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個人的ラジオ神回2022・15選

個人的なラジオ神回をまとめてみました。かなりおすすめです。アーカイブのリンクがないものは、何らかの方法で聴いてください。


①1.11 Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ニッポン放送) 『Rと松永の年末年始』

圧巻のオープニングトーク。売れっ子の年越しを経験したかと思えば、R-指定のほのぼの帰省エピソード、松永・朝井リョウのイカレ初詣(松永7万円+5万円貸)。松永ネット民に突然の思い出しブチギレ。時計とかシーリングライトとかエアロバイクを爆買いして捨てる松永。終始Creepy Nutsってラジオ上手!変!面白い!という原点を感じさせるような回。

② 1.17 菅田将暉のオールナイトニッポン(ニッポン放送)ゲスト:松坂桃李

オープニングは休日に一人ボウリングに行った話。実はこの回の肝はこのトーク。菅田将暉ANNの最大の魅力、「みんなの兄ちゃん」感がよく出ていて最高のフリートーク。この時点で神回なのに7回目の登場、松坂桃李。相変わらず遊戯王の話をたっぷりして、そば作りを語り、置き土産のように「趣味タク」を残していった。

③ 1.22 バナナマンのバナナムーンGOLD(TBSラジオ)『爆食い日村の食欲大解放旅』

「にけつッ!!」にてケンコバさんに正月旅行での爆食いっぷりをばらされた日村さん。設楽さんが食べたものを読み上げていくと、焦り、ビビり、怯え、あらゆる言い訳を並べて勝手に追い詰められる日村さん。ケンコバさんをなぜか裏切り者扱いする日村さん。日村さんは、まるで設楽さんの尋問力が強すぎるかのように話しているが、日村さんが弱すぎるだけである。この週以降も定期的に話題に上がるなど、バナナムーンの2022年を代表するエピソードとなった。
(+2.11 『ケンコバ追加情報』・10.14 『またバラされる』)

④ 3.9 フワちゃんのオールナイトニッポンX(ニッポン放送)ゲスト:佐藤栞里

同日の記者会見にてオールナイトニッポン0へのお引っ越しが発表。しかし名物ディレクター田口さんだけ担当番組の都合で改編突破できず。そんな田口Dをスタジオに招き入れ、二人でタイトルコールをする「エモい」感じに。一連の流れを聴いた、ゲストでありヘビーリスナーの佐藤栞里は登場と同時に号泣。「ANN0」の大きな風船まで持ってきた。最後のカラオケゾーンでは佐藤栞里が覚醒。ピュアすぎてイカれていて最高な佐藤栞里の魅力爆発の回。

⑤ 3.11 バナナマンのバナナムーンGOLD(TBSラジオ)『恐怖のホワイトデー2022』

バナナムーンといえば「季節の行事を大切にしている」。ホワイトデーは毎年、バナナムーンスタッフの紅一点、ADジャニオタさんへのプレゼントをバナナマンと男性スタッフ全員が買って来ることが恒例となっている。ADジャニオタさんが順位付けをするのだが、たいてい日村さんと作家のオークラさんがビリ争いとなる。今年も日村さんとオークラさんがダントツビリだった。日村さんはネズミのカゴに入った大量の動物の人形、オークラさんは自作の和の苔庭園をプレゼント。(※参考:設楽さん→プラダの水筒+中に高級いちご)・・・意味がわからない。ボケではなく“本気”なのである。なぜ一流の笑いのセンスを持つ二人が、プレゼントとなるとこうもひどくなってしまうのか。アフタートークや1週間後の放送でも追求を受け続け、二人ともいろいろ言っているが、やっぱり理解できないのである。しかも二人はヤバさを自覚できていないのもこわい。こわい。
(+3.18『ホワイトデー反省会』)

⑥3.29 Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ニッポン放送)『クイズ!上柳昌彦 あさぼらけ』

