異性装(女装と男装)と笑い

どうして芸人界に容姿が馬鹿にされない女芸人が少ないのか。最近めちゃくちゃ気になっている。
セクハラが酷いというのはよく聞く。
「漫才は男同士が仲良いところを見せるもん」と公言する上の人もいる。
そもそも〝女は不必要〟という空気があるのを肌で感じることもある。

コントで男芸人のコンビが女装することがままある。
そして、出てくるだけで笑いが起きることもある。この笑いはどういう感情の笑いなのか。
〝女はかくあるべき〟という予想から外れた笑いなのか。
ジェンダーロールから外れれば笑って良いものなのか。
「彼らは笑ってもらいたくてやっている」という前提があれば笑って良いものなのか。
私にはよく分からない。

あまりにもカツラがばさばさだと正直びっくりするし、〝あー話の内容より出オチ狙いなんかな〟と思う。そういう場合、外見の違和感をネタの内容が越えてくることがあまりない。

同じように、女芸人が男装することが笑いに繋がるだろうか。企画と見せ方によるかもしれない。
〝女を捨てています〟と見せるために元から男のような服を着ているように感じる人もいる。

女性にみえることと、男性に見えること。それぞれの身体にイメージが付きすぎているのではなかろうか。女はこういうもの、男はこういうものという性的役割を過剰に上乗せしているのでは。
笑いってそんなに男に腹を見せんとでけへんのか?笑いとはそもそも何か?観客の慣れの問題なのか?
疑問がめちゃくちゃ沸く。
自由研究がしたい。

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