢幻とか神秘とかそんな言葉が似合うような楽曲で、コレオも音にハメるというより遷移を綺麗に見せるような動きが使われていてキーくんの新しい一面が見れた気がする。VCRを挟んで、白い衣装に着替えたキーくんが登場して3曲を披露。最初の2着とはまた違った雰囲気で、楽曲もどこかミステリアスで宇宙を感じさせるようなセレクトだったと思う。

3曲続けたあとにまたメントがあって、ここではどの衣装が一番好きかペンライトを振って投票するように言われた。2着目の猫耳帽子が忘れられないもののどの衣装も捨てがたくて全部にペンライト振っていたら「全部に振ってる人いるでしょ〜〜」と言われてギクッとする私。その後の「でも嬉しいよ」という言葉には全面降伏してしまった。どの衣装も人気だったけどやっぱり2着目でペンライトを振る人が多く、「韓国でも同じ感じだった」と言っていた。ここでもキーくん節が炸裂していたのだけれど、"無効票"という日本語を知っていたのにはさすがに驚いた。

メントのあとにはハンドマイクでEighteenをじっくり聞かせてもらって、キーくんの声ってやっぱり特別だなぁと思った。マイクスタンドを使ったBurnのステージでは、真っ白の衣装を纏って照明を一身に受けながらマイクに歌声を吹き込む姿がとにかく格好良くて、キーくんのことがもっと好きになった。ボーカルをしっかり聞かせる2曲から更に雰囲気を変えてChemicalsでは力強いダンスでまた魅了されました。本当にこの人、何でもできる。

スタンドマイクとキーくん

Chemicalsが終わるとまたメントが始まって「次が最後の曲です。」と言うキーくん。皆んなが別れを惜しむ声を上げると「まぁアンコールはありますよ。」と言っちゃうところがキーくんらしくて笑ったし、「2分30秒くらいしたら出てくるから」とまで教えてくれてなかなかに斬新でした。(アンコール前の)最後の曲This Lifeについて、初めてのキーランドでは(本当の)最後の曲として寂しい雰囲気で歌ったけれど今回は楽しく歌いたいという話があって、「みんなでジャンプしてください、それはイリーガルじゃないから(笑)」と言われた。This Lifeはキーくんが芸能界を辞める時をイメージして作詞した曲なので私の中ではどうしても切ないイメージがあって、最初は正直この曲を楽しく聞けるのか……?と思っていました。でも実際に曲が始まってリズムに乗っていたら本当に楽しくて、この曲ってこんなにキラキラした曲だったのかと再発見できて面白かったです。

予告通り2分30秒ほどするとコンサートグッズのパーカーに着替えたキーくんが再登場してダンスイントロからのBAD LOVE。20曲以上ステージをこなした後でもダンスのキレが全く鈍らなくて最後まで圧巻のパフォーマンスでした。

曲が終わるとキーくんがダンサーさんを1人ずつ改めて紹介してくれた。この時に誰がどの曲を振り付けしたのかということまで教えてくれて、ライブ序盤の演出といいダンサーさんへのリスペクトも素晴らしいなと思った。チームKEYの掛け声"I love my job! ×3"もしつつ記念写真も撮影していよいよ近付くお別れの時間。

すると「横浜で終わるのは寂しくないですか?」と言ってニヤッとするキーくん。予想外の言葉に息を呑んでいると本人の口から来年3月大阪城ホールでの追加公演の発表があり会場はこの日一番の盛り上がりに。キーランドを楽しみにしすぎていてこれが終わったらどうやって生きていこうかと割と真剣に悩んでいたのでキーくんがまた楽しみをくれることが本当に嬉しかったし、「こうやって発表するのもやっと戻ってきた」と言うキーくんの表情がすごく嬉しそうで忘れられない。最初の方のメントで「前みたいにまた年に何回も会えるようになってほしい」と言っていたけれど、こうやって"また会える"と思いながら会場を後にできることも少し前では考えられなかったし感慨深いですね……。「来年はSHINeeやらないと」とのお言葉も聞けたので色んなことを楽しみにしながら来年も生きていけそうです。

(本当の本当に)最後の曲は、今回のコンサートタイトルにもなっているG.O.A.T (Greatest Of All Time)。Proudとどちらを最後にするのか悩んだけどG.O.A.Tが"美しくて寂しい"のに対して、Proudは終演したあとも席から立てなくなりそうな感じがするからG.O.A.Tを選んだとのこと。(このニュアンスを日本語で伝えられるの凄い。)"겨우 시간쯤 흘러가도
여기서 만나자(時が流れてもここで会おう)"っていう歌詞の曲をコンサートの最後に歌うのあまりにも粋だし、最後の曲で名残惜しいはずなのにとにかく楽しくて、今もこの曲を聞くと思い出が甦って幸せな気持ちになります。最後に客席に向かって深々とお辞儀をしている姿を見て"キーくんは1人でもしっかりSHINeeなんだな"なんて考えたりもしました。


ずっと楽しみにしていた公演だっただけに期待値もかなり高く臨んだのですが、それを遥かに超える楽しみと感動をもらってキーくんのこともキーくんの曲もさらに好きになれた時間でした。キーくんのことなので今回も構成や衣装や色んなところで自分の考えを注ぎ込んだのが容易に想像できるけど、歌にダンスにトークに全てが充実していて万能鍵のキーくんにしか作れない公演だったと思います。来年の城ホ公演も参戦予定なのでまた会えるのを楽しみにしています!しあわせなじかんをありがとう!!


※公演の写真は田中聖太郎写真事務所より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?