ANN1部への昇格を控え、2部最終回となった回。この回のメイン企画は、ANN0の次の番組である「上柳昌彦 あさぼらけ」の“受け”を聴いて、どんな回だったかを答える「クイズ!上柳昌彦 あさぼらけ」。番組の音源ではなく、次の番組のオープニングだけを聴いて、番組の歴史を振り返るという意味不明な企画である。しかしめちゃくちゃ面白い。そもそも上柳さんの受けがマトモじゃない。とんでもないベテランラジオパーソナリティなのに、手で屁こいて番組始めてるんですけど。とにかく1部昇格へ最高の弾みがついた。
余談になるが、結局このコーナーは東京国際フォーラムでの番組イベントでも実施。幕間でクイズが出題され、あさぼらけのオープニングテーマ「Hitchin' A Ride(夜明けのヒッチ・ハイク)」が流れると共に盛大な手拍子が沸き起こる様子は圧巻だった。

⑦4.6 佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ニッポン放送)『娘と箱根旅行』

「日本民間放送連盟賞ラジオ部門中央審査生ワイド番組部門」で最優秀を受賞したことでお馴染みの超神回。久々の娘とのデートに深夜まで気合いを入れて準備をしてしまう佐久間さんの健気さと、幸せな親子関係に、聴いているだけで笑顔がこぼれる素敵なエピソードトーク。これを受けて、子世代・親世代それぞれからメールが多数届き、佐久間さん(+作家福田さん)によるリアルな親子関係相談へ発展。放送中はなるだけ会話をしないスタイルのはずの福田さんが高1男子リスナーに対して「ふっざけんなよ!」としっかりキレているのもポイント。エンディングには感動的なメールが届き、つい涙がこぼれそうに。トークとメールで番組の展開が見事に創り上げられ、生放送のラジオの理想型ともいえるこの回は、名実ともに完全なる神回であった。

⑧6.21星野源のオールナイトニッポン(ニッポン放送) サブ作家宮森の大発見

星野源ANNはスタッフのキャラクターを引き出し、大活躍させるのがひとつの魅力。それが意外な形で盛り上がったのがこの回。「きんぴらごぼう×クリームチーズ」という新たなおつまみを発見したというサブ作家の宮森さん(みゃーもり)。自らのYouTubeチャンネルで「とんでもないおつまみを生み出してしまった」と銘打って生配信するくらい衝撃を受けたという。このことから、メールテーマを「大発見」にしたのだが、星野さんからネットで調べたのかと尋ねられると、まさかの「調べていない」ことが判明。宮森さんはなんでもそつなくこなすというイメージが番組内で浸透していることもあり、意外すぎるドジに大盛り上がり。エンディングまで2時間引っ張り、生検索・生検証。オチはご想像の通り。笑 星野源ANNらしい微笑ましい神回であった。
ラジオと関係ないが、YouTube生配信を消さずに残していることに拍手。終始ほくほく顔をしているけれど、この人はネットで検索していないと思って見るとすごく面白い。

⑨6.25 真空ジェシカのラジオ父ちゃん(TBS Podcast)#59 ゲスト:ケビンス さよならコンボイ!コンボイ卒業式

真空ジェシカ川北さんが「ケビンス 山口コンボイ」について26週36回に渡って言及し続け、うんざりした番組スタッフが山口コンボイをラジ父から「卒業」させるためにケビンスをゲストで呼んだ回。
敗者復活戦で絶賛全国区になりかけのケビンス。ケビンスの魅力が詰まった回になっていて、「はじめてのケビンス」にはもってこい。絶対ブレイクするので、要チェック。

⑩8.25 TOKYO SPEAK EASY(TOKYO FM)TAKAHIRO(プロダンサー・振付師)× 田村保乃(櫻坂46)× 藤吉夏鈴(櫻坂46)

櫻坂や日向坂の振り付けを手がけ、多くのメンバーから慕われるTAKAHIRO先生。アイドルと振付師のトークというのはなかなか聴けるものではなく、普段と違う角度での裏話などが新鮮でとても面白かった。
この回のポイントはTAKAHIROさんの話の聴き方・引き出し方の上手さ。小さなことへのクエスチョンをぶつけ、細やかに感情や行動を言語化させているのが印象的だった。こういうコミュニケーションから、唯一無二な表現が生み出されていくのだと感銘を受けた。表現者としての矜持とお茶目な人間性も溢れていて、坂道ファンはもちろん、音楽好きにはぜひ聴いてほしい神回。

⑪9.7 THE TRAD 9.9・9.16 THE TRAD FRIDAY IG STOCK BEATS(TOKYO FM)ゲスト:藤井隆

ハマ・オカモトさんと中川絵美里さんの音楽番組、THE TRADに藤井隆さんがゲストに来た回です。架空のレコードショップという番組の設定を忠実に守りながら、藤井隆ワールドに連れて行かれました。

