あまね

出来るだけ楽に生きていきたい文字書き。お笑いが人生の基盤。ジェンダー研究。

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最近の記事

客席から見たお笑い、追記

こんばんは。先日お知らせした、フェミニズムサイトでの記事が公開されました。 https://note.com/sisterleemag/n/n99db4ae1b16f お笑いとフェミニズム、ミソジニーに興味があるかたは是非! 追記今回のものを書いてみて、女性から男性へのセクハラが看過されていることも同時に考えなければいけないと気付きました。Exit兼近さん以外ファンからの性的なアプローチをセクハラとして声をあげてはいない印象です。 昔あった「ゾッとする話」という番組で

    • お久しぶりです

      お久しぶりです。 去年7月に始めて8月を最後に更新しなくなったnote。 あれから紆余曲折を経てなんとか転職でき、やっと生活が安定してきました。 やっぱり一番の精神安定剤はお金ですね。 またお笑いについてつらつら書いていけたらと思います。あと、ジェンダーやフェミニズム、男尊女卑が顕著な日本語もテーマに書きたいなと思っています。 実は大学でジェンダー研究のゼミに入っていました(何故去年の自己紹介に書かなかったのだろう)。大学生活の四年のうち二年かけて卒論を書くところだったので

      • 公式のアップデート

        相席スタートの山崎ケイ氏が、よしログという企画で話していた言葉がある。 YouTubeですぐ出てくるので興味があれば見てみてください。 「来世はもっと面白いことを思い付ける人間になりたい、と思ってたけど、気付いたの。来世は、面白いって何か、なんて考えなくても良いくらいの美人になりたい。」 〝ちょうどいいブス〟で話題になった彼女らしい考えだと思う。 そもそも〝ちょうどいいブス〟という言葉は彼女自身が考えた言葉ではない。それまでブスなんて言われたことがなかった彼女に、同期であ

        • 異性装(女装と男装)と笑い

          どうして芸人界に容姿が馬鹿にされない女芸人が少ないのか。最近めちゃくちゃ気になっている。 セクハラが酷いというのはよく聞く。 「漫才は男同士が仲良いところを見せるもん」と公言する上の人もいる。 そもそも〝女は不必要〟という空気があるのを肌で感じることもある。 コントで男芸人のコンビが女装することがままある。 そして、出てくるだけで笑いが起きることもある。この笑いはどういう感情の笑いなのか。 〝女はかくあるべき〟という予想から外れた笑いなのか。 ジェンダーロールから外れれば笑

        客席から見たお笑い、追記

          馬鹿にしない笑い

          自分は女で、芸人が好きだ。そして好きになれる女芸人を探している。 今のところ海原やすよ・ともこさんくらいしかいない。ただ、ネタの内容がめちゃくちゃ好きなわけでもない。 男社会を見すぎて、自分が女芸人を求めていないのかもしれない。 女芸人は脱ぐか、容姿を馬鹿にされるか、日常に出会った他人をバカにするネタばかりで、普通にネタを評価されている人をあまり見ない。 おすすめの方がいれば教えて欲しい。 個人的な感覚だが、関西は毒を求める傾向がすごく強い気がする。ただ、面白くないと毒に

          馬鹿にしない笑い

          引きこもり

          仕事を辞めて2週間、本当に引きこもりだ。 休職していた7月も、1ヶ月のうち5日くらいしか外に出てない。必要な手続きはまだ残っているが、必要な書類が会社からまだ届いていないのでそれまで好きにすると決めた。 noteを更新していないここ最近、友達にしか見せていない小説をほぼ毎日書いている。 今やりたいことがそれなので、とりあえず書き続けている。自分の思考のクセが分かってくるから面白い。 自分で書いた過去の漫才やコントのネタを読み返すと、やっぱり自分の好みではあったが大きな笑い

          引きこもり

          万引き家族、観ました。

          映画『万引き家族』の感想です。めちゃくちゃネタバレ含みます。 めちゃくちゃ泣いた。 きちんと作り手の意図を汲めたかは分からないけれども、〝家族〟に苦い思いがある人間なので色々刺さってしまった。 私自身母親に殴られたりゴミ箱にされたりして育ってきたので、安藤サクラさん演じる虐待されて育った女性が 「大事だから叩くっていうのは嘘。ほんとに大事ならこうやって…こうやって、ぎゅーってするんだよ。」 と虐待されている小さな女の子を抱き締める場面で号泣した。 そうなんだよなあ。 ど

          万引き家族、観ました。

          前提が違う

          本日2度目のnote。1度目に上げたものを根本から否定してしまうが、思い付いてしまったから仕方がない。 お笑いに関わりながら仕事をするとして、どう道を切り開けば良いかと考えた結果、とりあえず自分が書いた漫才やコントをひたすら上げようと計画していた。 しかし、そこで大前提に気付く。 芸人になりたかったため、漫才やコントは自分がやる前提で書いている。 これを公開しても意味がないのでは。 素人演劇で脚本も役者もやっていたが、お笑いと演劇は前提が全然違う気がする。 演劇は架空

