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勉強のコツ 11

こんにちは。前回までの研究の内容を知るというシリーズから、もう少しすそのの広い勉強ということにフォーカスしていくつかの動画を作りたいと思っています。

勉強のことを好きでは無い人がよく言う言葉として、勉強なんて役に立たないと言うことがあります。

人間は一般に自分の興味がある事をよく評価して、興味のないことを評価しない、自分を正当化する傾向があるので、こういう言葉をそのまま、話している人の本心だと思う必要はないのですが、しかし子供たちの中では、なぜ自分は学校で習うようなことを勉強しなければいけないのかということを疑問に思っている人もいるかもしれません。いや一度はこの疑問を考えるものでしょう。

実際は勉強が重要だということに関しては誰も異議を唱えることができないと思うのですが、私が最近新たに強く認識した勉強の意味についてここで少し話してみたいと思います。

そもそも知ると言う事についてです。1番劇的な例は言葉を知ることです。

勉強に興味がない多くの人も、比較的英語を勉強するとことに関して寛容に、その価値を認めている気がします。けれど実は国語算数理科社会と外国語以外の教科に関しても、言葉を勉強していることに他ならないということが言いたいのです。

化学に興味を持って勉強したいと思った時に、薬学部の友人から説明されたのは各分子が文字で相互のつながりが文法で出来上がる化合物が文章だということでした。化学は言葉かとその時とてもすっきりわかって感動しました。

言葉を知らないと人が伝えようとしている内容を理解することができません。実は数学や理科もこれと何も変わらないのです。 その言葉が持っている特有のロジックについて理解を持っているか持っていないかで見える世界が変わってきます。

皆さんは疑問に思った事は無いでしょうか?学校の先生はなんであんなにわからない内容の授業するのか?教科書や参考書だってわかりやすく書かれているはずなのになぜそう書かれているのかその意味を理解できないことが多いのではないでしょうか。
これは自分が日常遭遇する風景の中にその類似した例を見ることができます。

画像がうまく羽込めているか初めての試みなのでわからないですかこれは東京駅の風景です。
今山手線降りて京葉線のホームに向かっていきたいと思っているとします。どうでしょうかこの看板。どこに行ったらいいか全くわからないのではないでしょうか。

しかし実はこの看板の指示通りまっすぐ道を進んでいけば良いだけなのです。この矢印は何を意味しているかはっきり解りません。 しかしこの指示通りいけば確かにあなたは京葉線にたどり着けるのです。

教科書や学校の先生から指導受けている時見ているのはこの看板そのものです。看板からは複雑で一体どこにたどり着いていいのか全く判りません。

しかしこれをデザインした人も全く馬鹿ではありません。ちゃんと給料もらってこの仕事を遂行しているんです。実は当たり前のことですがこの看板をデザインし配置し誘導するときにも実に多くの知恵が使われているはずです。さまざまな細かな計算と設計の上に成り立っているのです。

しかしそれをこの看板を見ただけの人はこのことまでに思いが至るでしょうか。
もっと言えばそもそも日本語が読めない人にとってこの看板は理解することができないものでしょう。

指導する人や教科書やそういったものを理解するためには、その背景を知る必要があります。それが言葉であります。法則であります。

そういった法則を理解することができる人にとっては日本語読むことができる人にとってはこれらを掴むことができます しかし知らない人にとってはどうでしょうか

つまりある種おかしな話ではあるのですが、その教科書を読めるようになるために、授業の内容を理解できるようになるために、「一人で教科書を勉強できるようになるために」勉強をするのです。

ルールを知る人間になりましょう。それが何よりも学ぶことの意義になるのです。


他の人が右に向けると言えば右に向く人生はつまらないと思っているのではないでしょうか。 他人の支配から自由になりたいと強く思っているのではないでしょうか。
他人に左右されない自由な道を進むためにはルールを学ぶ必要があります
それが学校で勉強することの意義なのです。

実際には勉強の重要性については耳にタコができるほどよくわかっている人が殆どだと思います。他人がいいと言ったことを信じる多くの人にとっても。それをいかにするコツについての方がより知りたいひとが多いように思います。

比較的学校で良い成績を収めることができた自分が学んだ経験則からいくつかの勉強法のコツについてここであげてみたいと思います。これはあくまでも昭和的な教科書を忠実に学んで知識を増やすと言う学習のやり方で、実は今の時代にはあまりそぐわないのかもしれません。しかし資格試験等知識量のハードルを越えるためのコツとしてはまだまだ十分実用性があることだと考えています。

1つ目。ながら勉強をしない。テレビを見ながら、音楽を聴きながら、はやはり勉強の邪魔で効率が落ちます。カフェ勉強も実は周りに気が散ります。静かな自分の部屋や図書館などの自習室がやはりベストです。

2つ目。勉強は自由時間があるならその1番最初にやりましょう。 中学生や高校生のように学校に行ってる人は放課後家に帰ってきて、食事をする前にやるのがコツだと思います。逆に言えばこの勉強が終われば好きに遊んでいいと言うふうにメリハリをつければいいのです。

3つ目。目標を細分化して1日で簡単にやりきれる量を設定して、しかしそれを毎日継続してやりましょう。教科書や参考書は少ないものでも200ページぐらいになります。これを1日、2日、1週間ぐらいでやり切る事は普通不可能です。200ページの本なら 毎日6ページか8ページずつ1ヶ月をかけてやり切りましょう。

勉強に集中して出来る時間は個人差もあるでしょう私自身の体感としてはせいぜい30分から1時間といった感じです。この範囲に収まるようなもの1つの単元としてそれを実施するようにしましょう。 無理に3時間ぶっ続けにするような時間を設定しても必ず心が折れてしまいます。
しかしこのやり方はバリエーション増やすことができます 例えば英語30分国語30分数学30分と言うようなやり方だと存外くなく勉強し続けることができます しかし1時間半英語をする、1つの本をするというのはかなり根性がないとできません。
4つ目。必ず机に座ってやりましょう。背もたれがないような状況で勉強しても長時間することは無理です。寝転がって勉強したりすると30分もしないうちに疲れてしまいます。勉強机のある意味を考えましょう。 机に座ってれば1時間2時間続けることもそれほど辛くありません。しかし寝転びながら2時間勉強するというのはとても難しいです

5つ目。自分の口で説明できるように勉強しましょう。英語の場合だと1番わかりやすいのですが、英語を訳す場合、例えば頭の中で何となく意味がわかったような気になることがあります。しかしこの何となくわかったと言う感覚でも、言葉で表現すると思った以上に困難です。なんとなく読めたような気で止めずに自分の言葉で言い換えてみましょう。理解したことを自分の言葉で説明できるようになって初めて本当の理解になります。これは実は英語だけではなくあらゆる教科でそうしたことが言えます。 だから参考書でも練習問題を実際に鉛筆を動かして解いてみることがとても重要になります。それが本を勉強する1番のコツです。

6つ目 どうしても眠くなったら寝ましょう。学習に睡眠は重要です。記憶の定着のためにも寝ましょう。

どんとこいサイエンスアンドテクノロジー。今回は勉強の意義とそのコツに関して話しました。

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