スピンオフ番組「TRAD FRIDAY」ではハマ・オカモトさんとのタイマントーク。こちらはゲストの人生のターニングポイントを探るというコンセプトの番組。
骨折しまくりの少年時代、スーパーの鮮魚コーナーのアルバイトでの教え、「10年後に還暦」という事実を突きつけられブチギレる藤井隆。なぜかオカルト話に迷い込みながらも、「藤井隆」のこれまでとこれからを聴くことができる。
終始ずっと面白い。藤井隆はなんて魅力的な人間なんだろう。

そしてここで告知されているアルバム「Music Restaurant Royal Host」のコンセプトが何よりも素晴らしいのです。これを聴いて僕はロイヤルホストに駆け込みました。

⑫11.6 川島明のねごと(TBSラジオ) ゲスト:プラス・マイナス 『クイズ!ロッチ・コカドさんはなんて言ってるんでしょうか?』 

この番組の魅力は、毎回ゲストの芸人さんのためにオーダーメイドのコーナーを作るところ。今年の中で特に面白かったのが、「プラス・マイナスのクイズ!ロッチ・コカドさんはなんて言ってるんでしょうか?」。2週間前にもゲスト出演したプラス・マイナスであったが、突然繰り出された兼光さんによる、滑舌が悪すぎるロッチのコカドさんのモノマネが面白すぎて、史上最速のアンコール出演。滑舌が悪すぎるコカドさんが一体何を言っているかを当てるという、ただそれだけのクイズ。だけどとんでもなく面白い。

⑬12.6 タイムちゃん(FM FUJI) 代打:弓木奈於 

番組アシスタント矢久保美緒(乃木坂46)が仕事の都合で欠席。代打はモンスター弓木奈於(乃木坂46)。「沈黙の金曜日(FM FUJI)」でのアルコ&ピースとの掛け合いはもはや名人芸の域。いつ聴いても意味が分からない。弓木さんのトークを例えるならば、ボキャブラリーの引き出しにたくさん物は入っているのだけど、しまう場所を全部間違えているという感じ。慣れすぎていて弓木さんを基本「泳がせる」アルピーに対し、タイムマシーン3号はできるだけ違和感を拾いに行くスタイル。オープニングからフルスロットルの弓木ワールド。話が進んでいるようで進んでいない絶妙なグルーヴがクセになる。
この回の隠れた聴き所はタイムマシーン3号の100点満点のエピソードトーク。二人が乗ったタクシーが事故を起こしてしまったという話なのだが、エピソードの面白さに加え、ふたりの描写がうますぎて、紛うことなき100点満点。お手本のようなトークを持ってきたのに、番組全部聴いてみたら弓木にかき回されてることしか記憶に残らないという残念さ。笑
たぶん弓木奈於は近い将来バラエティに旋風を起こす。

⑭12.21「博多大吉、『M-1グランプリ2022』を振り返る。」(TBS Podcast)

これを聴かずしてM-1グランプリは語ってはならん!!!そう言いたくなるような超良質コンテンツ。現役で漫才をし続ける大吉先生らしい、審査の明確な基準と理由、そして審査員の苦労を聴くことができる。たまむすびの放送前の収録ということで、聞き役には赤江珠緒さん。赤江さんが優しくかみ砕いてくれるのも心地良かった。

⑮12.22 ナインティナインのオールナイトニッポン(ニッポン放送)『岡-1グランプリ』 ゲスト:ミキ昴生、ランジャタイ、東京ホテイソン、ザ・マミィ

トップバッターはミキ昴生。ミキがビートたけしにTHE MANZAIで「うるさいだけで面白くねぇな」と言われたことが明かされ、そこから混沌としていく。一段落したと思ったら2番手ランジャタイ国崎による怒濤のミキ昴生いじり。国ちゃんの悪たけし(わるたけし)が終始大暴れ。腹を抱えて笑ったという意味ではこれがナンバーワンかもしれない。 「あんちゃん、静かになって面白くなったら使ってくれよな。」 詳細は以下の記事をご覧ください。とても詳細です。

以上です。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。来年はどんなラジオに出会えるか、楽しみです!

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