          前提が違う

          構成力

          どうすれば思い付いた欠片を〝面白く〟まとめられるのか。 最近よく考えるが、そういうとき思い出す言葉がある。 私は頭のよい人達に囲まれて育ってきた。 より頭をよくするための方法としてよく聞いたのは「成績が良い人の勉強法をまるまるパクれ」だった。 いま私が求める勉強法を開示してくれる媒体はとても少ないので、こういう時、お金がなくとも繋がりがあるプロが羨ましい。 どう努力すればいいのかが分かる、ってめちゃくちゃすごい。一番強い。失敗しても良いから思い付いたこと試しながら進むし

          視神経の呪い

          私の視神経には呪いがかかっている。 自分の姿が醜く見える呪いだ。 まるで本当は醜くないような言い回しだが、生まれてこのかた美しかったことなどない。 成人時の前撮り(成人式の前に成人記念の写真を撮ることを前撮りと言う)は女装したゴリラがメイクしているようにしか見えず、 「何枚か選んでください。」 と言われても直視することすら辛かった。拷問のような時間が過ぎた。 友達と撮った写真を見返すのもつらい。 こんなゴリラだが、何故か外見を誉められることもあった。 ひたすら困惑した。

          視神経の呪い

          原点回帰

          過去に「芸人を諦めるには」という題であげたnoteがある。 ざっくり言うと、人前で何かをしたい、芸人になりたいという欲を諦めるために努力しているという現状を書いたものだ。 それを書いてから思い出したのだがそもそも私が一番最初に人前でしたいと思ったことはお笑いではなかった。 人前で何か話したいと思うようになったきっかけ、いわば原体験を思い出したので残しておこうと思う。 小学生の頃、国語の授業で教材の詩を読んだ。それほど長くないものだ。 最初は小学生らしくある程度ざわざわし

          原点回帰

          健康に必要な要素

          久しぶりに寄席に行けた。 満足感のある人選とネタの内容、一緒に行ってくれた友達との楽しさも相まって、生きていて良かったとさえ思った。この半年分の幸せが昨日1日に圧縮されて押し寄せたのではと思うほどの多幸感。しみじみ噛み締めた。 私は自分を〝人より体力が無い〟と思っていたのだが、色んなとこに気力を取られて踏ん張りがきかない状態なのかもしれない。 実際、昨日もほぼ完徹の翌日にも関わらず、朝から晩まで友達とはしゃぎ続けて夜には山を登ったりした。 この気力が平均してキープ出来る状態

          健康に必要な要素

          芸人を諦めるには

          まるで芸人だった時期があるような題ですが、「辞める」ではなく「諦める」理由です。 目指すのを諦めるための努力をしています。 関西生まれ関西育ち、吉本が大好きです。 中学高校の間、演劇部に入って漫才やコント、50分ほどの脚本を書き続けました。 学校行事で10分ほどのコントをやれば爆笑の嵐。 後日同級生は 「体育館の外にいたけど笑い声につられて見に入った。めちゃくちゃ面白かった。」 と言ってくれ、全然知らない生徒や教師にも呼び止められ誉められました。 一丁前にトークも必要だと

          有料
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          芸人を諦めるには

          7月を振り返る

          今日から無職だ。 退職日は7月31日だが、7月はほとんど家に引きこもっていた。外に出た日数はものすごく少ない。 おかげで眩暈や耳鳴り、自殺願望などが薄まっていった。 貯金が減るのは痛いが、傷だらけの過去を整理する良い機会になっている。 職場に置いていた荷物などを取りに行ったが〝辞めて良かった〟としか思えず、とても気持ちが軽くなった。 大学を出てから、バイト期間を含めると色んな仕事をしてきた。振り返ると、職探しの上で間違いだったと感じる指針がある。 それは、 仕事内容に

          7月を振り返る

          自己紹介

          はじめまして。あまねと申します。 今月noteを始めたところなので自己紹介をば。 体が弱いため無職とバイトと正社員をローテーションしています。今は無職のターン。 正社員は無理がありました。 心身を健康に保って生きるためにフリーランスを目指しています。 ですが、「自分が出来ること」で「他人にとっても価値があること」は何か分かっていません。 それを探りながら、貯金を崩しながら、何とか生きています。人生迷子です。 以下に自分が出来ることをつらつら書いておきます。 読んでくださ

          自己紹介

          エンターテイメントに残るもの

          お笑い文化が好きだ。 あらゆる全てを許しているわけではない。誰も傷つけない笑いが好きだ。 最近、お笑いライブについて言及していた芸人の過去の話を幾つか思い出す。 ある芸人は「ライブのアンケート見たら〝かっこよかった〟ばっかり書いとる。何を見に来とんねん。」と怒っていたことがある。 確かに〝面白い〟を追求してどれが使えるか精査しようとしている場で、返ってきた反応が的外れなら怒りたくもなるだろう。同情した。 別の日、まったく別の芸人はこう言っていた。 「コンサートも映画も舞

          エンターテイメントに残るもの